ポメラニアンの性格がきついのは誤解?オスとメスの違いや欠点も

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ポメラニアンの性格がきついのは誤解?オスとメスの違いや欠点も

ポメラニアンの性格がきついと聞いて、迎える前に本当のところを知りたくて調べているところですよね。すでに一緒に暮らしていて、吠え方や嫌がり方が気になっている方もいると思います。

ポメラニアンの性格がきついと言われるのは、警戒心の強さと吠えやすさが行動に出やすいためだとされています。性格が悪い犬種だという裏づけは、今回見られた範囲では見つかりませんでした。

飼い主が「きつい」と感じる場面を4つに分けて、その場面の説明と家で確かめることを並べました。オスとメスの違い、欠点、向いている人の条件まで続けて読めます。

この記事でわかること
  • きついと言われる4つの場面と理由
  • 欠点とオスメスの違いの見方
  • 向いている人と向いていない人の条件
目次

ポメラニアンの性格がきついと言われるのは警戒心の強さから

ポメラニアンの性格がきついと言われるのは警戒心の強さから

ポメラニアンの性格がきついと言われるのは、警戒心が強くて吠えやすい傾向が行動に出やすいためだとされています。気が強いというより、周りの変化によく気づく犬だという説明のほうが実際に近いようです。

飼い主が「きつい」と感じる場面は、大きく4つに分かれます。下の表は、その場面と、家で確かめられることを並べたものです。

飼い主が見ている場面その場面の説明家で確かめること
来客やインターホンで激しく吠える音や人の出入りに反応しやすい傾向があるとされる吠え始めるのが音の前か、人の姿を見た後か
抱き上げようとすると嫌がる自分のタイミングを崩されるのを嫌がることがある抱く前に声をかけたときの反応の違い
他の犬に向かって先に吠える体が小さいぶん、警戒の合図を強く出していることがある相手との距離を変えたときに変わるか
前はしなかったのに最近怒る痛みや体調の変化が行動に出ていることがあるいつから変わったか、触ると嫌がる場所があるか

この4つは、同じ「きつい」という言葉でまとめられがちですが、家でできることがそれぞれ違います。とくに4行目だけは、しつけの話ではないので分けて考えてください。

右の列は、1日で終わる確かめ方になっています。インターホンの音だけを鳴らしてみる、抱く前に声をかけてみる、といった形で1つずつ試せます。

どれに当てはまるかが決まれば、あとは手当てを選ぶだけです。1行目と3行目は音と距離の話、2行目は触り方の話、4行目は体のほうの話になります。

吠えやすいのは番犬として扱われてきた歴史から

吠えやすいのは、小さくなる前の祖先がそり引きや番の役目を担っていたことが関わっているとされています。体は小さくなっても、周りの変化を知らせる役目のほうは残ったという説明です。

いぬのきもちの犬図鑑にも、注意深いところがあり、警戒したときや興奮したときに吠えやすい傾向があると書かれています。子犬のころから人や犬や物事に慣れさせることが、そこでの対策として挙げられていました。

つまり吠えることそのものは、性格の良し悪しではなく役目の名残だと考えられます。止めさせるより、何に反応しているかを先に見つけるほうが早く落ち着きます。

自立心が強く抱っこを嫌がることがある

抱っこを嫌がるのは、自分で動きたい気持ちが強いためだとされています。甘えてくるのに抱き上げるとすぐ降りたがるという、ちぐはぐな行動として現れます。

この行動が「わがまま」と受け取られて、性格の評価に変わっていくことがあります。ただ嫌がっているのは抱かれること自体ではなく、急に持ち上げられることのほうかもしれません。

家でできるのは、抱く前に決まった声かけを1つ作ることです。声をかけてから3秒おいて持ち上げるだけで、嫌がり方が変わる場合があります。

体が小さいぶん警戒の合図が大きく見える

警戒の合図が大きく見えるのは、体の大きさと声の勢いの差が目立つためです。同じ吠え方でも、小さい体から出ると「気が強い」という受け取り方になりやすくなります。

大きさの記載は出すところで少し幅があります。いぬのきもちの犬図鑑は体高18〜22cm・体重1.8〜2.3kg、第一アイペット損害保険のページは体高18〜25cm・体重1.5〜2.5kgとしていて、どちらも抱き上げられる大きさです。

相手の犬からすれば、自分より小さい相手が先に声を上げている形になります。距離が近すぎることが理由なら、距離を取るだけで静かになることもあります。

抱き上げると目線が人の高さまで上がるので、相手をよく見てしまいます。足を地面に付けたまますれ違えるかどうかを、先に試してみてください。

痛みや体調の変化が怒っているように見えることもある

痛みや体調の変化が、怒っているように見えることもあります。前はさわれていた場所を急に嫌がるようになったときは、しつけの問題として扱わないほうが安全です。

年齢が進んでから性格が変わったように見えるときも同じです。原因を家で見分けることはできないので、変わり始めた時期と嫌がる場所をメモして動物病院で相談してください。

この記事で扱うのは、健康な状態での行動の話までです。急な変化があるときは、先に体のほうを確かめてもらうのが順番だと思います。

同じ「きつい」でも、音に反応しているのか触られるのが嫌なのかで、やることが変わりますよ。

ポメラニアンは凶暴ではなく気性が荒く見える場面がある

ポメラニアンは凶暴ではなく気性が荒く見える場面がある

ポメラニアンが凶暴だという裏づけは見つかりませんでした。気性が荒く見える場面はありますが、そこには毎回きっかけと順番があります。

噛みつく行動も、何の前ぶれもなく始まるわけではないとされています。前に出ている合図に気づけるかどうかで、その後が変わります。

噛むまでには3つの段がある

噛むまでには、動きが止まる、目のふちが白く見える、低くうなるという3つの段があるとされています。ここで手を止めれば、その先に進まないことが多いようです。

段を飛ばして噛みに見えるときは、前の2つを見逃していた可能性があります。手を引っ込めるのではなく、動きを止めて体を少し遠ざけるほうが伝わります。

合図が出る場面は、だいたい決まっています。寝ているところを触る、食べているそばを通る、抱き上げようとする、の3つが多いようです。

すでに血が出るほど噛まれている場合は、家での対応を続けないでください。かかりつけの動物病院に相談して、行動を見てもらえる先を紹介してもらうのが先です。小型犬の噛みつきについてはチワワの凶暴は防衛反応という見方も参考になります。

興奮しやすいのは来客と散歩の出入り

興奮しやすいのは、来客のときと散歩の出入りのときに集まります。どちらも、状況が急に切り替わる場面です。

玄関で先に待たせる、リードを付ける前に座らせる、といった一手間を入れると落ち着きやすくなります。順番を毎回同じにすることが効いているようです。

反対に、出かける前に声をかけて盛り上げると、興奮の下地ができてしまいます。静かに準備して静かに出るだけでも違いが出ます。

慣れる経験が足りないと怖がりが強く出る

慣れる経験が足りないと、怖がりが吠えや噛みの形で強く出るとされています。気が強いのではなく、逃げ場がないから前に出ているという見方です。

子犬のうちに人や犬や生活音に慣れさせることが勧められています。ただ成犬になってからでも、距離を取った状態から少しずつ進めることはできます。

進め方のこつは、怖がる手前で終わらせることです。吠えてしまった日は近づけすぎた日なので、翌日は距離を1歩戻してください。

他の犬に吠えるのは距離が近すぎることもある

他の犬に吠えるのは、距離が近すぎて逃げ場がないことが理由の場合があります。相手が自分より大きいときほど、先に声を上げる形になりやすいようです。

散歩で試せるのは、すれ違う前に道の端へ寄って距離を取ることです。それで静かにすれ違えるなら、気の強さではなく距離の問題だったと分かります。

抱き上げて回避するのは、その場はしのげても次に生きません。歩いたまますれ違えた日を増やしていくほうが、距離を詰めていける形になります。

相手の犬が苦手な様子を見せているときは、無理に近づけないでください。どちらの犬にとっても、嫌な経験が1回増えるだけになります。

ポメラニアンの欠点は吠え声と抜け毛と骨の弱さ

ポメラニアンの欠点は吠え声と抜け毛と骨の弱さ

ポメラニアンの欠点としてよく挙がるのは、吠え声の響きやすさ、抜け毛の多さ、膝と気管のトラブルの3つです。性格の受け取り方にも、この3つがつながっています。

毎日の手入れを嫌がる場面が「きつい」と受け取られることもあるからです。先に手当てを決めておくと、性格の評価まで行かずに済みます。

吠え声が高くて響きやすい

吠え声は高くて細く、壁をこえて響きやすいのが特徴です。回数が同じでも、低い声の犬より耳に残ります。

集合住宅なら、先に手を打つ場所は玄関と窓際の2つです。外の音や人影が入るところを減らすと、吠える回数そのものが下がります。

サークルの置き場所を玄関から離すだけでも変わります。置き場所を変えた日から1週間、吠えた回数を数えて比べてみてください。

窓際なら、下半分に目隠しを入れると外の人影が消えます。カーテンを閉め切る必要はなく、犬の目の高さだけふさげば足ります。

声そのものを小さくすることはできません。吠えるきっかけを減らすほうが、集合住宅では先に効きます。

抜け毛が多く毎日のブラッシングが前提になる

抜け毛は多く、毎日のブラッシングが前提になります。毛が二重になっている犬種で、季節の変わり目にはさらに増えます。

ここで毎日嫌がられると、飼い主の側の気持ちがつらくなります。全身を一度に終わらせようとせず、背中だけ、おしりだけと場所を分けるほうが続きます。

嫌がる場所は犬ごとに違うので、嫌がらなかった場所から先に進めてください。終わったあとに毎回同じ合図を出すと、次の日が少し楽になります。

目のまわりと歯の手入れも毎日に入る

目のまわりと歯の手入れも、毎日の作業に入ってきます。いぬのきもちの犬図鑑でも、被毛と目と歯をこまめに手入れすることが飼い方のポイントに挙げられていました。

顔まわりは嫌がりやすい場所なので、ここで強く押さえると次から逃げられます。目やにを取るときも、歯を見るときも、1か所ずつで終わらせてください。

顔を触られるのを嫌がる段階なら、口の近くではなく頬から始めます。嫌がらなかった場所を少しずつ広げていく形が、いちばん戻りにくいです。

ここを嫌がる場面も「きつい」と受け取られやすい場面です。手入れの進め方を変えるだけで減ることがあるので、性格の評価にする前に試してみてください。

膝と気管のトラブルが多いとされる

膝と気管のトラブルが多いとされています。段差を嫌がる、興奮すると変な咳が出るといった形で、性格の話に混ざって見えることがあります。

抱っこやだっこの姿勢を嫌がるのも、痛みが理由の場合があります。嫌がり方が前と変わったかどうかが、見分けの手がかりになります。

どちらも家で判断できることではありません。気になる様子があるときは、動画を撮っておいて動物病院で見てもらってください。

迎えてからかかるお金の目安

迎えてからかかるお金は、登録と注射で7,000円前後、毎月の食費が3,000〜5,000円前後が目安です。2026年10月9日に確認した時点で、第一アイペット損害保険のポメラニアンのページにこの金額が載っていました。

項目金額の目安
畜犬登録3,000円前後
狂犬病予防注射3,500円前後
混合ワクチン5,000〜8,000円前後
毎月の食費3,000〜5,000円前後
小型犬の年間支出総額平均約187,000円

年間支出総額は、同じページがペットフード協会「2024年 全国犬猫飼育実態調査」として紹介している数字です。金額の出どころは第一アイペット損害保険のポメラニアンのページで確かめられます。

この金額は、性格の話と無関係ではありません。手入れや相談に回せる余裕があるかどうかが、吠えや嫌がりへの付き合い方を決めるからです。

ポメラニアンの性格はオスとメスで出方が変わるとされる

ポメラニアンの性格はオスとメスで出方が変わるとされる

ポメラニアンの性格は、オスとメスで出方が変わるとされています。ただし犬種の性格を性別ごとに数値で示した公的な統計は見つかりませんでした。

そのため以下は、どちらも傾向として語られている内容です。同じ性別でも個体差が大きいので、選ぶときの決め手にはしないでください。

オスは甘えん坊でやんちゃとされる

オスは甘えん坊で動きが大きいとされています。飼い主のそばに来たがり、遊びに誘う回数も多いという語り方が目立ちます。

そのぶん、興奮しやすい場面で勢いが出やすくなります。来客や散歩の出入りで強く吠えるのも、この出方と重なります。

縄張りを意識した行動が出ることもあるとされます。どちらも傾向の話なので、同じオスでも静かに過ごす犬はたくさんいます。

メスは落ち着いていてマイペースとされる

メスは落ち着いていてマイペースとされています。甘え方も自分のタイミングで来るという語り方が多く見られました。

ただ「落ち着いている」は「扱いやすい」とは別の話です。自分のタイミングを崩されるのを嫌がる面は、こちらのほうが強く出ることもあるとされます。

メスのほうが性格が悪いという書き方も見かけますが、裏づけは確かめられていません。性別で先に決めつけるより、迎える前に実際の様子を見せてもらうほうが確かです。

毛色と顔つきで性格は決まらない

毛色と顔つきで性格は決まりません。毛色ごとの性格や、たぬき顔ときつね顔の性格差を示した根拠は確かめられませんでした。

顔つきは骨格の見え方の違いで、行動の傾向とつながる道筋が示されているわけではありません。毛色についても同じで、同じ色でばらばらの性格の犬がいます。

この手の言い方が広まるのは、見た目で性格を言えると話が早いからだと考えられます。覚えやすい分け方ほど、根拠を確かめないまま伝わっていきます。

子犬を迎えるときに見ておくこと

子犬を迎えるときに見ておきたいのは、親犬の様子と、人に触られたときの反応です。性別や毛色より、ここのほうが暮らしてからの差になります。

親犬が落ち着いていて、人が近づいても普通にしているかを見せてもらってください。育った場所で人の出入りに慣れているかどうかも、あとの吠え方に関わってきます。

抱かれたときに固まるか、すぐ動こうとするかも見ておきます。どちらでも構いませんが、家に来てからの接し方を決める手がかりになります。

成犬を迎える道もあります。すでに性格の出方が見えているので、暮らしに合うかを先に確かめられるという利点があります。

ポメラニアンが怒りやすいと感じたときに家でできること

ポメラニアンが怒りやすいと感じたときに家でできること

ポメラニアンが怒りやすいと感じたときに家でできるのは、合図を決める、反応しない時間をつくる、留守番を練習する、刺激の量を記録するの4つです。どれも道具を買わずに始められます。

うざい、ムカつくという言葉で検索する方も多い場面です。気持ちを責める話ではなく、行動を1つ変えるところから進めます。

抱き上げる前の合図を決める

抱き上げる前の合図を1つ決めてください。声をかけて3秒おいてから持ち上げるという形が、いちばん始めやすいです。

急に持ち上げられることが嫌がりの理由なら、予告があるだけで変わります。家族で合図をそろえておくと、覚えるのが早くなります。

合図を出しても嫌がるときは、持ち上げ方を変えてみてください。胸の下とおしりの下を一緒に支えると、体が安定して嫌がりにくくなります。

吠えに反応しない時間をつくる

吠えに反応しない時間を、1日のうちに決めてつくってください。吠えるたびに声をかけると、吠えが呼び出しの合図になるとされています。

難しいのは、静かになった瞬間に声をかけることです。吠えが止まって2秒たったら名前を呼ぶ、という形にすると順番が入れ替わります。

後をついて回る行動が強い場合は、無視だけでは苦しくなります。次の留守番の練習と一緒に進めてください。

留守番は短い時間から練習する

留守番は数十秒から始めて少しずつ伸ばすのが基本です。いきなり数時間にすると、不安のほうが強く残ります。

出るときと帰ったときに声をかけないことも、あわせて勧められています。出入りが特別な出来事にならないようにする狙いです。

吠え続ける、そそうをする、物を壊すといった様子が強いときは、家での練習だけで進めないでください。病気との見分けは家ではできないので、動物病院で相談してみてください。

1日の刺激の量を1週間記録する

1日の刺激の量を、1週間だけ記録してください。散歩の時間、来客の回数、吠えた回数の3つをメモするだけで十分です。

散歩を増やせば落ち着くとは限りません。興奮しやすい犬では、刺激が多い日のほうが夜に吠えるという形で出ることもあります。

1週間の記録があると、吠えた日と刺激の多さが並べて見られます。動物病院や行動の相談先に持っていくときにも、そのまま使えます。

家族で対応をそろえる

家族で対応をそろえてください。1人が吠えを止めて1人が声をかけていると、どちらも効かなくなります。

そろえるのは3つだけで足ります。抱き上げる前の合図、吠えたときに声をかけないこと、静かになってから名前を呼ぶことです。

紙に3行だけ書いて、見えるところに貼っておく形が続きます。家族の誰が相手でも同じ順番になることが、いちばん効いているようです。

子どもがいる家では、抱き上げる役を大人に限ってください。落としてしまうと骨のトラブルにつながるので、ここは例外にしないほうが安全です。

4つ全部やらなくて大丈夫です。今日は合図を決めるところだけ試してみてください。

性格の悪い犬ランキングにポメラニアンが入る理由

性格の悪い犬ランキングにポメラニアンが入る理由

性格の悪い犬ランキングにポメラニアンが入るのは、飼い主が感じたことを集めて並べているからです。犬種の性格を数値で決めた公的な統計は見つかりませんでした。

吠える回数が多い犬種は、記憶に残りやすいぶん名前が挙がりやすくなります。順位そのものに意味があるわけではないようです。

ランキングの中身は飼い主の受け取り方

ランキングの中身は、飼い主がどう受け取ったかの集まりです。測った数字ではないので、同じ犬種が上位にも圏外にも入ります。

気性が荒いという言い方も、同じところから出ています。吠える、嫌がる、譲らないという行動を、人の言葉に置き換えた結果です。

行動そのものを見れば、理由をたどれる場面がほとんどです。順位を気にするより、前の表の4つのどれに当てはまるかで見てください。

飼い主アンケートでは声が割れている

飼い主アンケートでは、声が割れています。しつけしやすいという回答と、無駄吠えが多い・しつけに苦労したという回答が同じページに並んでいました。

これは、いぬのきもちの犬図鑑にある飼い主アンケートの内容です。2026年10月9日に確認した時点で、調査期間2025年6月18日から7月14日、対象はいぬのきもちの応募会員、有効回答157と書かれていました。

迎え入れを決めた理由割合
運命を感じたから35.7%
好きな犬種だから25.5%
見た目が好きだったから12.7%
家族が飼いたがったから8.3%

上の4つで8割を超えます。つまり、性格を調べ切ってから迎えた人はそこまで多くないということになり、あとから「きつい」と感じる流れが生まれやすいと考えられます。

ページの側にも、この調査は飼い主の主観であること、犬の性質は同じ犬種でも個体によって異なることが注記されています。数字の出どころはいぬのきもちの犬図鑑のポメラニアンのページで確かめられます。

飼いやすいかどうかの答えも分かれている

飼いやすいかどうかの答えも分かれています。同じアンケートの別の設問で、飼いやすかったという声と、思っていたより大変だったという声が両方出ていました。

分かれる理由は、比べている相手が人によって違うからだと考えられます。前に大型犬と暮らしていた人と、犬を迎えるのが初めての人では、同じ吠え方でも感じ方が変わります。

だから「飼いやすい犬種か」で答えを探すと、どちらの声も見つかって迷うことになります。自分の暮らしで続けられるかという形に置き換えたほうが、答えが出ます。

そのための条件は、このあとの表にまとめました。毎日のブラッシング、吠えへの付き合い、家の作りの3つで見てください。

あるあるとして語られる行動は性格の悪さではない

あるあるとして語られる行動は、性格の悪さではありません。後をついて回る、抱っこしてもすぐ降りる、来客に真っ先に吠えるという3つがよく挙がります。

この3つは、前に書いた理由とそのまま重なります。後をついて回るのは人のそばにいたい気持ち、すぐ降りるのは自分で動きたい気持ち、真っ先に吠えるのは周りの変化に気づく役目です。

同じ行動を「あるある」と言えば笑い話になり、「性格が悪い」と言えば欠点になります。並べて見ると、評価の言葉が変わっただけだと分かります。

ポメラニアンの性格は変わる場合と変わらない場合がある

ポメラニアンの性格は変わる場合と変わらない場合がある

ポメラニアンの性格は、家での関わり方で変わる場合と変わらない場合があります。全部をしつけで直せるわけではないので、先に線を引いておくほうが気持ちが楽になります。

変えられないものに力を使うと、飼い主の側が先に疲れてしまいます。どちらに当てはまるかを分けてから手を付けてください。

家で変えられる見込みがあるもの

家で変えられる見込みがあるのは、きっかけがはっきりしている行動です。インターホンで吠える、抱き上げると嫌がる、出入りで興奮するといった場面が当てはまります。

どれも、起きる場面と順番が決まっているのが共通点です。順番の手前に一手間を入れると、出方が小さくなっていきます。

変わり方はゆっくりで、1週間では分かりません。記録を付けておくと、1か月後に比べられます。

家では変えられないもの

家では変えられないのは、よく気づく性質そのものと、痛みや病気が関わっている変化です。前者は減らす対象ではなく、後者は家で判断してはいけない部分です。

静かな犬にしようとするほど、吠えを止めることが目的になってしまいます。気づいたことを知らせているだけなら、知らせ方を変える方向のほうが無理がありません。

急に変わった行動は、しつけの範囲ではありません。心配なときは動物病院で相談してください。

年齢が進むと出方が変わることもある

年齢が進むと、出方が変わることもあります。若いころは平気だった音を怖がる、呼んでも振り向かない、夜に鳴くといった変化が語られています。

これを「性格が悪くなった」と受け取ると、対応を間違えます。耳が聞こえにくくなっている場合もあり、しつけの話ではありません。

家で見るなら、声だけ・手を振るだけ・床を軽くたたくだけの3通りを順に試します。どれが届いているかで、接し方を変えられます。

原因を家で見分けることはできないので、心配なときは動物病院へ相談してください。いつから変わったかをメモしておくと伝えやすくなります。

飼うんじゃなかったと感じたときに先にすること

飼うんじゃなかったと感じたときに先にするのは、相談先を2段に分けて考えることです。体のほうを動物病院で確かめてから、行動の相談に進む順番になります。

痛みが背景にある行動は、どれだけ練習しても変わりません。順番を逆にすると、うまくいかない理由が分からないまま続いてしまいます。

行動の相談先を探すなら、通える距離と見てもらえる内容を先に確かめてください。選び方は犬のしつけ教室で効果が出ない原因にまとめています。

ポメラニアンが向いている人と向いていない人

ポメラニアンが向いている人と向いていない人

ポメラニアンが向いているのは、毎日のブラッシングと吠えへの付き合いを続けられる人です。向いていないのは、静かで手入れの少ない犬を求めている人になります。

性格の良し悪しではなく、暮らしのほうを基準にした分け方です。下の表は、3つの見るところで並べたものです。

見るところ向いている人向いていない人
毎日のブラッシング5〜10分を毎日続けられる週末にまとめて済ませたい
吠えへの付き合い反応しない時間をつくれる吠えたらすぐ黙らせたい
家の作り床と段差に手を入れられる家具の配置を変えられない

向いている人の3つの条件

向いている人の条件は、毎日少しの手入れを続けられること、吠えにすぐ反応しないこと、床や段差に手を入れられることの3つです。どれも性格とは別の、暮らしの側の条件です。

とくに1つ目は、迎えてから毎日続きます。5分でよいので、その時間が取れるかどうかを先に考えてください。

3つ目は、骨のトラブルを減らすための条件です。滑る床に敷物を足す、ソファから飛び降りないようにするといった小さな手当てで足ります。

向いていない人の3つの条件

向いていない人の条件は、静かな犬がよい、手入れを週末にまとめたい、住まいに手を入れられないの3つです。どれか1つでも強く当てはまるなら、別の犬種も見てみてください。

これは合う犬種が違うという話で、飼い主としての良し悪しではありません。相性が合わないまま迎えると、お互いに苦しくなります。

迎え方を考える段では、保護されている犬を探す道もあります。すでに成犬になっている犬なら、吠え方や人への慣れ方を先に見られます。

きついかどうかで選ぶ犬ではない

性格がきついかどうかで選ぶ犬ではない、と私は思っています。吠えやすさとお手入れの多さが先に分かっていれば、受け取り方はかなり変わります。

そう思うのは、この記事で並べた2つのことが理由です。1つは飼い主アンケートで「しつけしやすい」と「無駄吠えが多い」が同じページに並んでいたこと、もう1つは迎えた理由の上位4つが見た目や縁で8割を超えていたことです。

性格を調べてから迎えた人が少ないのだから、あとから「思っていたのと違う」と感じるのは自然だと思います。私なら、前の表の3つの条件が続けられるかを先に考えます。

そのうえで、家で判断できないところには手を出しません。急に怒るようになった、咳が出る、段差を嫌がるといった変化は、動物病院で見てもらう側の話です。

性格の話とからだの話が混ざるのが、この犬種の難しいところだと思っています。迷ったら、まず体のほうから確かめてもらってください。

ポメラニアンの性格がきついかに関するQ&A

ポメラニアンの性格がきついかに関するQ&A

ポメラニアンの欠点は何ですか?

欠点としてよく挙がるのは、吠え声が響きやすいこと、抜け毛が多いこと、膝と気管のトラブルが多いとされることの3つです。

どれも先に手当てを決めておけば暮らせる範囲です。ブラッシングの時間と、サークルの置き場所を先に決めてください。

ポメラニアンは凶暴ですか?

凶暴だという裏づけは見つかりませんでした。噛む行動が出る場合も、その前に固まる・目のふちが白く見える・うなるという段があるとされています。

すでに血が出るほど噛まれているなら、家での対応を続けないでください。動物病院に相談して、行動を見てもらえる先を紹介してもらうのが先です。

ポメラニアンは怒りやすい犬ですか?

怒りやすいというより、よく気づいて先に知らせる犬だとされています。知らせ方が吠えなので、怒っているように見えやすいという説明になります。

前はしなかったのに最近怒るようになった場合は別です。痛みや体調の変化が理由のこともあるので、動物病院で相談してください。

ポメラニアンは気性が荒いのですか?

気性が荒いと言われる場面はありますが、犬種として荒いと示した統計は見つかりませんでした。来客と散歩の出入りという、状況が切り替わる場面に集まります。

その手前に一手間を入れると出方が変わります。玄関で待たせる、リードを付ける前に座らせるといった形です。

ポメラニアンの性格はオスとメスで違いますか?

オスは甘えん坊でやんちゃ、メスは落ち着いていてマイペースとされていますが、どちらも傾向の話です。性別ごとに数値で示した公的な統計は見つかりませんでした。

同じ性別でも個体差のほうが大きいと考えられます。迎える前に、実際の様子を見せてもらうほうが確かです。

ポメラニアンが向いている人はどんな人ですか?

向いているのは、毎日5〜10分のブラッシングを続けられて、吠えにすぐ反応しないでいられる人です。床や段差に手を入れられることも条件に入ります。

反対に静かで手入れの少ない犬を求めているなら、別の犬種も見てみてください。合う合わないの話で、飼い主としての良し悪しではありません。

まとめ:ポメラニアンの性格がきついと言われる理由

ポメラニアンの性格がきついと言われるのは、よく気づいて先に知らせる性質が、吠えや嫌がりとして目に入りやすいからです。凶暴だという裏づけは見つかりませんでした。

  • きついと見える場面は4つに分かれる
  • 噛む前には3つの段がある
  • 欠点は吠え声と抜け毛と骨の弱さ
  • オスメスと毛色の差は傾向の話
  • 急な変化はしつけの話ではない

家でできるのは、合図を決める、反応しない時間をつくる、刺激の量を記録することまでです。急に怒るようになった様子があるときは、動物病院で相談してみてくださいね。

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