白くてふわふわの小型犬を見かけて、どちらの犬種なのか迷ったことはないでしょうか。カットの仕方によっては、写真だけで見分けるのがかなり難しくなります。
ビションフリーゼとマルチーズの違いは、毛質と体格にはっきり出ます。どちらを迎えるか迷っている場合は、毎日のお手入れの手間も判断材料になります。
ジャパンケネルクラブが公開している両犬種の犬種標準を並べて、ビションフリーゼとマルチーズの違いを項目ごとに整理しました。数字と規定の言葉で比べると、見分け方も暮らし方の差も見えてきます。
- 公式の犬種標準で比べた被毛・体高・体重・毛色の違い
- 写真1枚からでも使える見分け方の順番
- 犬種標準に書かれた性格の記述と、暮らしでの現れ方
- 毛質から決まるお手入れの手間と費用の考え方
- 2025年の登録頭数で見た人気の差
- 迷ったときの選び分けと、どちらにも共通して必要なこと
ビションフリーゼとマルチーズの違いは被毛と体格に出る

ビションフリーゼとマルチーズの違いは、被毛の質と体の大きさにいちばんはっきり出ます。巻き毛で体高25〜29cmなら前者、直毛で体高20〜25cmなら後者と考えて、ほぼ間違いありません。
ジャパンケネルクラブの犬種紹介ページを両方開いて、規定の言葉をそのまま並べたのが下の表です(2026年9月9日に確認)。
| 項目 | ビション・フリーゼ | マルチーズ |
|---|---|---|
| 原産国 | フランス/ベルギー | 中央地中海沿岸地域 |
| 用途 | コンパニオン | コンパニオン&トイ |
| 被毛の規定 | 大変ゆるいホワイトのコークスクリュー状の巻き毛 | 非常に長いホワイトの被毛で覆われる |
| 体高 | 25〜29cm | 牡21〜25cm・牝20〜23cm |
| 体重 | サイズの釣り合いが取れた約5kg | 3〜4kg |
| 毛色 | 純白(生後12カ月前までは僅かなベージュ可・体の10%まで) | ピュア・ホワイト(淡いアイボリーも許容) |
| 性格の規定 | どこへでも問題なく連れて行ける、真のコンパニオン・ドッグ | 活発で、愛情深く、非常に穏やかで、大変知的 |
出典:ジャパンケネルクラブ「ビション・フリーゼ」/ジャパンケネルクラブ「マルチーズ」
巻き毛か直毛かが最初の分かれ目
最初に見るのは毛のうねりです。犬種標準で「コークスクリュー状の巻き毛」と規定されているのはビションフリーゼのほうで、マルチーズの規定は「非常に長いホワイトの被毛」と書かれているだけで、巻きの指定がありません。
コークスクリューとは、ワインの栓抜きのようならせん状という意味です。全身にゆるいらせんの毛が立ち上がるので、丸いシルエットになります。
いっぽう直毛の被毛は重力で下へ流れるため、体の線がそのまま出ます。カットで短くしていても、耳や尻尾の毛の落ち方に差が残ることが多いです。

短くカットされていると迷いますが、耳の毛の流れを見るといちばん差が残っていますよ。
体高と体重は公式の規定にはっきり差がある
体高と体重は、公式の規定を並べると数字で差が確かめられます。犬種標準の体高は25〜29cmと、牡21〜25cm・牝20〜23cmで、重なるのは25cm前後だけです。
体重の規定も、約5kgと3〜4kgで1〜2kgの差があります。抱き上げたときの重さの違いは、実際に迎えたあとの負担の差にもつながります。
並んで歩いていれば、背の高さの差はすぐ分かります。1頭だけを見るときは、床から背中までのラインが膝下くらいか、それよりかなり低いかを目安にしてみてください。
顔まわりと体の輪郭の見え方が違う
顔まわりは、毛の立ち方の差でまるく見えるか細く見えるかが分かれます。らせん状の毛は横に広がるので、顔全体が球体に近く見えます。
直毛の側は毛が下へ落ちるため、顔の輪郭が縦長に見えやすくなります。犬種標準では「とても優美で誇らしげな気品のある頭部」と表現されています。
体の輪郭も、規定の言葉が違います。片方は「陽気な小型犬で、軽快な歩様」、もう片方は「やや長いボディ」と書かれていて、正方形に近いか横長かの差になります。
毛色の規定にもわずかな差がある
毛色はどちらも白ですが、許される色の幅の書き方が違います。片方は「純白」で、生後12カ月前までは僅かなベージュの傾向があってもよく、その色合いは体の10%以上を覆ってはならないと決められています。
もう片方は「ピュア・ホワイト」で、淡いアイボリーの色調も許容されています。どちらも白い犬なので、毛色だけで見分けるのは現実的ではありません。
トイプードルと見分けるときの手がかり
トイプードルと迷ったときは、まず毛色で切り分けられます。犬種標準で毛色が白に限定されているのは、ここで比べている2犬種のほうです。
トイプードルはブラック、レッド、アプリコットなど毛色の幅が広く、白以外の個体も多くいます。白以外の毛色なら、まずプードルと考えて差し支えありません。
白いトイプードルの場合は、巻きの細かさで見ます。細かく密に巻いているか、ゆるいらせん状かが手がかりになります。
子犬のうちは毛質が変わるので判断を急がない
子犬のうちは毛質が変わるため、生後まもない時期の見た目だけで判断しないほうが確実です。生まれたときの毛は、成長にともなって巻きの強さも量も変わります。
犬種標準は成犬の姿を基準に書かれています。体高や被毛が規定に近づくのは、体ができあがってからです。
迎える前にはっきりさせたいときは、両親の犬を見せてもらうのがいちばん早い方法です。血統書があれば、犬種はそこで確定します。
ビションフリーゼとマルチーズの性格の違いは犬種標準の記述に表れる

性格の違いは、犬種標準の書き方にそのまま表れています。片方は「どこへでも連れて行ける」という外向きの記述、もう片方は「非常に穏やかで、大変知的」という室内向きの記述です。
もちろん犬種の傾向であって、個体差があります。同じ犬種でも育った環境や社会化の経験で、出方はかなり変わります。
「真のコンパニオン・ドッグ」と書かれている側
犬種標準に「どこへでも問題なく連れて行くことができる、真のコンパニオン・ドッグである」と書かれているのは巻き毛の犬種です。場所が変わっても落ち着きやすい性質が、規定として求められています。
一緒に出かける機会が多い家庭なら、この記述は判断材料になります。ただし、社会化の経験がなければ規定どおりにはなりません。
「活発で、愛情深く、非常に穏やかで、大変知的」と書かれている側
直毛の犬種の性格は、犬種標準で「活発で、愛情深く、非常に穏やかで、大変知的である」と規定されています。穏やかさと活発さが同じ文の中に並んでいるのが特徴です。
この犬種の性格については、性格が悪いという言われ方もされます。実際の言葉と行動の関係は公式の犬種標準と食い違う点を整理した記事でまとめています。
留守番と来客への反応で差が出やすい
暮らしの中で差が見えやすいのは、留守番と来客の場面です。どちらも人と近い距離で暮らすために作られた犬種なので、長時間ひとりにする生活には向きません。
来客への反応は、犬種よりも子犬のころの経験に左右されます。人が来たら良いことが起きる、という形を早いうちに作っておくと落ち着きやすくなります。
どちらを迎える場合でも、留守番の時間が長くなる日の過ごし方は先に決めておくと安心です。
しつけは短い時間を毎日くり返す
しつけは、1回5分ほどの短い時間を毎日くり返すやり方が向いています。どちらも知的だと規定されている犬種なので、長い時間をかけるより回数のほうが入りやすくなります。
子犬のうちは集中が長く続きません。おすわりや呼び戻しは、食事の前など生活の区切りに1つずつ入れると習慣になります。
できたときにすぐ褒めることが、いちばん効きます。叱って止めるより、してほしい行動を先に教えるほうが早く通じます。
子どもや先住犬との相性は社会化で決まる
子どもや先住犬との相性は、犬種の差より子犬のころの社会化の経験で決まります。どちらも人のそばで暮らすために作られた犬種で、攻撃性が求められた歴史はありません。
小さな子どもがいる家庭では、体重3〜5kgの体が転倒や落下で傷つきやすい点に気をつけます。抱っこの高さと抱き方を家族で決めておくと、事故が減ります。
先住犬がいる場合は、顔を合わせる前ににおいだけ交換する時間を作ります。焦らず日数をかけたほうが、あとの暮らしが楽になります。
ビションフリーゼとマルチーズのお手入れの違いは毛質から決まる

お手入れの手間は、毛質の違いからそのまま決まります。巻き毛は形を保つためのトリミングが要り、直毛は毎日のブラッシングで絡まりを防ぐ必要があります。
どちらも「手のかからない犬種」ではありません。かかる手間の種類が違う、と考えたほうが実際に近いです。
ブラッシングは毎日が前提になる
ブラッシングは、どちらの犬種も毎日が前提です。らせん状の毛は根元で絡まりやすく、長い直毛は表面がなめらかでも脇や耳の後ろで毛玉になります。
- 脇の下・耳の後ろ・内股・尻尾のつけ根を先に見る
- 毛玉ができていたら、引っ張らずに根元を押さえてほぐす
- 散歩のあとは、足まわりの毛に絡んだ枝や葉を落とす
- 1日5分でよいので、毎日同じ順番で触る
毎日同じ順番で触っておくと、しこりや皮膚の赤みにも早く気づけます。ブラッシングはお手入れであると同時に、体の観察の時間にもなります。
トリミングの間隔と費用の考え方
トリミングは、どちらも月1回前後の間隔で通うのが一般的です。とくに丸いシルエットを保つカットは、伸びるとすぐに形が崩れます。
費用はサロンと地域で幅があるので、迎える前に近所のサロンを2〜3軒調べておくと見通しが立ちます。10年以上続く固定費になるという前提で考えておくのが安全です。
自宅でのカットを考えている場合も、爪切りと足裏のバリカンだけは早いうちに慣らしておくと後が楽になります。
白い被毛は涙やけと口まわりの汚れが目立つ
白い被毛は、顔まわりの汚れがそのまま見えます。目の下の茶色い跡や、口のまわりの色づきは、どちらの犬種でもよく相談される悩みです。
毎日の拭き取りと、食後に口まわりを乾かすことで見た目はかなり変わります。ただし、急に量が増えた、目をしょぼつかせるといった様子があるときは、心配なときは動物病院へ相談してください。
抜け毛の出方は毛の抜け落ち方で変わる
抜け毛は、どちらも床に落ちにくい代わりに、毛の中にたまりやすいという共通点があります。抜けた毛が周りの毛に絡んだまま残るためです。
床に毛が落ちにくいことを「抜け毛が少ない」と受け取ってしまうと、ブラッシングを飛ばす日ができます。落ちていないだけで抜けてはいる、と考えておくとちょうどよいです。
シャンプー後の乾かし方で仕上がりが変わる
シャンプーのあとの乾かし方で、仕上がりと毛玉のできやすさが変わります。濡れたまま自然乾燥にすると、根元が絡んで固まります。
ドライヤーは、ブラシで毛を起こしながら根元に風を当てます。表面だけ乾いていても、根元が湿ったままだと皮膚のトラブルにつながります。
夏でも生乾きは避けてください。においの原因にもなるので、時間が取れない日はシャンプーを翌日に回すほうが安全です。
耳と歯のケアも毎週の予定に入れる
耳と歯のケアも、週単位で予定に入れておきたい作業です。垂れ耳で毛が生えているぶん、耳の中は湿気がこもりやすくなります。
耳は、見える範囲をやわらかい布で拭く程度で十分です。奥まで綿棒を入れるのは避けてください。
歯みがきは、口のまわりを触られることに慣れるところから始めます。小型犬は歯の間隔が狭く、汚れが残りやすい傾向があります。
においが気になるときに見る3か所
においが気になるときは、毛の根元、口まわり、耳の3か所を先に見ます。白い被毛は色の変化が出やすいので、原因の場所に見当をつけやすい犬種です。
根元が湿っている、耳から強いにおいがするといった場合は、蒸れや炎症が起きていることがあります。拭き取りだけで済ませず、その後の様子も続けて見てください。
においが数日で強くなった、皮膚が赤いといったときは、気になる段階で早めに動物病院で相談してください。
ビションフリーゼとマルチーズの運動量と暮らし方の違い

運動量は、どちらも1日2回の散歩でまかなえる範囲です。ただし巻き毛の犬種は犬種標準で「軽快な歩様」と書かれているとおり、動きたがる個体が多くなります。
どちらも室内で暮らす前提の犬種なので、外での運動よりも家の中の環境づくりのほうが大きな差になります。
散歩は1日2回・各15〜30分が目安
散歩は、1日2回・各15〜30分を目安にすると足ります。距離を伸ばすより、においを嗅ぐ時間を確保するほうが満足につながります。
雨の日は、家の中でおやつを探させる遊びに置き換えられます。頭を使う遊びは短時間でも疲れるので、外に出られない日の代わりになります。
床材と暑さ対策はどちらにも必要になる
床材と室温の管理は、どちらの犬種にも必要な準備です。フローリングで滑ると足腰に負担がかかるので、生活動線にマットを敷いておきます。
白い厚みのある被毛は熱がこもりやすいため、夏場は室温の管理が欠かせません。留守番中もエアコンを止めない前提で計画を立てておくと安心です。
関節と目のトラブルには早めに気づく
気をつけたいのは、膝や関節のトラブルと、目のまわりの不調です。小型犬は体重が軽いぶん、着地の衝撃が関節に集まりやすくなります。
- 後ろ足を一瞬あげて歩く、スキップのような動きが出る
- ソファやベッドから飛び降りたあとに動きが鈍る
- 目をしょぼつかせる、まぶしそうにする
- 涙や目やにの量が急に増えた
こうした様子に気づいたら、様子を見る前に相談してください。心配なときは動物病院へ行くのが、いちばん確実です。
集合住宅では吠えへの備えを先にする
集合住宅では、吠えへの備えを迎える前に用意しておくのが安全です。どちらの犬種も体は小さいですが、声はよく通ります。
窓の外が見える場所にベッドを置かない、インターホンの音量を下げるといった調整で回数は変わります。環境を先に整えるほうが、あとから声を止めさせるより早いです。
突然走り回る行動は珍しくない
突然スイッチが入ったように走り回る行動は、どちらの犬種でもよく見られます。巻き毛の犬種では「ビションブリッツ」と呼ばれることもあります。
部屋の中を全速力で往復して、数分で自分から止まります。異常ではありませんが、フローリングで滑ると足腰に負担がかかります。
出やすいのは、入浴やブラッシングのあと、来客のあとなど気持ちが高ぶった場面です。よく走る場所にマットを敷いておくと安心して見ていられます。
ビションフリーゼとマルチーズの人気は登録頭数で比べられる

人気の差は、公式の登録頭数で確かめられます。2025年はマルチーズが6位、ビションフリーゼが9位で、その差は約1,900頭でした。
どちらも141犬種のうちの上位10位以内なので、日本ではよく飼われている犬種同士の比較ということになります。
2025年の登録頭数と順位
登録頭数は、ジャパンケネルクラブが毎年公開している犬種別の実数です。2025年1月から12月までの数字を両犬種で書き出すと、次のようになります。
| 犬種 | 2025年の登録頭数 | 順位 |
|---|---|---|
| マルチーズ | 9,960頭 | 6位 |
| ビション・フリーゼ | 8,037頭 | 9位 |
| 差 | 1,923頭 | 3つ |
1,900頭の差は、順位で見ると3つ分です。街で見かける頻度に大きな差が出るほどではなく、どちらも珍しい犬種ではありません。
数字が近いということは、迎えたあとに情報を探しやすいということでもあります。同じ犬種の飼い主が身近にいる可能性も、どちらも同じくらいあります。
名前の由来をたどると立ち位置が見えてくる
名前の由来は、どちらも見た目や産地ではなく、言葉の変化から来ています。巻き毛の犬種は、水猟犬バルベに似た外貌から「barbichon」と呼ばれ、それが短縮されて現在の呼び名になりました。
直毛の犬種の名は、マルタ島の出身を意味するものではありません。犬種紹介ページでは、セム語で隠れ家や港を指す「málat」に由来すると説明されています。
港町でネズミを捕っていた犬が、古代ローマの時代には貴婦人のそばで暮らすようになった、という流れです。今の穏やかな気質は、その長い歴史の結果と考えられます。
迎え方はブリーダーと里親の両方を見ておく
迎え方は、ペットショップだけでなくブリーダーと里親募集も見ておくと選択肢が広がります。どちらも登録頭数が多い犬種なので、成犬の里親募集が出ることもあります。
成犬から迎えると、毛質も体格も性格も分かった状態で始められます。見分けに迷う心配もなく、生活に合うかどうかを先に確かめられるのが利点です。
迎えるときにかかるお金を先に書き出す
迎えるときにかかるお金は、子犬の価格だけでなく初期の用品と医療費まで書き出すと見通しが立ちます。子犬の価格は、血統や生まれた時期、迎える先によって幅が出ます。
迎えた直後には、ワクチンや健康診断、マイクロチップの登録費用がかかります。ケージ、トイレ、食器、リードなどの用品も、この時期にまとめて必要になります。
月々かかるのは、フード代とトリミング代、それに毎年の予防にかかる費用です。10年分に置き換えて眺めてみると、選ぶ基準がかなりはっきりします。
ビションフリーゼとマルチーズで迷ったときの選び分け

迷ったときは、毎日のお手入れと外出の頻度で選び分けるのが現実的です。見た目の好みより、10年以上続く作業のほうが暮らしに効いてきます。
私はここがいちばんの分かれ目だと思っています。どちらも白くてかわいい犬なので、見た目で決めると後から差が出るのは手間の部分だからです。
巻き毛のほうが合う家庭の条件
巻き毛のほうが合うのは、一緒に外へ出かける機会が多い家庭です。犬種標準に「どこへでも問題なく連れて行くことができる」と書かれている点が、そのまま暮らし方に合います。
- 月1回のトリミングを続けられる
- 丸いシルエットを保つカットを楽しみたい
- 週末に一緒に出かける予定を作れる
- 体重5kg前後を抱き上げられる
月1回のトリミングは、予約の取りやすさまで含めて生活のリズムに組み込む必要があります。通う店を先に決めてから迎えると、最初の数か月がぐっと楽になります。
直毛のほうが合う家庭の条件
直毛のほうが合うのは、家の中で静かに過ごす時間を大切にしたい家庭です。体重3〜4kgと軽いので、抱き上げる場面が多い暮らしにも向きます。
毎日のブラッシングを習慣にできるかどうかが条件になります。この犬種の飼いやすさについては飼いやすいといわれる根拠と、向かない家庭を整理した記事もあわせて読んでみてください。
長い被毛を伸ばして楽しみたい場合は、絡まりを防ぐ手間がさらに増えます。短めのカットで整えるなら、日々の負担はかなり軽くなります。
どちらにも共通して必要になること
共通して必要なのは、毎日のブラッシングと、月1回前後のトリミング費用です。ここを飛ばすと、毛玉と皮膚のトラブルという同じ形で返ってきます。
私だったら、迎える前に近所のトリミングサロンを2〜3軒調べて、月々の金額を書き出してみます。その金額を10年分にして見たときに続けられるかどうかが、いちばん確かな判断材料になります。
決める前に成犬に会っておく
決める前に、成犬に会って毛質と体格を自分の目で確かめておくと迷いが減ります。写真では、毛のうねりも背の高さも伝わりません。
ブリーダーの見学や譲渡会では、成犬と過ごす時間を取ってもらえることがあります。抱き上げてみると、3〜4kgと約5kgの差もその場で分かります。
焦って決めなくても大丈夫です。長く一緒に暮らす相手なので、納得してから迎えるほうが結果的に近道になります。

どちらを選んでも大丈夫です。手間の種類が違うだけなので、続けられるほうを選んでくださいね。
ビションフリーゼとマルチーズの違いに関するQ&A

ビションフリーゼとマルチーズの違いについて、よく検索されている疑問をまとめました。気になるところから読んでみてください。
ビションフリーゼとマルチーズはどっちが飼いやすいですか
飼いやすさは家庭の条件で変わります。外出が多い家庭なら巻き毛の犬種、家で静かに過ごしたい家庭なら直毛の犬種のほうが合いやすいです。
お手入れの手間はどちらも軽くないので、そこを比べて選ぶのが現実的です。
ビションフリーゼとマルチーズのミックス犬はどうなりますか
ミックス犬は、どちらの特徴がどのくらい出るか生まれてみないと分かりません。巻きの強さも体格も、同じ組み合わせの兄弟でばらつきます。
成長して毛質が変わることもあるため、子犬のときの見た目だけで判断しないほうが安心です。
ビションフリーゼとマルチーズはどっちが大きくなりますか
犬種標準の数字では、体高25〜29cm・体重約5kgの巻き毛の犬種のほうが大きくなります。直毛の犬種は体高20〜25cm・体重3〜4kgです。
差は体高で数cm、体重で1〜2kgですが、抱き上げるとはっきり分かる差です。
ビションフリーゼとマルチーズは抜け毛が少ないですか
ビションフリーゼとマルチーズは、床に落ちる毛が少なめなだけで、抜け毛がないわけではありません。抜けた毛が周りの毛に絡んで残るため、ブラッシングを飛ばすと毛玉になります。
掃除の手間が減るぶん、ブラッシングの手間が増えると考えておくとちょうどよいです。
ビションフリーゼとマルチーズはカットしていても見分けられますか
短くカットされていると難しくなりますが、耳と尻尾の毛の落ち方と体高の差で見当はつきます。らせん状の毛は短くしても根元が立ち上がります。
それでも判断がつかない場合は、飼い主の方に聞くのがいちばん確実です。
まとめ:ビションフリーゼとマルチーズの違いと選び方
ビションフリーゼとマルチーズの違いは、公式の犬種標準を並べると項目ごとにはっきりします。見た目の印象で迷ったときは、規定の数字と言葉に戻るのが早道です。
- 被毛は「コークスクリュー状の巻き毛」と「非常に長いホワイトの被毛」で規定が違う
- 体高は25〜29cmと20〜25cm、体重は約5kgと3〜4kg
- 性格の規定は「真のコンパニオン・ドッグ」と「非常に穏やかで、大変知的」
- お手入れは毎日のブラッシングと月1回前後のトリミングがどちらにも必要
- 2025年の登録頭数はマルチーズ9,960頭6位、ビション・フリーゼ8,037頭9位
- 迷ったら、見た目より10年続く手間と費用で選び分ける
今日からできるのは、近所のトリミングサロンの料金を調べて月々の金額を書き出すことです。数字にすると、迷いがかなり整理されます。
白い小型犬まわりの記事もあります。

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