マルプーが大人になると何キロ?見た目や性格の変化の時期も

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マルプーが大人になると何キロ?見た目や性格の変化の時期も

ぬいぐるみのようだった子犬が、半年ほどで別の犬のような顔つきになる。マルプーを迎えた方から、いちばんよく聞く戸惑いです。

マルプーが大人になると、体の大きさ・顔つき・毛質と毛色・性格の4つが動きます。どれも成長として自然な変化ですが、どこまで変わるのかを先に知っておくと、受け止め方がまったく違ってきます。

マルプーの両親であるマルチーズとトイプードルについて、ジャパンケネルクラブが公開している犬種標準を項目ごとに突き合わせ、大人のマルプーに出る幅を数字で整理しました。ネット上でよく見る「2.5〜4kg」という目安が、どこから来ていて、どこから外れるのかまで分かります。

この記事でわかること
  • 公式の犬種標準から割り出した、大人のマルプーの体高と体重の幅
  • 5kgを超える子が生まれる仕組みと、迎える前に確かめられること
  • 大人になる時期の目安と、家で成長の止まりを確かめる方法
  • 顔つき・毛質・毛色が変わる場所と、その理由
  • 性格が落ち着く時期と、大人になっても残りやすい行動
  • 「大人になると可愛くない」と言われる4つの理由の中身
  • 大人になってから変わるお手入れと、受診を考える目安
目次

マルプーが大人になると体高20〜28cmの幅に収まる

マルプーが大人になると体高20〜28cmの幅に収まる

マルプーが大人になったときの大きさは、体高でおよそ20〜28cm、体重で3〜4kgを中心とした幅に収まります。これは両親であるマルチーズとトイプードルの公式な規定の、いちばん低いところといちばん高いところを重ねた範囲です。

マルプーはミックス犬なので、マルプー自体の犬種標準はありません。大きさの見当をつけるには、両親の犬種標準を並べるのがいちばん近道になります。

ジャパンケネルクラブのマルチーズとプードルの犬種紹介ページを開いて、規定の言葉と数字をそのまま並べたのが下の表です(2026年9月10日に確認)。

項目マルチーズトイ・プードル大人のマルプーに出る幅
体高牡21〜25cm・牝20〜23cm24cm超〜28cm以下(理想25cm・マイナス1cmまで許容)20〜28cm
体重3〜4kg規定なし(体高で決まる)3〜4kgが下敷き・上に歯止めがない
被毛の規定非常に長いホワイトの被毛で覆われる縮れた被毛で、巻き毛もしくは縄状毛直毛からゆるいウェーブ、強い巻き毛まで
毛色ピュア・ホワイト(淡いアイボリーは許容、淡いオレンジは欠点の要因)ブラック・ホワイト・ブラウン・グレー・フォーンなど多数白・クリーム・アプリコット・ブラウン・ブラックなど
気質の規定活発で、愛情深く、非常に穏やかで、大変知的忠誠心、学習能力及び訓練性能で知られる甘えん坊さと賢さが出やすい
項目名と記述は一般社団法人ジャパンケネルクラブの犬種紹介ページより

出典:ジャパンケネルクラブ「マルチーズ」/ジャパンケネルクラブ「プードル」

体高の下限20cmはマルチーズの牝、上限28cmはトイ・プードルの規定から来ています。この8cmの差が、同じマルプーでも「小さいまま」と「思ったより大きい」に分かれる正体です。

体重3〜4kgという目安はマルチーズ側から来ている

体重の目安は、片方の親であるマルチーズの規定だけが根拠になっています。表を見ていただくと分かるとおり、トイ・プードルの犬種標準には体重の数字がありません。プードルは体高だけでサイズが決められている犬種だからです。

つまり、マルプーの体重に「上はここまで」という数字を与えている親が片方しかいません。だから2kg台の子から5kgを超える子まで、同じマルプーという呼び名の中に並ぶことになります。

ネット上で見かける「2.5〜4kg」「2〜3kg」といった目安は、この3〜4kgという規定に、実際に飼われている子の印象を足したものと考えられます。数字の出どころが一つしかない以上、そこから外れる子が出るのは当然のことです。

目安の数字を見るときは、その数字がどちらの親から来ているのかまで見ておくと、外れたときに慌てずにすみます。

5kgを超える子が生まれる仕組み

5kgを超える子が生まれるのは、両親のどちらか、あるいは両方が規定の上限に近い体格だった場合です。トイ・プードルの体高の上限は28cmで、マルチーズの牡の上限25cmより3cm高い位置にあります。

体高が3cm違うと、体重ではおよそ1kg前後の差になって現れます。上限に近い親どうしが組み合わされば、子の体重が5kg前後に届くのは計算上、無理のない話です。

もう一つ、プードルにはトイのほかにミニチュア(体高28cm超〜35cm以下)というサイズ区分があります。親のプードルがトイの上限付近だった場合と、ミニチュア寄りの骨格を持っていた場合とでは、子の完成形が変わってきます。

  • 両親の成犬時の体重が、それぞれ何kgだったか
  • 両親の体高が、規定の上限寄りか下限寄りか
  • 兄弟犬の中でその子が大きいほうか小さいほうか
  • 生後4か月時点の体重が、成犬予想のどのあたりにいるか

迎える前に確かめられるのは、この4点です。ブリーダーやショップに聞けば、両親の実測体重は教えてもらえることがほとんどです。

大人の大きさは両親の実測値でしか読めない

大人になったときの大きさを事前に正確に当てる方法は、今のところ存在しませ4ん。両親の実測体重を聞くのが唯一の手がかりで、それも外れることがあります。

純血種であれば、何代もかけて体格を固定してきた歴史があるので、親の大きさから子の完成形をある程度は読めます。ミックス犬にはその積み重ねがないため、同じ両親から生まれた兄弟でも、完成した体格がそろわないことがあります。

私は、大きさを条件に迎えることはおすすめしていません。「4kgまでの子がいい」という決め方をすると、5kgに育ったときに、その子そのものを受け入れにくくなってしまうからです。大きくなる可能性を最初から見込んで、抱っこや移動の負担が許容できるかで考えるほうが、あとが楽になります。

同じミックス犬の成長の幅については、チワプーの成犬の大きさと見た目の変化でも同じ考え方で整理しています。

公式の犬種標準が存在しない理由

マルプーに犬種標準が存在しないのは、犬種として登録されていないためです。犬種標準は、その犬種の理想の姿を定めた規定で、登録された犬種にだけ用意されています。

ジャパンケネルクラブの犬種紹介ページにマルチーズとプードルはありますが、マルプーの項目はありません。異なる犬種同士を掛け合わせた犬は、犬種としての登録の対象になっていないからです。

ここが、純血種との決定的な違いになります。純血種は「体高何cm、体重何kg」という目標に向けて何世代もかけて体格をそろえてきたのに対し、ミックス犬にはそろえるための目標がありません。

だから同じマルプーという呼び名でも、完成した姿にこれだけ幅が出ます。幅が広いことは品質の問題ではなく、そもそも幅を狭める仕組みが用意されていない、というだけの話です。

同じ兄弟でも完成形はそろわない

同じ両親から生まれた兄弟でも、大人になった姿はそろいません。片方が直毛の白、もう片方が巻き毛のクリームということが実際に起こります。

純血種であれば、両親から受け継ぐ特徴がもともと似ているので、兄弟の差は小さくなります。マルプーの場合は、まったく違う規定を持つ2犬種から特徴を受け取るため、どちらが強く出るかで結果が分かれます。

子犬を選ぶときに兄弟の写真を見せてもらうと、その組み合わせでどこまで幅が出るかが分かります。兄弟の中に大きい子がいれば、その大きさになる可能性も見込んでおけます。

マルプーが大人になる時期は生後8〜12か月が目安

マルプーが大人になる時期は生後8〜12か月が目安

マルプーが大人の体格になるのは、生後8か月から12か月ごろです。この時期に骨格の伸びが止まり、体重の増え方がゆるやかになります。

ただし、体の成長が止まることと、見た目が落ち着くことは別の話です。骨格が止まったあとも、毛質と毛量、そして顔の印象はしばらく動き続けます。

生後6か月までは体重が一気に増える

成長がいちばん速いのは、生後6か月までの時期です。この間に成犬体重の8割ほどまで達する子が多く、日ごとに体つきが変わっていきます。

迎えたばかりの生後2〜3か月の頃は、頭が体に対して大きく、手足が短く見えます。この比率がいちばん「ぬいぐるみらしい」時期で、多くの方がイメージしているマルプーの姿でもあります。

時期体で起きていること見た目の印象
生後2〜3か月迎え入れの時期。体重は成犬時の3割前後頭が大きく手足が短い。丸い
生後4〜6か月体重が急に増える。手足が伸びる顔と体のバランスが崩れて見える
生後7〜10か月体重の増え方がゆるやかになるマズルが伸び、大人の顔つきに近づく
生後10〜12か月骨格の成長がほぼ止まる体格が定まる。毛質はまだ動く
1歳半〜2歳筋肉がつき、体つきが安定する落ち着きが出て表情が穏やかになる
小型犬の一般的な成長の流れに、マルプーの飼い主の記録で多く見られる時期を重ねたもの

体の成長が止まっても顔つきは動き続ける

骨格が止まったあとも、顔の印象は1年ほど動き続けます。理由は、顔まわりの毛の量と質が、体より遅れて完成するからです。

生後4か月ごろまでは顔のパーツそのものが変わりますが、それ以降に変わるのは主に「顔と体のバランス」と「毛のボリューム」です。パーツの位置が同じでも、周りの毛が増えれば輪郭は変わって見えます。

だから「大人になって顔が変わった」と感じる時期が、飼い主さんによってばらつきます。骨格の変化を見ている方と、毛量の変化を見ている方とで、感じる時期が半年ほどずれることになります。

成長の止まりを家で確かめる4つの観察ポイント

成長が止まったかどうかは、家で確かめられます。次の4点を月に1回、同じ条件で記録しておくと、変化が止まったタイミングが分かります。

  • 体重:同じ時間帯・同じはかりで測り、日付とともに残す
  • 体高:床から肩の高さまで。壁ぎわに立たせて印をつける
  • 写真:同じ場所・同じ距離から真横と正面を1枚ずつ
  • 首輪の穴:留めている穴が何番目かを控えておく

体重は増減しますが、体高と首まわりは伸びきったところで止まります。3か月続けて体高が変わらなければ、骨格の成長は終わったと考えて差し支えありません。

写真は同じ条件で撮っておくのが要です。抱っこした写真ばかりだと比べようがないので、床に立った状態を残しておくと、あとから見返したときに変化がはっきり分かります。

成長が早い子とゆっくりな子の差

成長の速さにも、どちらの親に似たかが出ます。体が大きくなる子ほど成長期が長く、小さくまとまる子ほど早く止まる傾向があります。

体高23cmで止まる子と28cmまで伸びる子では、伸びる距離が5cm違います。同じ速さで伸びるなら、後者のほうが止まるまでに時間がかかることになります。

そのため、生後10か月で止まった子もいれば、1歳を過ぎてもわずかに伸びる子もいます。まわりの同じ月齢の子と比べて焦る必要はなく、その子の記録が3か月動かなくなったかどうかで見れば十分です。

月に1回、同じ場所で1枚だけ。それを1年続けるだけで、成長の記録が手元に残ります。

大人のマルプーは顔つきが3か所変わる

大人のマルプーは顔つきが3か所変わる

大人になったマルプーの顔で変わるのは、マズルの長さ、目と鼻の間隔、耳まわりの毛量の3か所です。この3つが同時に動くため、「顔が変わった」という印象になります。

逆に言えば、変わるのはこの3か所だけです。目の大きさそのものや、鼻の色、口角の形は成長でほとんど変わりません。

場所変わるかどうか変化が出る時期
マズルの長さ伸びる生後4〜8か月
目と鼻の間隔広がって見える生後4〜8か月
耳まわりの毛量増えて輪郭が変わる生後6か月〜1歳半
目の大きさほぼ変わらない—
鼻の色ほぼ変わらない—
顔で変わる場所と変わらない場所の分かれ方

「別の犬みたいになった」と感じたときも、変わっているのは上の3か所だけです。目そのものは同じなので、写真を並べて目だけを見ると、同じ子だと確かめられます。

マズルが伸びて幼さが減る

いちばん大きく変わるのはマズルです。マズルとは、鼻から口先にかけての部分のことで、子犬のときは短く詰まって見えます。

これは骨の成長の順番によるものです。頭の骨は、生まれたときは丸く、成長するにつれて前方へ伸びていきます。人の赤ちゃんの顔が丸く、大人になると輪郭が長くなるのと同じ動きです。

マズルがどこまで伸びるかは、親のどちらに似たかで決まります。プードルの犬種標準には一般外貌として「中位のプロポーション」と書かれており、頭から体まで全体に長さのある体つきが求められる犬種です。プードル寄りの骨格を受け継いだ子ほど、大人になってからの変化が大きく出ると考えられます。

目と鼻の間隔が広がって見える

目と鼻の間隔が広がるのも、マズルが伸びた結果です。パーツそのものは動いていませんが、間の距離が伸びるので、顔の中の余白が増えます。

子犬のときは目・鼻・口が顔の中央に密集していて、これが「あどけない」と感じる正体です。間隔が広がると、同じ目の大きさでも顔全体が落ち着いて見えます。

この変化が起きるのは、おおむね生後4か月から8か月ごろです。ちょうど体も一気に大きくなる時期なので、一度に何もかも変わったように感じられます。

耳まわりの毛量で輪郭が変わる

耳まわりの毛量が増えると、顔の輪郭が縦に長く見えるようになります。3か所のうち、ここだけは骨ではなく毛の変化です。

マルチーズの被毛は犬種標準で「非常に長い」と規定されており、垂れた耳の毛も伸び続けます。プードル側の毛は巻いて立ち上がるため、同じ長さでも横に広がります。どちらの毛質を受け継いだかで、輪郭の出方が変わります。

この部分だけは、カットで印象を戻せます。耳を短くすれば丸い印象に、長く残せば落ち着いた印象になります。骨格は変えられませんが、輪郭は毎月のトリミングで調整できると考えてよいところです。

  • 丸い印象に戻したいとき:耳を短めに、マズルの毛を丸く残す
  • すっきり見せたいとき:耳を長めに残し、目の周りを短くする
  • 目を大きく見せたいとき:目の上の毛を短く整えて視線を出す

大人になってから選べるカットの型

大人になると、子犬のときより選べるカットの型が増えます。毛質が決まって毛量も安定するので、形を作りやすくなるからです。

型形の作り方向いている毛質
テディベアカット顔まわりを丸く残し、マズルを短く見せるゆるいウェーブ〜巻き毛
マッシュカット頭の毛を前下がりにそろえて目を出す直毛〜ゆるいウェーブ
サマーカット体を短く刈り、顔だけ丸く残す毛玉ができやすい子・暑がりの子
アフロカット頭部の毛を丸く高く残す巻きが強く毛量の多い子
サロンで名前が通じやすい型と、合わせやすい毛質

丸さを残したい場合は、マズルの毛を短くしすぎないのがポイントになります。マズルを刈り込むと骨格がそのまま出るので、大人びた印象が強まります。

写真を持っていくときは、同じくらいの毛量の子の写真を選ぶと、仕上がりのずれが小さくなります。毛量が違う子の写真だと、同じ型でもまったく違う形になります。

大人のマルプーは毛質と毛色が動く

大人のマルプーは毛質と毛色が動く

大人になったマルプーは、毛質が硬く巻きが強くなる方向へ、毛色は薄くなる方向へ動くことが多いです。どちらも成長の過程で起きる自然な変化です。

変化が落ち着くのは1歳前後ですが、色については何歳になってもゆっくり動き続ける子がいます。

毛質は直毛と巻き毛の間のどこかに落ち着く

毛質は、両親の毛質の間のどこかに落ち着きます。犬種標準では、マルチーズが「非常に長いホワイトの被毛」、プードルが「縮れた被毛で、巻き毛もしくは縄状毛」と規定されていて、まったく質の違う毛が組み合わされています。

毛質のタイプ見た目お手入れで気をつけるところ
マルチーズ寄り(直毛)まっすぐ下に流れ、体の線が出る汚れがつきやすい。毛先が絡む
中間(ゆるいウェーブ)ふんわり広がる。もっとも多いタイプ湿気で毛玉になりやすい
プードル寄り(巻き毛)立ち上がって丸いシルエットになる根元で毛玉ができる。ブラシが届きにくい
犬種標準の被毛の規定と、実際に見られる毛質の分かれ方を対応させたもの

子犬のときの柔らかい毛は、生後6か月から1歳ごろにかけて入れ替わります。この入れ替わりの時期は毛玉ができやすいので、ブラッシングの回数を増やしておくと安心です。

色が薄くなるのはプードル側の毛色の幅から来ている

大人になって色が薄くなるのは、プードル側から受け継いだ色が抜けていくためと考えられます。ここは犬種標準を並べると、はっきりした理由が見えてきます。

マルチーズの毛色の規定は「ピュア・ホワイト。淡いアイボリーの色調も許容される。淡いオレンジの色調は許容されるが、望ましくなく、欠点の要因となる」です。つまり白一色が正しい姿とされ、オレンジがかった色は減点の対象になります。

いっぽうプードルは、ブラック・ホワイト・ブラウン・グレー・フォーンなど多くの色が認められている犬種です。クリームやアプリコットと呼ばれる淡いオレンジ系の色は、こちら側から来ています。

白しか持たない親と、多くの色を持つ親を掛け合わせているので、色の出方が安定しにくいのは仕組みとして無理のない話です。子犬のときアプリコットだった子が、1歳までにクリーム、さらに白へ寄っていくのは、この組み合わせの中では珍しくありません。

日光と加齢でも毛の見え方は変わる

毛色は、遺伝以外の理由でも変わって見えます。よく挙げられるのは、日光による退色と、加齢による色素の減少の2つです。

散歩の時間帯が長く日差しの強い季節に重なると、背中の毛だけが色あせて見えることがあります。夏の日中を避けて朝夕に歩くようにすると、この差は小さくなります。

また、毛のツヤや色が急に落ちたときは、体調が関係していることもあります。食欲や便の状態にも変化があるようなら、様子を見るより先に動物病院で相談してみてください。

毛が伸びる速さは大人になってから安定する

毛の伸びる速さは、大人になると一定になります。子犬のときは生え変わりと成長が重なって速さが読めませんが、毛質が決まると月ごとの伸び方がそろってきます。

速さが分かると、次のトリミングの時期を決めやすくなります。前回どのくらいの長さに切って、何週間で目にかかったかを1度控えておけば、その周期をそのまま使えます。

マルチーズもプードルも、毛が抜けて生え変わる代わりに伸び続ける被毛を持っています。マルチーズのお手入れの手間と同じ考え方が、そのままマルプーにも当てはまります。

大人のマルプーは性格が落ち着く方向へ変わる

大人のマルプーは性格が落ち着く方向へ変わる

大人になったマルプーは、1歳半から2歳ごろにかけて落ち着きが出てきます。子犬の頃の走り回る時間が減り、そばで休む時間が増えるという変化です。

ただし、性質そのものが入れ替わるわけではありません。もともとの気質は残ったまま、行動の激しさだけが収まっていくと考えると近いです。

落ち着きが出てくるのは1歳半から2歳ごろ

落ち着きが見えはじめるのは1歳半ごろからです。体の成長が止まってから半年ほど遅れて、行動が変わってきます。

両親の気質は、犬種標準ではこう書かれています。マルチーズが「活発で、愛情深く、非常に穏やかで、大変知的である」、プードルが「忠誠心、学習能力及び訓練性能で知られており、そのためコンパニオン・ドッグとして非常に適している」です。

どちらにも「穏やか」「訓練性能」といった言葉が入っていて、落ち着く方向へ向かいやすい組み合わせであることが分かります。もちろん規定は理想の姿を書いたものなので、個体差はあります。

「性格が悪くなった」と言われる場面の中身

「大人になって性格が悪くなった」と言われる場面は、ほとんどが要求と警戒の2つに整理できます。性質が変わったのではなく、子犬のときに通用していたやり方が通じなくなっただけ、という場合が多いです。

感じる場面起きていること試してみること
要求して吠える吠えたら応じてもらえた経験が積み重なっている吠えている間は反応せず、静かになった瞬間に応じる
抱っこを嫌がる体が大きくなり、抱え方が体に合わなくなったお尻を支える抱き方に変える
来客に吠える警戒心が育つ時期に入った玄関から離れた場所に居場所を作る
呼んでも来ない呼ばれたあとに嫌なことが起きた記憶がある来たときだけ良いことが起きる形にそろえる
大人になってから相談が増える場面と、家で試せる対応

どれも、性格の問題として扱うと行き詰まります。行動が起きた前後に何があったかで見ると、変えられる場所が見つかります。

留守番と吠えは大人になっても残りやすい

留守番の苦手さと吠えやすさは、大人になっても残りやすい行動です。落ち着きが出たあとも、この2つだけは変わらなかったという声がよく聞かれます。

両親であるマルチーズもトイプードルも、人のそばにいることを役割としてきた犬種です。ジャパンケネルクラブの記述でも、プードルは「コンパニオン・ドッグとして非常に適している」と書かれています。人と離れることが苦手なのは、性質としてごく自然なことになります。

  • 出かける前に長く声をかける(不安を大きくします)
  • 帰宅後すぐに大げさに構う(外出との落差が広がります)
  • 留守番の時間を急に長くする(慣らす段階を飛ばしています)

この3つを避けるだけでも、留守番中の様子は変わってきます。それでも家具を壊す、排泄が乱れる、体重が減るといった状態が続くようなら、家での工夫だけで抱え込まず、動物病院で相談してみてください。

オスとメスで落ち着き方に差はあるか

オスとメスの差は、傾向として語られる程度で、個体差のほうがはるかに大きいです。同じ性別でも、生まれ持った気質と育った環境で行動はまったく変わります。

一般には、オスのほうが遊びに積極的で、メスのほうが早く落ち着くと言われます。ただ、これは両親の犬種標準に書かれていることではなく、飼い主の実感を集めたものです。

迎える前に性別で性格を決めておくと、その通りにならなかったときに戸惑うことになります。性別より、その子が今どんなことを喜んでいるかを見て決めるほうが、暮らしやすさにつながります。

大人になってからでも慣れる場面は増やせる

大人になってからでも、慣れる場面は増やせます。子犬のうちに済ませておくのが理想とされますが、大人になってから初めての場所に慣れた子はたくさんいます。

進め方は、距離を取るところから始めることです。苦手なものにいきなり近づけると、その場面そのものが嫌な記憶になってしまいます。

来客が苦手な子なら、玄関から離れた部屋に居場所を作り、そこで落ち着いていられたら終わりにします。落ち着いていられた距離を1回ごとに少しだけ縮めていくと、無理なく範囲が広がります。

マルプーが大人になると可愛くないと言われる4つの理由

マルプーが大人になると可愛くないと言われる4つの理由

マルプーが大人になると可愛くないと言われる理由は、子犬とのギャップ・想像より大きい・胴長短足・性格が変わったの4つに整理できます。いずれも変化そのものではなく、迎える前に思い描いていた姿との差が理由になっています。

4つのうち3つは、犬種標準を先に見ておけば予想がついたことです。

言われる理由実際に起きていること犬種標準から予想できたか
子犬とのギャップ頭と体の比率が変わっただけ予想できる(成長の順番)
想像より大きい体高で最大8cmの幅がある予想できる(体高の規定)
胴長短足マルチーズ側の体型が出た予想できる(やや長いボディ)
性格が変わった体の変化で接し方が合わなくなった予想しにくい(暮らし方による)
4つの理由と、両親の犬種標準から先に読めたかどうか

1つずつ中身を見ていきます。

理由1:子犬の頃とのギャップがいちばん大きい

いちばん多い理由が、子犬のときの姿とのギャップです。ぬいぐるみのような丸い姿を基準にしてしまうと、その後の変化はすべて「そこから遠ざかる方向」に見えてしまいます。

ペットショップやブリーダーのサイトで目にするのは、たいてい生後2〜4か月の写真です。この時期は頭が大きく手足が短い、犬の一生でいちばん丸い時期にあたります。

成長して手足が伸びるのは、健康に育っている証拠です。丸さが減ったことを衰えのように受け取ってしまうと、その子の今の姿が見えにくくなってしまいます。

理由2:想像していたより大きくなった

想像していたより大きくなるのは、体高で最大8cm、体重で2kg以上の幅があるためです。この幅がある以上、予想から外れる子が出るのは避けられません。

とくに「小さいまま」を期待して迎えた場合、5kg前後に育つと印象が大きく変わります。抱き上げたときの重さや、キャリーバッグのサイズも変わってきます。

これは前に見たとおり、片方の親にしか体重の規定がないことから来ています。数字を約束できる犬種ではない、と最初に知っておくのがいちばんの対策になります。

理由3:胴長短足の体型になった

3つ目の胴長短足は、マルチーズ側の体型をそのまま受け継いだ結果です。ここは犬種標準にはっきり書かれています。

ジャパンケネルクラブのマルチーズの一般外貌は、「小型犬で、やや長いボディである」と規定されています。胴が長めであることが、欠点ではなく犬種の姿として定められているということです。

いっぽうプードルの一般外貌は「中位のプロポーション」で、胴と脚のつり合いが取れた体つきが求められます。マルチーズ寄りの体型を受け継いだ子は胴が長く、プードル寄りの子は脚が長く見えることになります。

つまり大人のマルプーが胴長短足に見えるのは、繁殖の失敗ではなく、片方の親の姿がそのまま出ているだけと考えられます。歩き方や走り方に不自由がないなら、体型として受け止めて差し支えありません。

ただし、急に脚を上げて歩く、段差を嫌がるといった変化が出たときは体型の話ではないので、動物病院で診てもらってください。

理由4:性格が変わったように感じた

4つ目は、性格が変わったと感じることです。前の章で見たとおり、実際に変わっているのは行動であって、気質そのものではないことがほとんどです。

子犬のときは何をしても許されていた行動が、体が大きくなったことで困りごとに変わる、という順番で起きます。同じ甘え方でも、1.5kgのときと4kgのときでは受け止め方が変わります。

そのため、しつけをやり直したというより、体の変化に合わせて接し方を作り直す、と考えるほうが実際に近いです。

大人のマルプーで変わるお手入れと健康の注意点

大人のマルプーで変わるお手入れと健康の注意点

大人になったマルプーで変わるのは、トリミングの間隔、食事の量、そして体重の見方の3つです。子犬のときのやり方をそのまま続けると、体重が増えやすくなります。

お手入れ自体の内容は変わりませんが、間隔と量の考え方を切り替える時期になります。

トリミングは1〜2か月に1回が目安になる

トリミングの間隔は、1〜2か月に1回が目安です。両親であるマルチーズもプードルも、毛が生え変わらずに伸び続ける犬種なので、切らないかぎり伸びていきます。

マルチーズの犬種標準に「非常に長い」と規定されているとおり、放っておけば床につく長さまで伸びます。プードル側の巻き毛は、伸びると根元で絡まって毛玉になります。

  • 目にかかる毛が視界をふさいでいないか
  • 脇と内股に毛玉ができていないか
  • 足裏の毛が肉球からはみ出して滑っていないか
  • お尻まわりの毛が汚れていないか

この4か所は、間隔を決める判断材料になります。1か所でも当てはまったら、次の予約を早めるサインとして扱えます。

大人になったら体重の記録を残す

成長が止まったあとの体重は、記録して見るものに変わります。子犬のときは増えて当たり前でしたが、大人になってからの増加は、そのまま体への負担になります。

成犬の体格が決まったところの体重を、その子の基準として控えておきます。そこから1割増えたら食事の量を見直す、という決め方にしておくと迷いません。

3.5kgの子なら350g、4kgの子なら400gが目安の幅です。小型犬にとって数百グラムは、人でいえば数kgに相当する重さになります。

体重計に乗せるのが難しい場合は、飼い主が抱いて乗り、あとから自分の体重を引く方法で測れます。同じ服装・同じ時間帯にそろえると、数百グラムの差も見えるようになります。

散歩と食事の量は成長が止まった時点で切り替える

食事の量は、成長が止まった時点で見直します。子犬用の量のまま与え続けると、必要な分を超えてしまうためです。

成長期は体を作るために多くのエネルギーを使いますが、大人になるとその分が不要になります。フードのパッケージには体重ごとの目安量が書かれているので、成犬の欄に切り替えるところから始めます。

散歩は、小型犬でも毎日必要です。運動量が少なくてよいと紹介されることもありますが、外のにおいや音に触れる時間には、体を動かすこと以上の意味があります。

  • 1日2回、短くても外に出る時間を作る
  • 同じ道だけでなく、たまに違う道を歩く
  • においを嗅いでいる時間を急かさない
  • 暑い時期は地面の熱さを手で確かめてから出る

大人になって落ち着いてきた子ほど、散歩の時間が短くなりがちです。走り回らなくなったのは体力が落ちたからではないので、外に出る回数はそのまま保っておくのがおすすめです。

気をつけたい不調と受診を考える目安

大人になってから相談が増えるのは、脚のトラブルと目のまわりの汚れです。どちらも両親の犬種で知られているもので、マルプーにも受け継がれる可能性があります。

ただし、症状の名前を家で当てにいく必要はありません。見るのは、いつもと違う様子が続いているかどうかだけで十分です。

気づく場面家で見ておくこと受診を考える目安
歩き方が変わった片脚を上げる、スキップのような歩き方をしていないか1日のうちに何度も見られる、続けて数日見られる
目のまわりが汚れる涙の量、毛の色が変わっている範囲急に増えた、目をこすっている、まぶたが腫れている
耳を気にする頭を振る回数、においの有無においが強い、耳をさわると嫌がる
毛のツヤが落ちた食欲、便の状態、飲水量食欲や便にも変化があり数日続く
家で見ておく点と、相談したほうがよい状態の分かれ目

私は資格を持った専門家ではないので、ここに書けるのは家での見方までです。当てはまるものがあったとき、心配なときは、様子を見るより先に動物病院へ相談してください。

大人になってからかかるお金の目安

大人になってから毎月かかるのは、食事・トリミング・予防にかかる費用です。子犬のときにかかっていたワクチンの回数が減るかわりに、トリミングが定期的に積み上がります。

トリミング料金は地域とサロンで幅がありますが、毛質によっても変わります。直毛寄りの子は汚れが落ちにくく、巻き毛寄りの子は毛玉をほどく手間がかかるため、どちらに似たかで作業時間が変わるからです。

金額を先に決めてしまうより、通う予定のサロンで「この毛質だといくらか」を聞いておくほうが確実です。毛玉がひどいと追加料金になることもあるので、その条件も一緒に確かめておくと安心できます。

あわせて、急な受診に備えたお金を分けて置いておくと、判断が遅れずにすみます。迷って様子を見る時間がいちばん惜しいので、そこを金額で悩まない形にしておくのがおすすめです。

大人のマルプーがどちらの親に似たかは5か所で分かる

大人のマルプーがどちらの親に似たかは5か所で分かる

大人になったマルプーがどちらの親に似たかは、毛のうねり・体高と体重の比・胴の長さ・毛色・耳の毛の落ち方の5か所で見分けられます。犬種標準で両親の規定が違っている項目を選んだので、判定の根拠がはっきりしています。

どちらに似たかが分かると、この先のお手入れの手間と、体重の落ち着きどころの見当がつきます。

見る場所マルチーズ寄りのしるしプードル寄りのしるし
毛のうねりまっすぐ下に流れる根元から巻いて立ち上がる
体高と体重体高20〜23cm・3kg台前半体高25〜28cm・4kg以上になりやすい
胴の長さ脚に対して胴が長い胴と脚のつり合いが取れている
毛色白のまま変わらないクリーム・アプリコットが薄くなる
耳の毛重みで垂れて伸びる横に広がってふくらむ
両親の犬種標準で規定が分かれている5項目から作成

5か所のうち3つ以上そろえば判定できる

判定は、5か所のうち3つ以上が同じ側にそろったかどうかで見ます。1か所だけを見て決めると、カットの影響で読み違えることがあるからです。

とくに毛のうねりは、短く刈った直後は判定できません。伸びてきた1か月後に、根元から巻いているかどうかで見るのが確実です。

3つ以上そろわず、どちらとも言えない子も珍しくありません。むしろ両方の特徴が混ざるのがミックス犬の姿なので、無理に片方へ寄せて考える必要はありません。

似た側が分かるとお手入れの手が決まる

どちらに似たかが分かると、毎日のブラッシングで使う道具が決まります。毛質によって、届かせたい場所が違うからです。

直毛寄りの子は毛先が絡むので、コームで毛先から少しずつほどく形になります。巻き毛寄りの子は根元で絡むので、スリッカーブラシで根元から起こす形が向きます。

同じ「毛玉ができる」でも、できる場所が違います。ここを取り違えると、毎日ブラッシングしているのに毛玉が残る、という状態になりやすいです。

サロンで相談するときも、この判定が伝わると話が早くなります。「巻きが強めなので根元が絡みやすい」と一言添えるだけで、見てもらう場所が具体的になります。

体重の落ち着きどころも同じです。プードル寄りと分かっていれば、4kgを超えても慌てずにすみますし、マルチーズ寄りなのに5kgに近づいたときは、食事の量を見直す合図として受け取れます。

抜け毛とにおいは大人になっても少ないまま

抜け毛の少なさとにおいの軽さは、大人になっても変わりません。どちらの親も、季節で毛が生え変わらない被毛を持つ犬種だからです。

ただし、抜け毛がゼロというわけではありません。抜けた毛が床に落ちずに周りの毛へ絡んで残るので、目に見えないだけです。

この絡んだ毛を取り除くのがブラッシングの役目になります。掃除の手間が減るぶん、ブラッシングの手間が増えると考えておくと、実際の暮らしに近いです。

においについても、体臭が強くなることはあまりありません。においが気になるようになったときは、口の中か耳か皮膚に理由があることが多いので、そこを確かめてみてください。

マルプーの大人に関するQ&A

マルプーの大人に関するQ&A

何か月で大人になりますか

体格の面では、生後8か月から12か月ごろに大人になります。この時期に骨格の伸びが止まり、体高が変わらなくなります。

ただし毛質と毛量は1歳を過ぎても動きますし、落ち着きが出るのは1歳半から2歳ごろです。見た目と行動では、大人になる時期が半年ほどずれると考えておくと納得しやすいです。

大人になると何キロになりますか

大人になったマルプーは3〜4kgを中心に、2kg台から5kg前後まで幅があります。中心の数字は、片方の親であるマルチーズの犬種標準に書かれた3〜4kgから来ています。

もう片方の親であるトイ・プードルの犬種標準には体重の規定がなく、体高だけで決められています。上限を示す数字を持つ親が片方しかいないため、5kgを超える子が出ても不思議ではありません。

毛の色は必ず変わりますか

必ず変わるわけではありません。白の子はそのまま白であることが多く、変化が出やすいのはクリームやアプリコットなど色のついた子です。

マルチーズの毛色の規定はピュア・ホワイトで、色つきの毛はプードル側から受け継いだものです。色が薄くなる方向へ動くのは、その色の出方が安定していないためと考えられます。

寿命はどのくらいですか

犬種標準に寿命の規定はないため、公式の数字はありません。ジャパンケネルクラブの両親犬種のページを確認しましたが、寿命についての記述は置かれていませんでした。

一般には12〜15年ほどと紹介されることが多い犬です。ただし個体差と暮らし方の差が大きいので、年に1回の健康診断を続けるほうが、平均の数字より確かな備えになります。

顔が変わるのを止められますか

骨格の変化は止められませんが、輪郭の印象はカットで調整できます。顔つきの変化のうち、毛の量が理由になっている部分は毎月のトリミングで戻せるからです。

丸さを残したい場合は、マズルの毛を短く刈りすぎないようにサロンで伝えてみてください。骨格が出るほど短くすると、大人びた印象が強く出ます。

大人になった子を迎えることはできますか

大人になった子を迎えることはできます。ブリーダーからの譲渡や、里親募集を通じて成犬から迎える方法があります。

大きさも毛質も性格もすでに決まっているので、迎えたあとの想像が外れにくいという良さがあります。子犬から育てる楽しみとは別の形で、暮らしの見通しは立てやすくなります。

大人になっても甘えん坊のままですか

甘えん坊なところは、大人になっても残ることがほとんどです。落ち着いて見えるようになっても、そばにいたがる気持ちは変わりません。

変わるのは甘え方です。子犬のときのように飛びついてくる形から、静かに足元へ来て寝るという形に移っていきます。

そのため「素っ気なくなった」と感じることがありますが、距離が離れたわけではありません。近くにいる時間そのものは、むしろ増えていることが多いです。

抜け毛は増えますか

大人になっても抜け毛が増えることはほとんどありません。両親とも季節で毛が生え変わらない犬種のためです。

ただし、抜けた毛が床に落ちずに周りの毛へ絡んで残ります。急に毛が抜け落ちる、地肌が見える場所があるといった変化に気づいたときは、いつもの抜け毛とは別のことなので動物病院で相談してください。

まとめ:マルプーの大人の変化は4か所に出る

マルプーが大人になったときの変化について、両親の犬種標準と照らし合わせながら整理しました。

  • 大きさは体高20〜28cm・体重3〜4kgを中心とした幅に収まる
  • 体重の目安はマルチーズ側の規定だけが根拠で、上限を示す親がいない
  • 体格が決まるのは生後8〜12か月、落ち着くのは1歳半〜2歳ごろ
  • 顔つきはマズル・目と鼻の間隔・耳まわりの毛量の3か所が変わる
  • 毛色が薄くなるのはプードル側から受け継いだ色によるもの
  • 胴長短足に見えるのは、マルチーズの「やや長いボディ」の規定どおりの姿

大人になってからの姿は、両親のどちらの規定が出たかで説明がつくことがほとんどです。予想と違ったときも、その子が失敗作だったわけではなく、片方の親の姿がはっきり出ただけと考えてみてください。

変化が落ち着いたら、その時点の体重と体高をその子の基準として控えておきます。これから先の年月で見るのは、平均との差ではなく、その基準からの動きです。

ミックス犬の成長については、こちらの記事もあわせてどうぞ。

変わっていく途中の姿も、あとから見返すと大切な記録になります。今月の1枚から残してみてください。

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