チワワの原産国はメキシコ|原種テチチと名前の由来・歴史も

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チワワの原産国はメキシコ|原種テチチと名前の由来・歴史も

チワワの原産国を調べると、メキシコという答えはすぐに出てきます。

ただ、そのあとに中国説やエジプト説が並んでいたり、祖先はテチチという犬だと書かれていたりして、どこまでが公式に決まっている話なのかが見えにくくなります。

そこで、犬種の基準を決めている団体の文書に原産国がどう書かれているのかを調べました。公式に書いてあることと、書いていないことを分けて整理しています。

この記事でわかること
  • 犬種標準に書かれている原産国と、その根拠の分量
  • 犬種名がメキシコの州の名前から来た経緯
  • 原種テチチと、品種改良の前の姿
  • 中国説・マルタ説・エジプト説が公式文書にあるかどうか
  • 公認犬種になるまでの年表と、体重だけで決まる基準
目次

チワワの原産国はメキシコで公式に登録されている

チワワの原産国はメキシコで公式に登録されている

チワワの原産国はメキシコです。世界の犬種を分類している国際畜犬連盟(FCI)の犬種標準に、そう登録されています。

日本で血統書を発行しているジャパンケネルクラブの犬種標準も、同じくメキシコと記載しています。国内と国外で食い違いはありません。

2026年9月14日時点で、2つの団体の文書に載っている内容を並べたものが下の表です。

項目FCI犬種標準 第218号ジャパンケネルクラブ 犬種標準
犬種名CHIHUAHUEÑO(Chihuahua)チワワ
原産国Mexicoメキシコ
用途Companion dogコンパニオン・ドッグ
分類第9グループ 第6セクション9G:愛玩犬
標準書の公用語スペイン語(英語版は翻訳)記載なし
正式に公認された日1959年4月12日記載なし
現行の標準が出た日2019年4月9日最終更新 2025年3月5日
サイズ体重1〜3kg・理想1.5〜2.5kg体重1kg〜3kg・理想1.5kg〜2.5kg
出典:FCI犬種標準 第218号(英語版)/ジャパンケネルクラブ 犬種紹介

数字の出どころはジャパンケネルクラブのチワワの犬種標準と、FCIのチワワの犬種情報ページです。

公式に書かれているのは「メキシコ」の1語だけ

公式の標準書で原産国の欄に書かれているのは、「ORIGIN: Mexico.」というたった1行です。なぜメキシコなのかという説明は、その欄には一切ありません。

根拠らしきものが置かれているのは、そのあとに続く「BRIEF HISTORICAL SUMMARY(簡単な沿革)」です。ここも4文しかありません。

4文の中身は、世界最小の純血種とされていること、犬種名がメキシコ最大の州の名前であること、トルテカ文明の時代に先住民に捕らえられて家畜化されたと考えられていること、トゥーラにいた「テチチ」という小型犬の像が今のチワワによく似ていることの4つです。

つまり、公式が持っている材料はこれだけということになります。ネット上で見かける細かい年号や逸話の大半は、この4文の外側にある話です。

標準書の残りの部分は、頭・目・耳・首・胴・四肢・尾・被毛・毛色・サイズ・歩様といった体の条件で占められています。歴史の記述は全体のごく一部です。

犬種の基準というのは、そもそも「今その犬をどう見分けるか」を決める文書です。過去をたどる資料として作られているわけではない、という前提を持っておくと納得できます。

原産国と起源は同じ言葉ではない

犬種の世界でいう原産国は、その犬種の標準を管理している国を指します。犬が地球上で最初に生まれた場所という意味ではありません。

その裏づけになるのが、標準書の公用語です。第218号の標準書には、正式な言語がスペイン語で、英語版はそこからの翻訳だと明記されています。

基準の原文をスペイン語で書き、内容を管理しているのがメキシコ側だということです。ここを分けて考えると、後で出てくる中国説やマルタ説とも正面からぶつからずに理解できます。

私だったら、原産国については「基準を管理している国がメキシコ」の一点だけを覚えておきます。上の表のとおり、公式が2団体そろって書いているのはそこだけだからです。

そのうえで、どこで生まれたのかという話は決着していない問いとして分けておきます。この分け方をしておくと、あとから別の説を見かけても揺らがずにすみます。

血統書に書かれている原産国は、この標準を管理している国のことなので、迎えた子が生まれた国とは別ものです。

チワワの名前はメキシコ最大の州チワワ州が由来

チワワの名前はメキシコ最大の州チワワ州が由来

チワワという犬種名は、メキシコ最大の州であるチワワ州の名前から来ています。公式の沿革にもそう書かれています。

州の名前が先にあり、そこで見つかった小さな犬に地名が付いた形です。犬の名前が州名になったわけではありません。

スペイン語の犬種名は「Chihuahueño」で、これは「チワワ州の」という意味の形になっています。日本語で「チワワ」と呼んでいるのは、この州名の部分だけを取った呼び方です。

犬種名がそのまま分類のセクション名になっている

FCIの分類では、第9グループ第6セクションの名前が「Chihuahueño」そのものです。このセクションに入っている犬種は1つだけです。

同じ第9グループには、マルチーズやビション・フリーゼが入る第1セクション、プードルの第2セクション、パグやフレンチ・ブルドッグが入る第11セクションなどがあります。どのセクションも複数の犬種をまとめた名前が付いています。

1犬種のためにセクションが立っているのは、他の犬種とまとめて扱えない特徴を持っていると判断されているためと考えられます。分類の上でも独立した存在だということです。

メキシコを原産国とする犬種はもう1つある

FCIで原産国がメキシコと書かれている犬種は、チワワとショロイツクインツレの2つです。後者はメキシカン・ヘアレス・ドッグとも呼ばれる毛のない犬種です。

犬種標準番号グループ正式公認体の大きさの規定
チワワ第218号第9グループ(愛玩犬)1959年体重1〜3kg・体高の規定なし
ショロイツクインツレ第234号第5グループ(原始的な犬)1961年大・中・小の3サイズ区分
出典:FCI犬種情報ページ(第218号・第234号)

2犬種は分類も大きさの決め方も違います。共通しているのは、どちらもメキシコの古い時代からいたとされる点です。

アメリカンケネルクラブは、テチチとこのショロイツクインツレを掛け合わせて今のチワワができたという説を紹介しています。2犬種が並んで語られるのには、こうした背景があります。

チワワの原種はテチチで品種改良前は今より大きい

チワワの原種はテチチで品種改良前は今より大きい

チワワの原種とされているのは「テチチ」という小型犬です。今のチワワより少し大きい体つきだったと伝えられています。

公式の沿革には、テチチの像が今のチワワによく似ているという書き方で登場します。骨格の記録ではなく、像との見た目の一致が根拠になっている形です。

テチチはトルテカ文明の時代にトゥーラにいた小型犬

テチチが暮らしていたとされるのは、メキシコ中部の古代都市トゥーラです。トルテカ文明が栄えた時代にあたります。

公式の沿革では、テチチの姿が街の建物の装飾に使われていたと説明されています。その像が今の姿とよく似ていることが、つながりの手がかりとされています。

ここでも書き方は「〜と考えられている」という推定の形です。公式の側も断定はしていない、という点は押さえておくと読み違えずにすみます。

生贄や食用だったという話は公式文書には無い

テチチが生贄や食用にされていたという話は、FCIの標準書にもジャパンケネルクラブの沿革にも書かれていません。公式の記述は、野生にいたものが捕らえられて家畜化されたところまでです。

ないと決めつける材料も手元にはありません。犬種の基準を決める文書が扱う範囲を超えている、という言い方が実際に近いところです。

読むときは「公式に確認できる話」と「伝えられている話」を分けておくと迷いません。この記事の表では、その線引きを列で分けています。

品種改良の前はスムースだけだった

今の標準ではスムース(短毛)とロング(長毛)の2つの被毛が認められていますが、もともとは短毛だけだったと伝えられています。

長毛の姿はポメラニアンやヨークシャー・テリア、パピヨンなどとの交配を経て生まれたという説明がよく見られます。この交配の経緯も、公式の標準書には載っていません。

標準書が扱っているのは現在の被毛の条件だけです。短毛側は毛のない個体を認めず、長毛側は毛が長くふわふわと波打ちすぎるものを認めないと書かれています。

チワワの起源には公式に書かれていない説がある

チワワの起源には公式に書かれていない説がある

チワワの起源には、公式文書に書かれていない説が3つあります。中国説・マルタ説・エジプト説のことで、名前が出てくるのはメキシコだけです。

それぞれの説が、どの団体の文書に載っているかを仕分けたものが下の表です。3つの公式ページの記載を照らし合わせました。

説内容FCI標準書ジャパンケネルクラブの沿革アメリカンケネルクラブ
メキシコ説トルテカ文明のテチチが祖先記載あり記載あり「メキシコ原産である可能性が最も高い」
中国説中国にいた犬が新大陸へ渡った記載なし記載なし「そう推測する人もいる」として言及
マルタ説スペイン人がマルタ島から運んだ記載なし記載なし「そうした説もある」として言及
エジプト説約3000年前の遺跡から小型犬の骨記載なし記載なし記載なし
出典:FCI犬種標準 第218号/ジャパンケネルクラブ 犬種紹介/アメリカンケネルクラブの犬種史の解説

アメリカンケネルクラブは犬種の解説で、チワワを「メキシコの国のシンボル」であり「アメリカ大陸で最も古い犬種のひとつ」と紹介しています。そのうえで、他の説も並べて示している形です。

中国説とマルタ説の出どころ

中国説とマルタ説の出どころは、専門家の間に推測として残っている見方です。アメリカンケネルクラブも、メキシコ原産である可能性が最も高いとしたうえで補足として挙げています。

マルタ説は、スペイン人がマルタ島から連れてきたのではないかという見方です。中国説は、中国にいた小型犬が貿易を通じて新大陸へ渡ったのではないかという見方になります。

どちらも、はっきりした証拠が示されているわけではありません。表の列で見ると、公式の基準に載せる段階までは進んでいない話だと分かります。

2013年の遺伝子研究が示したこと

2013年に、スウェーデンの王立工科大学の研究グループが遺伝子の解析結果を発表しています。アメリカ大陸の犬種と古代の考古学的な試料を比べた内容です。

この研究は、アメリカ大陸の在来犬にアジア由来の系統が残っていることを示したものとして紹介されています。起源の議論で引き合いに出されることが多い研究です。

ただし、この結果がそのまま犬種標準の原産国の記載を変えたわけではありません。標準書の原産国の欄は、2019年に出た現行の版でもメキシコのままです。

説が消えない理由を考えてみる

説がいくつも残るのは、公式の沿革が4文しかないからだと私は思っています。空いている部分を埋める形で、いろいろな話が入り込む余地があります。

公式の書き方が「〜と考えられている」という推定の形であることも効いています。断定していない文章は、別の説を否定する力を持ちません。

さらに、像の見た目という手がかりは数字で示せるものではありません。決着を付ける材料が乏しいまま、複数の説が並んで残っているのが現状だと考えられます。

チワワが公認犬種になるまでの年表

チワワが公認犬種になるまでの年表

チワワが犬種として公認されたのは、アメリカが1904年、FCIが1959年です。2つの団体で55年の開きがあります。

年ごとのできごとと、確認できた出どころを並べたものが下の表です。

年できごと確認できた出どころ
9世紀ごろトルテカ文明の時代にテチチがいたとされるFCI標準書・ジャパンケネルクラブの沿革
1904年アメリカンケネルクラブが犬種として認めるアメリカンケネルクラブの犬種史の解説
1904年最初の登録犬「Midget」(テキサス州の飼い主)同上
1923年アメリカのチワワ愛好会が発足同上
1928年5月19日初の単犬種展を開催(出陳42頭・牡14頭/牝28頭)同上
1959年4月12日FCIが正式に公認FCI犬種情報ページ
2019年4月9日現行の犬種標準が発効FCI犬種標準 第218号
2025年3月5日ジャパンケネルクラブの犬種紹介が最終更新ジャパンケネルクラブ 犬種紹介
出典:FCI・ジャパンケネルクラブ・アメリカンケネルクラブの各公式ページ

並べて分かるのは、公認の記録がはっきり残っているのは20世紀に入ってからだということです。それ以前の話は、像や伝承をもとにした推定の領域になります。

1904年に最初に登録された個体には「Midget」という名前が残っています。飼い主はテキサス州の人で、メキシコと国境を接する州です。

愛好会の発足が1923年、初の単犬種展が1928年と、組織が整うまでに20年ほどかかっています。最初の展覧会の出陳数は42頭で、牡より牝が倍いた記録です。

この20年ほどの積み重ねがあって、1959年のFCIの公認につながったと考えられます。1904年と1959年の55年の開きは、そのまま犬種が世界へ広がるのにかかった時間と読めます。

日本で飼われ始めた時期ははっきりした記録が無い

日本へ入ってきた時期は、1970年代とされることが多いものの、公式の文書では確認できませんでした。ジャパンケネルクラブの犬種紹介にも輸入の年は載っていません。

1960年代のアメリカで人気が高まり、そのあと日本へ広がったという流れで語られるのが一般的です。ただし、その年号の根拠は3つの団体の公式ページには載っていません。

年号を断定して覚えるよりも、公認の記録と伝聞を分けておくほうが役に立ちます。迎えるときの判断に効いてくるのは、年号ではなく今の基準のほうです。

メキシコのチワワが大きいという規定はない

メキシコのチワワが大きいという規定はない

メキシコのチワワが大きいという決まりは、犬種標準のどこにもありません。体重の規定は世界共通で1つだけです。

原産国だからといって、現地の個体に別の基準が当てられることはありません。国ごとの区分もありません。

体重の規定は世界共通で1〜3kg

標準書に書かれている体重は1〜3kgで、理想は1.5〜2.5kgです。1kg未満と3kg超はどちらも失格とされています。

この数字はスペイン語の原文で決められ、各国の団体がその内容を訳して使っています。日本の犬種標準の数字も同じです。

現地で大きめの個体を見かけたという話があったとしても、それは基準が違うのではなく個体差です。同じ規定の中でも、体格には幅があります。

犬じゃないと言われる話の出どころ

犬じゃないと言われる話の出どころは、体の小ささと、失格事項に「鹿のようなタイプ」という項目があることの2つだと考えられます。

標準書の失格事項には、頭が細く首が長く体つきが華奢で四肢が長い個体を指して「deer type」と書かれています。鹿という言葉が使われているのは、あくまで体型の呼び名です。

分類の上では、第9グループの愛玩犬としてはっきり登録された犬種です。別の動物として扱われている事実はありません。

うちの子が規定の幅からはみ出していても、家族として過ごすうえでは何も変わりませんので、気に病まないでくださいね。

チワワの特徴は体重だけで決まる犬種標準にある

チワワの特徴は体重だけで決まる犬種標準にある

チワワの特徴は、体重・頭の形・耳・尾の4点で決まります。体高は基準に入っていません。

この決め方は原産国が決めた原文にもとづくもので、日本でも同じ内容が使われています。

体高は考慮されない

標準書には「この犬種には体重のみが考慮され、体高は考慮されない」と書かれています。背の高さで良し悪しを判断する項目がないということです。

多くの犬種は体高の数字で大きさが決められています。体重だけで決まる書き方は、犬種の中では珍しい部類に入ります。

体つきについては、体長が体高よりわずかに長く、牡はほぼ正方形が望ましいという書き方がされています。数字ではなく比率で示されている形です。

毛色はマール以外すべて認められる

毛色はマール以外のすべての色と組み合わせが認められています。これは原産国が決めた原文の段階でそう書かれています。

色の名前を一つひとつ挙げるのではなく、認めないものを1つだけ指定する書き方です。そのため、ネット上で見かける毛色の一覧はどれも便宜的な分け方になります。

マールが除かれているのは、遺伝性の疾患が出やすいという理由が知られています。繁殖にも使えない扱いです。

頭と耳と尾の形が犬種の決め手

頭はりんごのように丸いアップル・ヘッドで、これが犬種の特徴として最も重視されます。標準書でも「非常に重要」と書かれている部分です。

耳は大きく直立し、休んでいるときは45度ほど横へ傾きます。垂れ耳と短い耳は失格事項に入っています。

尾は付け根が高く、動いているときは高く弧を描くか半円状に保たれます。尾がないことも失格事項の1つです。

性格は勇敢で注意深いと書かれている

気質の欄には「機敏で注意深く、活発であり、大変勇敢である」と書かれています。小さな体で強気に出る場面が多いのは、この気質と結び付けて語られることが多い部分です。

ただし、これはあくまで犬種全体の傾向です。同じ犬種でも、おっとりした子も人見知りが強い子もいて個体差があります。

攻撃的すぎる個体や極端に臆病な個体は、標準書では失格事項として扱われています。気質も見た目と同じように基準の中に置かれているということです。

家で確かめられる観察ポイントは3つ

基準と照らし合わせたいときに、家で確かめられるのは体重・頭の形・耳の角度の3つです。道具は体重計と写真だけで足ります。

  • 体重:自分が抱いて体重計に乗り、そのあと自分だけの数値を引く。月に1回、同じ時間帯で測ると変化が読める
  • 頭の形:正面と真横から写真を撮り、額のカーブがりんご状に丸く出ているかを見る
  • 耳の角度:寝起きのくつろいでいる時間に撮り、横へ倒れる角度が45度くらいに収まっているかを見る

3つとも、基準から外れていても健康とは関係ありません。見た目の条件はドッグショーで順位を付けるためのもので、暮らしの良し悪しを決める指標ではないからです。

体重だけは別で、増減の記録が体調の手がかりになります。急に減った、増えたというときは動物病院で相談してください。

チワワの原産国に関するQ&A

チワワの原産国に関するQ&A

チワワの原産国はどこですか

チワワの原産国はメキシコです。FCIの犬種標準にも、ジャパンケネルクラブの犬種紹介にも同じ記載があります。

犬種名は、メキシコ最大の州であるチワワ州の名前から来ています。

チワワの原種は何という犬ですか

原種とされているのはテチチという小型犬です。トルテカ文明の時代に古代都市トゥーラにいたと伝えられています。

公式の沿革では、その像が今の姿によく似ていると説明されています。骨の記録ではなく像が根拠になっている点は、押さえておくと読み違えません。

チワワはどうやって作られたのですか

チワワは、野生にいた犬がトルテカ文明の時代に先住民に捕らえられ、家畜化されてできたと考えられています。公式の沿革に書かれているのはここまでです。

そのあと19世紀にアメリカへ渡り、1904年に犬種として認められました。長毛の姿が生まれた経緯は、公式の文書には記載がありません。

パンダのような白黒の子は何色に分類されますか

白黒の模様は犬種標準の中に専用の呼び名がありません。標準ではマール以外のすべての色と組み合わせが認められているためです。

一般には、白地に別の色が入るものをパーティカラーやパイドと呼びます。パンダという呼び方は愛称であって、基準の言葉ではありません。

日本が原産国の犬にはどんな犬種がいますか

FCIの分類では、秋田・柴・北海道犬・甲斐・紀州・四国・日本スピッツが第5グループ第5セクションにまとめられています。

このほかに、第9グループの狆と第3グループの日本テリアも原産国が日本です。グループが分かれているのは用途と体つきで分類されているためです。

原産国を知ると飼い方で役に立ちますか

役に立つのは暑さ寒さへの向き合い方を考えるときです。乾いた土地で生まれた小さな体は、寒さと湿気の両方が苦手だと考えられます。

冬場の室温と、夏の湿度の管理を先に整えておくと過ごしやすくなります。体調で気になることが出てきたときは、動物病院へ相談してください。

まとめ|チワワの原産国と原種

チワワの原産国はメキシコで、原種はテチチとされています。公式に書かれていることだけを取り出すと、迷いどころが減ります。

  • 原産国はメキシコで、FCIとジャパンケネルクラブの記載は一致している
  • 公式の根拠は沿革の4文だけで、書き方は推定の形
  • 犬種名はメキシコ最大の州の名前が由来で、分類のセクション名にもなっている
  • 原種はテチチで、品種改良の前は短毛だけだったと伝えられている
  • 中国説・マルタ説・エジプト説は公式文書に記載がない
  • 体重は世界共通で1〜3kg、体高は基準に入っていない

迎える前の見当は、伝承ではなく今の基準でつけるほうが確かです。体重の幅と気質の傾向を押さえておけば、暮らしの準備がしやすくなります。

体格や体調のことで気になることが出てきたら、心配なときは動物病院へ相談してくださいね。

もう少し詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。

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