チワワの爪切りは、月に1〜2回が目安になります。ただしこの数字は犬全体の話で、チワワの体つきに当てはめると少し事情が変わります。
国際的な犬種基準には、チワワの爪について「特によくアーチを描き、適度な長さ」と書かれています。根元まで詰めるのが正解ではない、ということです。
基準の言葉を手がかりに、頻度の決め方・どこまで切るか・切り忘れやすい場所を整理しました。
- チワワの爪切りの頻度の目安と、爪が削れにくくなる理由
- 1回で切る爪が16本から20本に変わる数え方
- 犬種基準が書いている爪の形と、どこまで切るかの線引き
- 黒い爪を断面の色で判断する手順
- 嫌がるときの進め方と、家でやるか任せるかの決め方
チワワの爪切りの頻度は月に1〜2回が目安

チワワの爪切りの頻度は、月に1〜2回が目安です。散歩の時間が長い子は月1回、室内で過ごす時間が長い子は月2回に近づくと考えてください。
ただし、カレンダーだけで決めるとうまくいきません。伸びる速さには個体差があるので、家で見て判断する手がかりを持っておく方が確かです。
室内で過ごす時間が長い子は3〜4週に1回
室内で過ごす時間が長いチワワは、3〜4週に1回のペースになりやすいです。爪が自然に削れる場面が少ないぶん、伸びたまま気づかずに過ぎてしまいます。
削れるかどうかを決めるのは、歩く距離よりも歩く場所です。アスファルトの上をよく歩く子は削れますが、土や芝生、室内のフローリングではほとんど削れません。
抱っこで外に出ることが多い子も、削れる機会が少なくなります。散歩に行っているかどうかではなく、地面に足をつけて歩いている時間で考えてみてください。
ペースが決まらないうちは、まず3週間で一度見てみるところから始めると調整しやすくなります。短すぎれば次を4週に延ばせばよいだけです。
体重が1〜3kgだと爪は自然に削れにくい
チワワは体重が1kgから3kgの犬種で、地面にかかる力がもともと小さくなります。同じ距離を歩いても、体の重い犬ほどには爪がすり減らないと考えられます。
この体重の幅は、国際畜犬連盟(FCI)のチワワの犬種基準で決められているものです。基準は大きさを体高では見ず、体重だけで規定しており、理想は1.5kgから2.5kgとされています。
標準より大きめの子の体格については、チワワがデカいと言われる理由をまとめた記事で骨格と脂肪の見分け方を整理しています。体重が増えても、爪が削れる量が急に変わるわけではありません。
つまりチワワは、放っておいて爪が整う側の犬種ではありません。頻度を決めて人が切る前提で考えた方がうまくいきます。
月1〜2回という目安は、大きさの違う犬をまとめた数字です。チワワに当てはめるときは、削れにくい側へ寄せて考えてください。
頻度より「音」と「立ち姿」で決める
切るタイミングは、フローリングを歩く音と、立ったときの爪先の位置で決められます。どちらも道具なしでその場で確かめられます。
歩いたときにカチャカチャと音がするのは、爪の先が床に当たっているということです。音が出はじめたら、日数に関係なく切りどきになります。
立ち姿で見るときは、横から目線を床に近づけます。4本の足で立った状態で爪先が床に触れていなければ、まだ余裕があります。
絨毯に爪が引っかかる、歩き方がぎこちないといった変化もサインです。滑って転びやすくなる前に整えておきたいところです。
音は家族の誰かが先に気づくことが多いものです。気づいた人がカレンダーに丸を付けるだけでも、次の回の見当がつきます。
爪が伸びたままだと足のつき方が変わる
爪が伸びたままの状態が続くと、足の裏の着き方そのものが変わります。爪先が先に床に当たるため、肉球で体を支えられなくなるからです。
チワワの肉球は、犬種基準でもよく発達して弾力があると書かれている部分です。ここで体重を受け止められないと、フローリングで滑りやすくなります。
滑る状態が続けば、足を踏ん張る姿勢が増えます。体の小さいチワワでは、その負担が積み重なりやすいと考えられます。
さらに伸びると、爪の先が内側へ曲がって肉球の方を向きます。そのまま伸びれば肉球に当たり、歩くたびに痛みが出る形になります。
爪が肉球に触れている、歩くのを嫌がるといった様子があるときは、家で切る前に動物病院で診てもらってください。
子犬とシニアでは見るところが変わる
子犬とシニアの時期は、同じ月1〜2回でも見るところが変わります。伸びる速さと、爪そのものの状態が成犬期と違うからです。
| 時期 | 頻度の目安 | 見ておきたいこと |
|---|---|---|
| 子犬 | 月2回に近い | 先がとがって人の肌を引っかけていないか |
| 成犬 | 月1〜2回 | フローリングで音が鳴っていないか |
| シニア | 月2回に近い | 動く量が減って削れていないか |
子犬の爪は細くてとがっており、伸びるのも早めです。人の肌や服に引っかかるようになったら、先を丸くする程度で足ります。
シニアの子は、動く量が減って削れる機会がさらに少なくなります。寝ている時間が長くなった子ほど、間隔を詰める必要が出てきます。
立たせて確認するのが負担になる子もいます。その場合は、横になった状態で足を持ち上げ、肉球と爪先の高さを見る形に変えてください。

音が鳴りはじめた日をメモしておくと、その子の伸びる速さが次から分かります。
チワワの爪切りで切り忘れやすいのは狼爪

チワワの爪切りでいちばん切り忘れが起きるのは、前足の内側にある狼爪です。地面から離れた位置にあるため、歩いても削れず、毛にも隠れて見つけにくくなります。
狼爪は人間でいう親指にあたる位置の爪です。手首に近いところに、少し浮いた形で付いています。
切り忘れが続くと、この1本だけが他より長い状態になります。爪切りの回数を守っていても起きるので、本数の数え方から見直すのが早道です。
犬種基準は狼爪を「望ましくない」と書いている
チワワの犬種基準では、狼爪は前足も後足も「望ましくない」とされています。つまり、付いていない個体もいるということです。
FCIの犬種基準218番の原文の前肢と後肢の項に、どちらも同じ言葉で「狼爪は望ましくない(Dewclaws are not desirable)」と書かれていることを、2026年9月19日に確認しました。
望ましくないとされているのは展覧会での審査の話で、家庭で暮らす子の健康の基準ではありません。ただ、付いている子と付いていない子が両方いるという事実は、爪切りの本数に直接効いてきます。
まずは自分の子の前足の内側を見て、狼爪があるかどうかを確かめてください。一度分かれば、次からは数えるだけで済みます。
1回で切る爪は16本から20本になる
1回の爪切りで切る本数は、狼爪の有無で16本から20本まで変わります。何本あるかを先に数えておくと、切り忘れが減ります。
| 狼爪の付き方 | 前足(左右) | 後足(左右) | 1回に切る本数 |
|---|---|---|---|
| 狼爪なし | 8本 | 8本 | 16本 |
| 前足だけにある | 10本 | 8本 | 18本 |
| 前後ともにある | 10本 | 10本 | 20本 |
4本の足で16本、という数え方だけで終わると、狼爪の2本から4本が丸ごと残ります。数え方を先に決めておくのは、そのためです。
切る順番も決めておくと抜けません。右前・左前・右後・左後と回り、前足では狼爪を最後にするといった形です。
狼爪は地面につかないので伸び続ける
狼爪は地面に触れないため、歩いても一切削れません。他の爪が散歩で少し削れていても、この1本だけは伸び続けます。
伸びたままにすると、先が丸く曲がって皮膚の方へ向かっていきます。そのまま伸びれば皮膚に当たり、痛がる原因になることがあります。
毛が長い子では、狼爪が飾り毛に埋もれて見えません。前足の内側の毛をかき分けて、指で軽く探すと見つかります。
すでに丸く曲がっていて皮膚に届きそうなときは、家で切らずに動物病院で相談してください。切る位置の判断がむずかしくなっています。
切る順番を決めて記録に残す
本数が多いときは、回る順番を毎回同じにしておくと抜けません。足を替えるたびに数え直すより、順番そのものを決めてしまう方が早く済みます。
右前から左前、右後、左後と時計回りに回る形が分かりやすいです。前足では指の爪4本を外側から順に切り、狼爪を最後に回します。
途中でやめた日は、どこまで進んだかをメモに残してください。1日1本で進める場合は、この記録が無いと同じ爪を繰り返すことになります。
記録は紙でもスマートフォンのメモでも構いません。日付と切った足、本数の3つが残っていれば足ります。
この記録は、サロンや動物病院に頼むときにも役に立ちます。前回いつ切ったかを伝えられると、そのぶん相談が具体的になります。
家族で分担している家では、記録の場所を1か所にまとめてください。別々に覚えていると、切った爪と切っていない爪が分からなくなります。
チワワの爪をどこまで切るかは犬種基準の言葉が手がかりになる

チワワの爪をどこまで切るかは、根元まで詰めない前提で考えます。犬種基準が、チワワの爪を「特によくアーチを描き、適度な長さ」と書いているからです。
短ければ短いほど良い、という考え方はこの記述と合いません。目指すのは、立ったときに床に当たらない長さです。
基準は爪を「よくアーチを描き、適度に長い」と書いている
犬種基準がチワワの足と爪について書いている内容は、爪切りの判断にそのまま使えます。どこを見ればよいかが、部位ごとに指定されているからです。
| 基準が書いている部位 | 書かれている内容 | 爪切りで効いてくること |
|---|---|---|
| 爪 | 特によくアーチを描き、適度な長さ | 根元まで詰める形は想定されていない |
| 足 | 非常に小さく卵形 | 爪が毛に隠れやすく、押し出してから切る |
| 趾(ゆび) | よく開いているが広がりすぎない | 1本ずつ分けて確認できる |
| 肉球 | よく発達していて弾力がある | 肉球の高さが長さの目安になる |
| 狼爪 | 前足も後足も望ましくない | 付いている子は本数が2〜4本増える |
| 体重 | 1〜3kg(理想1.5〜2.5kg) | 地面にかかる力が小さく削れにくい |
この表で見ると、爪の長さを決める基準が2つ出てきます。1つは肉球の高さ、もう1つは立ったときに床に触れないことです。
肉球を横から見て、爪先が肉球と同じくらいの高さに収まっていれば足ります。それより短くする必要はありません。
立たせて爪先が床につくかで見る
切ったあとの確認は、床に立たせて爪先が触れているかどうかで行います。切っている最中は足を持ち上げているので、長さの感覚がつかみにくいからです。
1本切るたびに立たせる必要はありません。片足分を切り終えたら一度床に下ろして、横から見てみてください。
このとき、爪先がわずかに浮いていれば十分です。浮かせすぎると次に伸びるまでの余裕が減り、切る回数だけが増えます。
床は、フローリングなど硬くて平らな場所を選んでください。カーペットの上だと爪が沈んでしまい、触れているかどうかが分かりません。
後足は自分では見えにくいので、写真を撮っておくと比べやすくなります。切る前と切ったあとを同じ角度で残しておく形です。
白い爪は血管の手前で止める
白い爪の場合は、透けて見えるピンク色の手前で止めます。このピンクの部分に血管と神経が通っているので、そこに届くと出血します。
明るい場所で爪を見ると、根元から先に向かってピンクが薄くなっていくのが分かります。ピンクが終わったところから先が、切ってよい部分です。
ぎりぎりを狙わず、少し余裕を残してください。1回で理想の長さにしなくても、次の回で詰められます。
切ったあとは角が鋭くなります。やすりで角を落としておくと、体をかいたときに皮膚を引っかきません。
切ったあとは角を落として滑らかにする
切ったあとの仕上げは、やすりで角を丸くするところまでです。刃で切った直後の断面は、爪の外周がとがった状態になっています。
このとがりは、体をかいたときに自分の皮膚を引っかく原因になります。抱っこしたときに人の腕に当たるのも、たいていこの角です。
やすりは、爪の先に軽く当てて一方向に動かします。往復させるより、外から内へ一方向に流す方が削れ方がそろいます。
電動タイプは音と振動を怖がる子がいます。使う前に、切らない日にスイッチを入れて音だけ聞かせておくと当日が楽になります。
やすりだけで長さを整える方法もあります。刃を怖がる子では、少しずつ削る形にした方が続けやすいことがあります。
チワワの黒い爪は断面の色で切る位置を決める

チワワの黒い爪は、少しずつ切って断面に出る色で位置を決めます。外から血管が透けないので、切った面を見ながら進める以外に方法がありません。
毛色が濃い子では、同じ足でも白い爪と黒い爪が混ざっていることがあります。1本ずつ見て、切り方を分けてください。
少しずつ切って断面の中心を見る
黒い爪は、1回に1mmほどずつ切って、そのつど断面をのぞきます。断面の中心に、周りと色の違う部分が見えてきたら、そこが血管の手前です。
最初は断面が白っぽく、乾いた質感に見えます。切り進めると中心に湿ったような黒い点や、灰色がかった丸が現れます。
その点が見えたら、その爪はそこで終わりにしてください。あと少しという感覚で進めると、次の一回で血管に届きます。
不安なときは、床に立たせて爪先が触れなくなった時点で止める方法もあります。断面を読む自信がないうちは、こちらの方が安全です。
明るさも結果を左右します。手元が暗いと断面の色の変化が読めないので、窓際か、手元を照らせる場所で切ってください。
毛に隠れて爪が見えないときの出し方
爪が毛で見えないときは、肉球を下から軽く押して爪を前に出します。チワワの足は小さく卵形なので、指が短く見えて爪も埋もれがちです。
長毛の子では、足の指の間から生えた毛が爪を覆っています。切る前に指の間の毛をかき分けて、爪の輪郭を出しておいてください。
足裏の毛が伸びていると、床で滑る原因にもなります。爪切りのついでに足裏を見ておくと、二度手間になりません。
犬種基準は、チワワの趾がよく開いていて、広がりすぎてもいない形だと書いています。指が重なっていない分、1本ずつ分けて押し出しやすいということです。
血が出たときの止め方
血が出たときは、止血剤を爪の先に当てて、しばらく押さえます。あわてて拭き取ると固まりかけた面が崩れ、また出てきます。
止血剤が手元になければ、清潔なガーゼやティッシュで押さえて待ちます。押さえる時間は、少なくとも1分は見ておいてください。
出血が止まらないときや、押さえても繰り返し出てくるときは動物病院へ連絡してください。血が止まりにくい体質の場合もあります。
止まったあとは、床を歩かせる前に足先を確認します。乾ききっていないうちに歩くと、また傷口が開くことがあります。
白い爪と黒い爪が混ざっている子の進め方
同じ子でも白い爪と黒い爪が混ざっていることがあります。足ごとに色が違うのではなく、1本ずつ違うことも珍しくありません。
混ざっている場合は、先に白い爪から切るとやりやすくなります。白い爪で血管がどのあたりまで来ているかを見てから、黒い爪に移る流れです。
同じ足の爪なら、血管の位置は大きく変わりません。白い爪で確かめた長さを、黒い爪の目安として使えます。
チワワは毛色の種類が多く、同じ子でも部位によって色が変わります。爪の色もそれに合わせて分かれることがあります。
どの爪が黒かったかも、記録に残しておくと次から迷いません。黒い爪だけサロンに任せる、という分け方もしやすくなります。

止血剤は使う日より先に買っておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
チワワが爪切りを嫌がるときの進め方

チワワが爪切りを嫌がるときは、1回で全部終わらせようとしないのがいちばん効きます。16本から20本を一度に片づける前提をやめると、進め方の選択肢が増えます。
嫌がる理由は、爪切りそのものより足先を握られることにあることが多いです。そこをほどく方が近道になります。
1日1本から始める
嫌がる子は、1日1本のペースから始めます。16本なら16日、20本なら20日かかりますが、月1回のペースには十分間に合います。
1本切ったら、その日はもう道具を出しません。終わりがすぐ来ると分かると、次の日の抵抗が減っていきます。
どの爪を切ったかは記録しておいてください。数えられなくなると、同じ爪を繰り返し切ってしまいます。
私だったら、まず後足から始めます。後足の方が自分の足先が見えにくく、前足ほど強く反応しない子が多いからです。
切る時間帯も、食事のあとや散歩から帰ったあとなど、落ち着いている時間を選びます。遊びたい盛りの時間に始めると、それだけで抵抗が強くなります。
足先を触られることに慣らす
道具を出す前に、足先を触られることに慣らす時間を作ります。切らない日に、肉球を軽く押して爪を出すところまでやって終わりにする練習です。
触れる時間は数秒で構いません。嫌がる前にやめることが大事で、嫌がってからやめると「嫌がれば終わる」と覚えます。
爪切りの道具を、普段から見える場所に置いておく方法もあります。出すたびに緊張する状態から抜けやすくなります。
練習を何日続けるかは決めなくて構いません。肉球を押して爪を出しても平気な日が何度か続いたら、そこで1本だけ切ってみてください。
唸る、歯を当ててくるといった反応が出る場合は、力で押さえないでください。気の強さの背景と落ち着かせ方はチワワが唸る・怒るときの理由をまとめた記事で扱っています。
体勢は正面から押さえずに横から
体勢は、正面から覆いかぶさらず、横に並ぶ形にします。顔の正面から手が伸びてくると、それだけで身構える子がいます。
膝の上に横向きに乗せ、脇の下から手を回して足先を持つと安定します。テーブルに乗せる場合は、滑り止めのマットを敷いてください。
チワワは体が小さいぶん、強く握るとすぐに動けなくなります。押さえ込むのではなく、動いたときに手が一緒に動く程度の力で持つ方が落ち着きます。
嫌がる理由を場面で切り分ける
嫌がるときは、どの場面で反応が出るかを先に切り分けます。道具を出した時点なのか、足を持った時点なのか、刃を当てた時点なのかで、やることが変わるからです。
道具を出した時点で逃げる子は、道具そのものを警戒しています。この場合は、切らない日に道具を床に置いておく時間を作ると変わっていきます。
足を持った時点で嫌がる子は、足先を触られること自体が苦手です。爪切りとは切り離して、普段から足先に触れる練習を積む方が先になります。
刃を当てた瞬間だけ強く反応する子は、過去に深爪をした経験があることがあります。この場合は1本ずつ短く切って、痛くない回数を積み直すことになります。
どの場面かが分かると、次に何をすればよいかが決まります。全部まとめて「嫌がる子」としてしまうと、手の打ちようが見えなくなります。
チワワの爪切りを家でやるか任せるかの決め方

チワワの爪切りを家でやるかどうかは、爪の状態で決めると迷いません。普通に伸びているだけなら家で足り、形が変わっているなら任せる方が確実です。
腕前の問題ではなく、どこまで切れるかを見極める難しさの問題です。その見極めが難しい状態がいくつかあります。
家でやるならそろえる道具は4つ
家で切るなら、爪切り・やすり・止血剤・ごほうびの4つをそろえます。このうち止血剤だけは、必要になってから用意しても間に合いません。
爪切りには、輪に爪を通すギロチンタイプ、はさみのように使うニッパータイプ、小型犬向けのはさみタイプ、削る電動やすりタイプがあります。チワワの細い爪には、小回りのきく小型のものが扱いやすいです。
人間用の爪切りは使わないでください。犬の爪は断面が丸いため、平たい刃では割れることがあります。
ごほうびは、1本ごとに渡せる小さいものにします。粒が大きいと、16本のうちに食べきれなくなります。
すべり止めのマットもあると安定します。テーブルの上で足が滑ると、それだけで体に力が入ってしまいます。
伸びすぎて血管が伸びているときは任せる
長く放っていた爪は、中の血管も一緒に先へ伸びています。この状態だと、見た目の長さまで切ろうとしただけで血管に届きます。
一度で理想の長さにはできず、少しずつ切って血管が後退するのを待つ形になります。この進め方は、切る位置の判断が続くので家では負担が大きくなります。
爪が曲がって皮膚に食い込みかけているときも同じです。皮膚に当たっている場合は、切る前に動物病院で診てもらってください。
私はこう思っています。最初の1回か2回をサロンや動物病院で見せてもらい、どこまで切っているかを目で覚えてから家に持ち帰るのが、いちばん失敗が少ないやり方です。
頼む頻度は月1回のお手入れに合わせる
サロンや動物病院に頼む場合は、月1回のお手入れの流れに組み込むと忘れません。シャンプーや耳掃除と同じ日にまとめる形です。
爪切りだけを単体で受け付けているところもあります。全身のトリミングを頼まない子でも、爪だけ整えてもらう選び方ができます。
頼むときは、狼爪があるかどうかを先に伝えておいてください。伝えておけば、本数の確認をその場でしなくて済みます。
家と外を組み合わせる形もあります。狼爪と黒い爪だけ任せて、白い爪は家で整えるという分け方です。
爪切りの日に足まわり全体を見ておく
爪を切る日は、足まわり全体を見るいい機会になります。足先をじっくり触るのは、ふだんはこのときくらいだからです。
見ておきたいのは、足裏の毛の長さ、指の間の汚れ、肉球の傷や乾きの4つです。どれも爪を持ち上げたついでに確認できます。
足裏の毛が肉球を覆うほど伸びていると、フローリングで滑ります。爪を整えても滑るときは、こちらが原因のことがあります。
指の間は汚れがたまりやすく、しきりに舐める子もいます。赤くなっている、舐め続けるといったときは動物病院で見てもらってください。
爪の削れ方に左右差がないかも見ておくと、歩き方の変化に早く気づけます。片側だけ丸く減っているときは、足のつき方が偏っているのかもしれません。
サロンと動物病院のどちらに頼むか
頼み先は、爪の状態がふつうならサロン、気になる点があれば動物病院で分けられます。どちらも爪切りを受けてくれますが、できることの範囲が違います。
サロンは、シャンプーや足裏のカットと合わせて整えてもらえるのが利点です。月1回のお手入れの流れに組み込みやすくなります。
動物病院は、爪が皮膚に食い込んでいる、血が止まりにくい、暴れて危ないといった場面で選びます。処置が必要になったときにその場で対応できるからです。
どちらに頼む場合も、狼爪の有無と前回切った日を伝えておいてください。この2つがあるだけで、当日の確認が短く済みます。
通っている動物病院がある子は、診察のついでに頼める場合もあります。定期的に通院している子なら、その流れに乗せる方が負担が少なくなります。
チワワの爪切りの頻度に関するQ&A

チワワの爪はどこまで切ればいいですか
チワワの爪は、立ったときに床に触れない長さまでで足ります。横から見て、爪先が肉球と同じくらいの高さに収まっていれば十分です。
犬種基準もチワワの爪を「特によくアーチを描き、適度な長さ」と書いており、根元まで詰める形は想定されていません。短くするほど良いという切り方ではないということです。
白い爪なら透けたピンクの手前、黒い爪なら断面の中心に色の違いが出たところで止めてください。
犬の爪切りは何ヶ月に1回ですか
月に1回から2回が目安で、月をまたぐ間隔にはしない方が安心です。室内で過ごす時間が長い小型犬ほど、間隔は短くなります。
チワワは体重が1kgから3kgで地面にかかる力が小さく、歩いても爪が削れにくい側の犬種です。散歩に行っているから大丈夫、とはなりません。
日数を決めきれないうちは、フローリングでカチャカチャ音が鳴ったら切る、という決め方でも足ります。
散歩で爪が削れるなら切らなくていいですか
散歩をしていても爪切りは必要です。削れるのはアスファルトなど硬い地面に当たる爪だけで、削れ方も4本の足で均一にはなりません。
とくに狼爪は地面に触れないため、どれだけ歩いても一切削れません。散歩の量に関係なく、この爪だけは人が切ることになります。
土や芝生の上を歩く場合も、削れる量はごくわずかです。歩いた距離ではなく、歩いた地面で考えてみてください。
子犬の爪切りはいつから始めますか
子犬の爪切りは、家に迎えて生活が落ち着いたころから少しずつ始められます。いきなり全部切るのではなく、足先を触る練習から入るのが現実的です。
子犬の爪は細くて先がとがっており、伸びるのも早めです。遊んでいるときに人の肌や家具を引っかけるようなら、先だけ丸くする程度で足ります。
サロンや動物病院に頼む場合は、ワクチンの接種状況によって受け入れの時期が変わります。予約の前に確認してください。
爪切りを2ヶ月に1回にしてもいいですか
2ヶ月に1回だと、チワワでは間隔が長すぎることが多いです。室内で過ごす時間が長い子では、その間に床に当たる長さまで伸びます。
間隔を空けるほど、1回で切る量も増えます。切る量が増えるとぎりぎりを狙うことになり、出血の危険も上がります。
間隔を延ばしたい場合は、月1回のうち白い爪だけ整える回を作るなど、量を分ける方が安全です。
爪切りの料金はどのくらいかかりますか
料金は店や地域で幅があるため、予約する前にメニュー表で確かめるのが確実です。爪切りだけの単体メニューがあるところと、トリミングに含まれるところがあります。
動物病院でも受けられることが多く、その場合は診察の扱いになるかどうかが店ごとに違います。電話で聞くときは「爪切りだけをお願いできますか」と伝えると話が早くなります。
狼爪があると本数が増えますが、それで料金が変わるかどうかも合わせて聞いておくと安心です。
まとめ:チワワの爪切りの頻度は月1〜2回で決める
チワワの爪切りを、犬種基準が書いている足と爪の規定から整理しました。
- 頻度の目安は月1〜2回。室内で過ごす時間が長い子は3〜4週に1回
- 体重1〜3kgのチワワは地面にかかる力が小さく、歩いても爪が削れにくい
- 1回で切る爪は、狼爪の有無で16本から20本まで変わる
- 狼爪は地面に触れないため、散歩の量に関係なく伸び続ける
- 切る長さは、立ったときに床に触れず、肉球と同じくらいの高さまで
- 黒い爪は1mmずつ切り、断面の中心に色の違いが出たら止める
日数を数えるより、音と立ち姿で決める方がその子に合います。今日いちど床に立たせて、横から爪先を見てみてください。
そのときに、前足の内側もかき分けて狼爪を探しておくと、次からの本数が決まります。ここまで確かめられれば、あとは同じことを月に1〜2回繰り返すだけです。
年齢や体つきの面から見直したい方は、こちらもあわせてどうぞ。

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