チワワの頭の良さは、犬の知能を順位にした一覧で79犬種中67位という位置にあります。数字だけを見ると低く感じますが、その一覧が測っているのは「新しい指示を何回で覚えるか」という一つの力だけです。
ここでは順位の中身と、チワワの犬種標準に賢さがどう書かれているかを原文で確かめたうえで、頭が悪いと言われる理由と家でできることを順に見ていきます。
- チワワが順位表のどの区分に入り、何回で指示を覚えるとされているか
- チワワの犬種標準には賢さを表す語が1つも入っていないこと
- 上位10犬種の犬種標準には学ぶ力が書き込まれていること
- 警察犬の要項には犬種を問わない部門があること
- 頭が悪いと言われる3つの理由と、家でできる5つの接し方
チワワの頭の良さは79犬種中67位という位置にある

チワワの頭の良さは、79犬種を並べた順位表で67位です。この順位表は、心理学者のスタンレー・コーレンが1994年に出した『The Intelligence of Dogs』で示したものです。
ただし67位という数字は、順位表の中では下から数えて13番目にあたります。最も低い区分は70位から79位なので、チワワはそこには入っていません。
そしてこの順位が測っているのは、作業と服従の知能と呼ばれるものだけです。飼い主の様子を読む力や、はじめて見たものに慣れる力は、この数字には含まれていません。
新しい指示を覚えるまでの回数は40〜80回とされる
チワワが入っている区分の基準は、新しい指示を40〜80回の繰り返しで覚え、初回の指示に従う確率が30%以上というものです。順位表は6つの区分に分かれていて、チワワは下から2番目の区分にあたります。
| 区分 | 新しい指示を覚えるまで | 初回の指示に従う確率 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 最も明るい犬 | 5回未満 | 95%以上 | 1〜10位 |
| とても優れた犬 | 5〜15回 | 85%以上 | 11〜26位 |
| 平均以上 | 15〜25回 | 70%以上 | 27〜39位 |
| 平均 | 25〜40回 | 50%以上 | 40〜54位 |
| やや劣る(チワワ67位) | 40〜80回 | 30%以上 | 55〜69位 |
| 最も低い | 80〜100回以上 | 25%以下 | 70〜79位 |
1位のボーダー・コリーが5回未満なのに対して、チワワは40〜80回です。言い換えると、同じことを覚えるのに8倍から16倍の回数がかかるという見立てになります。
これは能力の優劣というより、練習の量をどれだけ見込んでおくかの目安として使えます。5回で覚えると思って接すると早々に行き詰まりますが、50回かかるものだと分かっていれば気持ちの持ち方が変わります。
犬種標準に賢さを表す語は入っていない
チワワの犬種標準には、賢さや訓練のしやすさを表す語が1つも入っていません。2026年9月21日時点で、国際畜犬連盟が公開しているチワワの犬種標準(No.218)を確認した内容です。
気質の欄に書かれているのは「Quick, alert, lively and very courageous」の4語だけです。日本語にすると、すばやい、警戒心がある、活発、そしてとても勇敢、という内容になります。
標準の全文を通して見ても、intelligent(賢い)という語も train(訓練する)という語も出てきません。つまりチワワという犬種を形づくるときに、指示への従順さは条件に入っていなかったということです。
出典は国際畜犬連盟のチワワの犬種標準(No.218)で、有効な公式標準の発行日は2019年9月4日、英語版は2019年10月4日です。用途の欄は「Companion dog(伴侶犬)」、分類は第9グループの愛玩犬で、作業試験は無しとされています。

順位の数字より、標準に何が書かれていないかのほうが、その犬種の成り立ちを教えてくれますね。
チワワの頭の良さのランキングは順位より6つの区分で見る

チワワの頭の良さのランキングは、67位という数字よりも、どの区分に入っているかで見たほうが実態に近づきます。1つ順位が違っても中身はほとんど変わらないからです。
元になっているのは、米国とカナダの服従訓練の審査員208人へのアンケートです。審査員の回答を集めて並べたものなので、1位と2位の差と、66位と67位の差は同じ重みではありません。
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小型犬のなかでも順位は大きく割れます。同じ小さな体の犬でも、2位から70位まで並んでいます。
| 犬種 | 順位 | 区分 |
|---|---|---|
| プードル | 2位 | 最も明るい犬 |
| シェットランド・シープドッグ | 6位 | 最も明るい犬 |
| パピヨン | 8位 | 最も明るい犬 |
| ミニチュア・シュナウザー | 12位 | とても優れた犬 |
| ポメラニアン | 23位 | とても優れた犬 |
| ヨークシャー・テリア | 27位 | 平均以上 |
| キャバリア | 44位 | 平均 |
| ダックスフンド | 49位 | 平均 |
| ボストン・テリア | 54位 | 平均 |
| パグ | 57位 | やや劣る |
| フレンチ・ブルドッグ | 58位 | やや劣る |
| マルチーズ | 59位 | やや劣る |
| 狆 | 62位 | やや劣る |
| チワワ | 67位 | やや劣る |
| シー・ズー | 70位 | 最も低い |
この並びを見ると、体の大きさで順位が決まっているわけではないことが分かります。プードルとチワワは同じ第9グループの愛玩犬なのに、2位と67位に分かれています。
なお、柴犬はこの順位表に載っていません。1994年に作られた一覧で、日本原産の犬種が対象に入っていないためです。
最も低い区分に並ぶのは10犬種
頭の悪い犬ランキングと呼ばれているのは、この順位表の最も低い区分に並ぶ10犬種のことです。順位でいうと70位から79位にあたり、チワワはそこに入っていません。
並んでいるのはシー・ズー、バセット・ハウンド、マスティフ、ビーグル、ペキニーズ、ブラッドハウンド、ボルゾイ、チャウ・チャウ、ブルドッグ、バセンジー、アフガン・ハウンドです。基準は80〜100回以上の繰り返しと、初回で従う確率25%以下になります。
ここに並ぶ犬種には共通点があります。においを追う猟犬や、人と離れて自分で判断する仕事をしてきた犬種が多く、指示を待つ働き方をしてこなかったと考えられます。
チワワの知能は人間の2歳から2歳半に近いとされる

チワワを含む犬の知能は、人間の2歳から2歳半の子どもに近いとされています。これはチワワだけの数字ではなく、犬全体について言われているものです。
この数字は、アメリカ心理学会が2009年8月8日に出した発表で示されました。第117回年次大会で報告された内容で、順位表を作ったコーレンによるものです。
165語という数字は審査員208人の回答から出ている
平均的な犬は合図を含めて165語を覚え、上位20%の犬は250語まで覚えるとされています。4から5までなら数えられる、という内容も同じ発表に含まれています。
元データは、米国とカナダの服従訓練の審査員208人から集めた回答です。実験室で1頭ずつ測った数字ではなく、多くの犬を見てきた人たちの評価を集めたものになります。
ここを知っておくと、数字の使い方が変わります。165語はあくまで平均で、うちの子が何語覚えられるかを言い当てる数字ではありません。
IQという数字は公表されていない
チワワのIQという数値は公表されていません。順位表も人間の年齢の目安も、IQという形では出されていないからです。
IQは人間向けに作られた物差しで、同じ年齢の集団のなかでの位置を数値にしたものです。犬を対象にした同じ仕組みの検査は用意されていません。
そのため、IQという言葉で語られている数字を見かけたときは、何を測ったものなのかを確かめるのが先になります。多くは順位表の順位を言い換えたものだと考えられます。
頭がいい犬ランキングの上位は働くために作られた犬種が占める

頭がいい犬ランキングの上位10犬種は、そのほとんどが人の指示で働くために作られた犬種です。犬種標準の用途の欄と気質の欄を並べると、その傾向がはっきり出ます。
上位10犬種とチワワについて、国際畜犬連盟が公開している犬種標準の用途の欄と、気質の欄に賢さや訓練性を表す語があるかどうかを並べたものが次の表です。
| 犬種(順位) | 用途の欄 | 気質の欄にある語 |
|---|---|---|
| ボーダー・コリー(1位) | 牧羊犬 | responsive and intelligent/great tractability |
| プードル(2位) | 伴侶犬 | capable of learning and being trained |
| ジャーマン・シェパード(3位) | 万能作業・牧羊・使役犬 | attentive and willing to please |
| ゴールデン・レトリーバー(4位) | 鳥猟犬 | Biddable, intelligent |
| ドーベルマン(5位) | 伴侶・護衛・使役犬 | Easy to train/enjoys working |
| シェットランド・シープドッグ(6位) | 伴侶犬および牧羊犬 | Alert, gentle, intelligent |
| ラブラドール・レトリーバー(7位) | 回収犬 | Intelligent, keen and biddable |
| パピヨン(8位) | 愛玩犬 | 気質の欄そのものが無い |
| ロットワイラー(9位) | 伴侶・使役・作業犬 | obedient, biddable and eager to work |
| オーストラリアン・キャトル・ドッグ(10位) | 牧牛犬 | loyalty and protective instincts |
| チワワ(67位) | 伴侶犬 | 該当する語なし |
上位10犬種のうち8犬種の標準に、学ぶ力か人に応えようとする性質が書き込まれています。順位表は、その犬種がもともと何を求められて作られたかをなぞっていると考えられます。
同じ愛玩犬グループでも順位は大きく割れる
グループの区分だけでは順位を説明できません。プードルもパピヨンも第9グループの愛玩犬で、どちらも作業試験は無しの扱いですが、2位と8位に入っています。
プードルの標準には「学び、訓練を受けることができる」とはっきり書かれています。用途は伴侶犬でも、標準が求めている性質には学ぶ力が含まれているということです。
一方のチワワは、同じ愛玩犬でも標準が求めているのがすばやさと警戒心と勇敢さです。グループではなく、標準に書かれた性質のほうが順位と対応していると読めます。
警察犬の要項には犬種を問わない部門がある
嘱託警察犬の審査には、犬種を問わない部門があります。過去にチワワが合格した例があるのは、この部門です。
奈良県警察本部が公開している嘱託警察犬審査会の要項では、足跡追及の部と臭気選別の部が日本警察犬協会指定の7犬種に限られています。指定されているのはジャーマンシェパード、ドーベルマン、エアデール・テリア、コリー、ボクサー、ラブラドール・リトリーバー、ゴールデン・リトリーバーです。
そして捜索救助の部だけが「犬種は問わない」と書かれています。応募できるのは生後10か月以上の犬です。
指定されている7犬種を順位表と突き合わせると、ジャーマン・シェパードが3位、ゴールデンが4位、ドーベルマンが5位、ラブラドールが7位と上位に固まります。ただしコリーは16位、エアデール・テリアは29位、ボクサーは48位で平均の区分です。
つまり指定は順位で決まっているわけではなく、追跡や護衛という仕事への向き不向きで選ばれていると考えられます。そして救助の仕事では、その区分そのものが外されています。

小さい体で狭いところへ入れることが強みになる仕事なら、順位の物差しは関係なくなるんですね。
チワワが頭悪いと言われる理由は3つに整理できる

チワワが頭悪いと言われる理由は、よく吠える、指示を聞かないように見える、トイレを覚えにくいの3つに整理できます。どれも賢さとは別の事情から起きています。
もちろん性格や覚え方には個体差があります。ここで挙げるのは犬種としての傾向で、目の前の1頭に必ず当てはまるものではありません。
よく吠えるのは標準にある警戒心の裏返し
よく吠えるのは、犬種標準が求めている警戒心がそのまま出ている姿です。気質の欄にある alert という語は、周囲に気づいて反応する性質を指しています。
来客やインターホンに反応するのは、気づいて知らせる役目を果たしているということになります。困りごととしては残りますが、覚えが悪いこととは別の話です。
吠えを減らしたいときは、吠えたあとを叱るより、吠える前に声をかけて向きを変えるほうが通りやすい傾向があります。気づく力そのものを消そうとしないのが要点です。
指示を聞かないように見えるのは覚える回数の差
指示を聞かないように見えるのは、覚えるまでの回数が多いことが理由だと考えられます。順位表の区分では40〜80回とされているので、10回や20回では足りない計算になります。
ここで起きやすいのが、家の人が先に諦めてしまうことです。20回試してできなかったときに「この子には無理だ」と判断すると、区分の下限にも届いていない段階で止まってしまいます。
自分に都合のいい言葉だけ聞いているように見えるのも、よく使われる言葉から先に覚えていった結果と考えられます。覚えた語の数が偏っているだけで、聞き分けていないわけではありません。
トイレを覚えにくいと言われるのは体の小ささが関係する
トイレを覚えにくいと言われる背景には、体の小ささがあります。膀胱が小さいぶん排泄の回数が多く、失敗の回数も増えて見えるためです。
1回の量が少ないので、家の人が気づかないうちに済ませていることもあります。成功に気づけなければほめる機会も減り、覚えるまでがさらに延びます。
粗相が急に増えたときは、覚え方の問題ではないこともあります。水を飲む量や回数がいつもと違うと感じたときは、心配なときは動物病院へ相談してください。
チワワの頭の良さを引き出す接し方は5つ

チワワの頭の良さを引き出すには、短く区切る、合図をそろえる、すぐほめる、早めに慣らす、記録するの5つが軸になります。どれも40〜80回という回数の前提から逆算したものです。
1回3分を1日に何度か繰り返す
練習は1回3分ほどで切り上げ、1日に何度か繰り返す形にします。40〜80回を1日でまとめてこなそうとすると、犬も人も続きません。
1回3分で5回試すとすると、1日3回で15回です。この計算なら3日から6日で区分の回数に届くので、1週間を目安に置けます。
家族全員で合図の言葉をそろえる
同じ動作には同じ言葉だけを使い、家族全員でそろえます。「おすわり」と「すわって」を混ぜると、覚える対象が2つになってしまいます。
覚えるまでに40〜80回かかる前提で考えると、言葉が2種類あれば単純に倍の回数が必要になります。紙に書いて冷蔵庫に貼っておくと、そろえやすくなります。
できた瞬間から1秒以内にほめる
ほめるのは、できた瞬間から1秒以内が目安です。間が空くと、何に対してほめられたのかが結びつきにくくなります。
おやつを探している間に時間が過ぎることが多いので、先に手に握っておくと間に合います。声だけでも構わないので、まず速さを優先してください。
子犬のうちに人と音に慣らす
警戒心が強い犬種なので、子犬のうちから人と生活音に少しずつ慣らしておきます。標準に書かれている alert という性質は、育て方では消えません。
慣らすときは、一度にたくさん会わせず、1日1つずつが無理のない進め方です。怖がったら距離を取り、落ち着いてから近づく形を繰り返します。
覚えるまでの回数を紙に書いて数える
家で見る観察ポイントは、指示ごとに「何回目でできたか」を数えることです。回数が分かれば、諦める判断が早すぎたかどうかを自分で確かめられます。
| 見るところ | 書き方 | 読み取り方 |
|---|---|---|
| 試した回数 | 正の字で1回ずつ | 40回に届いていなければ、まだ練習の途中 |
| 初回で従えた回数 | できた日に丸をつける | 10回中3回なら区分の目安どおり |
| 練習した時間帯 | 朝・昼・夜のどれか | できる時間帯が偏るなら、その時間に寄せる |
| 使った言葉 | そのまま書き写す | 2種類以上あれば、言葉を1つに絞る |
変えられることと変えられないことを分ける
練習で変えられるのは覚えるまでの回数と成功率で、変えられないのは気づきやすさそのものです。ここを分けておくと、無理な目標を立てずに済みます。
見込めるのは、指示に従う確率を上げること、吠える前に向きを変えられるようになること、トイレの成功率を上げることです。回数をかければ届く範囲にあります。
見込めないのは、来客に一度も気づかない犬にすることです。標準が求めている性質なので、無くす方向ではなく出し方を変える方向で考えるほうが現実的だと私は思っています。
もし急に覚えが悪くなった、いつもできていたことができなくなったという変化があるときは、練習の問題とは限りません。心配なときは動物病院へ相談してください。
トイプードルやポメラニアンとチワワの頭の良さを比べる

トイプードルは2位、ポメラニアンは23位、チワワは67位で、同じ小型犬でも区分が3つ分離れています。この差は標準が求めている性質の違いから来ていると考えられます。
| 犬種 | 順位と区分 | 覚えるまでの回数 | 標準が求めている性質 |
|---|---|---|---|
| トイプードル | 2位/最も明るい犬 | 5回未満 | 学び、訓練を受けることができる(標準172) |
| ポメラニアン | 23位/とても優れた犬 | 5〜15回 | 非常に教えやすく訓練しやすい(標準97) |
| チワワ | 67位/やや劣る | 40〜80回 | すばやさ・警戒心・活発さ・勇敢さ(標準218) |
トイプードルの標準には「学び、訓練を受けることができる」、ポメラニアンの標準には「非常に教えやすく訓練しやすい」と書かれています。チワワの標準だけ、学ぶ力に触れた一文がありません。
なおポメラニアンは、チワワやプードルと同じ愛玩犬グループではありません。第5グループのスピッツ・原始的な犬に分類され、用途の欄は番犬および伴侶犬とされています。
ここで大事なのは、順位が低い犬種が飼いにくいわけではないという点です。覚えるまでの回数が読めているほうが、かえって見通しは立てやすくなります。
指示を早く覚えることを一番に置くならトイプードルのほうが合いますし、少ない指示でじっくり付き合うつもりならチワワでも困りません。私なら、どちらの物差しで暮らしたいかで選びます。
チワワの体格や気質をもう少し詳しく知りたいときは、チワワがデカいと感じる理由と骨格の見分け方やチワワの凶暴さが防衛反応だという話もあわせて読んでみてください。
チワワの頭の良さに関するQ&A

結局のところ頭はいいほうですか
頭はいいほうかと聞かれれば、指示を覚える速さで見るかぎりは79犬種中67位で平均より下の区分です。ただし最も低い区分には入っていません。
一方で、飼い主の動きを読む力や環境に慣れる力は、この順位表では測られていません。何を良さと呼ぶかで答えが変わる、というのが正直なところです。
一番IQが高い犬は何ですか
一番IQが高い犬として順位表の1位に置かれているのはボーダー・コリーです。新しい指示を5回未満で覚え、初回の指示に95%以上従うとされています。
犬種標準の用途の欄も牧羊犬で、気質の欄には intelligent という語が入っています。人の指示で働くことを前提に作られた犬種です。
柴犬は順位表の何位ですか
柴犬はこの順位表に載っていません。1994年に作られた一覧で、日本原産の犬種が対象に入っていないためです。
秋田犬や日本スピッツも同じく入っていません。載っていない犬種があることは、この順位表を見るときの前提として知っておくと役に立ちます。
オスとメスで違いはありますか
オスとメスで順位が分かれるという違いはありません。順位表は犬種単位の物差しなので、性別を分けて測ってはいないからです。
気質の出方に差を感じる場面はありますが、それは個体差の範囲と考えられます。犬種標準も、気質の欄をオスとメスで分けて書いてはいません。
飼うんじゃなかったと感じたときは
飼うんじゃなかったと感じたときは、まず、いま何回まで練習したかを数えてみてください。20回前後で止まっているなら、区分の下限にも届いていません。
そのうえで、合図の言葉が2種類以上になっていないかを確かめます。この2つを直すだけで見え方が変わることは少なくありません。
順位が低い犬種は覚えられないのですか
覚えられないという意味ではなく、覚えるまでの回数が多いという意味です。区分の基準そのものが回数と確率で書かれています。
実際に、犬種を問わない部門で嘱託警察犬の審査に合格したチワワもいます。回数をかけられるかどうかのほうが大きいと考えられます。
まとめ:チワワの頭の良さは何の物差しで見るかで変わる
この記事では、チワワの頭の良さについて順位表と犬種標準の両方から見てきました。要点を並べておきます。
- チワワは79犬種中67位で、最も低い区分には入っていない
- 区分の基準は40〜80回の繰り返しと、初回で従う確率30%以上
- チワワの犬種標準には賢さや訓練性を表す語が1つも無い
- 上位10犬種のうち8犬種の標準には学ぶ力が書き込まれている
- 嘱託警察犬の要項には犬種を問わない部門がある
順位が下のほうだと知ると気落ちしますが、測っているのは指示を覚える回数だけです。40〜80回という目安が分かっていれば、いま練習が足りていないのか、やり方を変える時なのかを自分で判断できます。
チワワについては原産国と名前の由来をたどった記事や寿命のギネス記録と平均寿命の記事もあります。あわせて読んでみてください。

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