小型犬と書いてある資格の欄もあれば、中型犬の料金を案内されることもあって、どちらなのか分からなくなりますよね。調べるほど答えが割れて見えます。
柴犬は何型犬かというと、犬種の決まりの上では小型犬です。それでも場面によって中型犬として扱われるので、どこで線が引かれているのかを順に並べました。
- 犬種の決まりの上での分類
- 中型犬として扱われる4つの場面
- 成犬の体重と体高の目安
柴犬は何型犬かというと犬種標準では小型犬

柴犬は何型犬かというと、犬種の標準を定めている団体の分類では小型犬です。日本犬6犬種のうち、小型に分けられているのはこの犬種だけになります。
この分類は体の大きさを3つに分けた区分から来ています。どんな区分なのかを先に見てください。
日本犬6犬種で唯一の小型に分けられている
日本犬の中で小型に分けられているのは1犬種だけです。2026年10月1日時点で、公益社団法人日本犬保存会のページに「日本犬の中で唯一の小型犬種」と書かれていることを確かめました。
同じページには、国の天然記念物に指定されたのが昭和11年12月であること、現在日本で飼われている日本犬種の80%ほどを占めることも書かれています。数のうえでも日本犬の中心にいる犬種です。
つまり「何型犬か」という問いに、定めている団体がはっきり答えを出しているということになります。迷いが生まれるのは、この分類と別の線引きが同時に使われているからです。
三型の区分は昭和初期の調査から決まった
小型・中型・大型という3つの区分は、昭和初期の日本犬の調査をもとに決められました。小型が柴犬、中型が紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬、大型が秋田犬という分け方です。
標準となる体高が決められたのは昭和9年9月とされています。日本犬を保存するために、型ごとに分けて残していこうという考え方から生まれた区分です。
ここで大事なのは、この3つが日本犬の中での相対的な分け方だという点です。世界中の犬種を並べたときの小型・中型とは、出発点が違います。
標準サイズは雄が体高39.5cm・雌が36.5cm
標準として示されているのは、雄が体高39.5cm・体重9〜11kg、雌が体高36.5cm・体重7〜9kgです。体高には幅があり、雄は38〜41cm、雌は35〜38cmの範囲とされています。
この体高というのは、足元から肩までの高さのことです。頭までの高さではないので、家で測るときに間違えやすいところになります。
9kgから11kgという数字は、世の中で小型犬の目じるしとして使われる重さとちょうど重なるあたりです。この重なりが、扱いが分かれる元になっています。
型ごとに保存することが分類の目的だった
この分類は、犬を大きさで仕分けるためではなく、型ごとに残していくために作られました。国の天然記念物に指定されたのは昭和11年12月のことです。
小型・中型・大型という3つに分けたのは、それぞれの型の姿を保ったまま次の世代へ渡すためでした。料金や住まいの条件とは、そもそも目的が違います。
ここを知っておくと、犬種の分類と暮らしの区分が食い違っていても納得できます。どちらも別の目的で作られた物差しだからです。
世界の犬種を並べた区分とは出発点が違う
この小型という分類は、日本犬6犬種を並べた中での位置づけです。世界中の犬種を体重で並べ直した区分とは、出発点がまったく違います。
世界の犬種を並べると、2kg台の犬種から50kgを超える犬種まで入ります。その中では、7kgから11kgは真ん中あたりの重さになります。
日本犬の中では小さいほうで、世界の犬種の中では真ん中あたり。この2つが同時に成り立っているので、調べるほど答えが割れて見えます。
柴犬が中型犬として扱われる場面は4つ

中型犬として扱われやすいのは、賃貸、トリミングとペットホテル、ドッグランやカフェ、グッズのサイズ選びの4つの場面です。どれも犬種の分類ではなく、お店や施設が決めた区分で動いています。
場面ごとに、何を基準に線が引かれているかを並べました。ここを押さえておくと、聞くべきことがはっきりします。
| 場面 | 扱われやすいほう | 線を引く基準 | 先に確かめること |
|---|---|---|---|
| 犬種の標準 | 小型 | 日本犬の中での型 | 確かめる必要なし |
| 賃貸 | 中型 | 体重か体高の上限 | 契約書の条件欄 |
| トリミング・ホテル | 中型 | 料金表の体重区分 | 予約時に体重を伝える |
| ドッグラン・カフェ | 分かれる | 施設ごとの決まり | 入口の案内か電話 |
| グッズのサイズ | 分かれる | 商品ごとの実寸 | 首回りと胴回りの実測 |
表の1行目だけが犬種の決まりで、2行目から下はすべて事業者の側の区分です。同じ犬が場面によって違う扱いになるのは、この二重構造があるからです。
賃貸は体重で線を引くことが多い
賃貸では、体重の上限で小型と中型を分けている物件が多いです。ただしその数字は物件ごとに違うので、一律の基準はありません。
成犬で9kgから11kgというこの犬種の標準は、小型の上限として使われやすい重さのすぐ近くにあります。少し重い子だと小型の枠に収まらないことがあります。
なので「小型犬可」と書いてあっても、数字を見ないまま決めないでください。確かめ方は後ろのH2でまとめています。
トリミングとペットホテルは料金区分で分かれる
トリミングサロンとペットホテルでは、料金表の体重区分で中型の側に入ることが多いです。作業にかかる時間と預かるスペースで分けているためです。
区分の数字は店ごとに違うので、予約のときに体重を伝えるのがいちばん早いです。当日に料金が変わると、お互い気まずくなります。
この犬種は毛が密に生えているので、同じ体重でも作業の手間は少なくありません。毛の構造はダブルコートの見分け方をまとめた記事で扱っています。
ドッグランとカフェは施設ごとに違う
ドッグランとドッグカフェでは、施設ごとに区分が違います。小型用と中型以上用でエリアが分かれているところもあれば、体重の上限だけを決めているところもあります。
入口の案内板に書かれていることが多いので、着いたら先に読んでください。書かれていない施設は、電話で体重を伝えて聞くほうが確かです。
エリアが分かれている場所では、相手の犬の大きさも関わります。はじめて行く施設では、空いている時間を選ぶほうが落ち着いて過ごせます。
グッズのサイズは実寸で選ぶ
首輪やハーネス、服は、小型用か中型用かではなく実寸で選んでください。同じ中型用でも、商品によって対応する寸法がかなり違います。
測るのは首回り、胴回り、背の長さの3か所です。メジャーを巻いたあと、指が2本入るゆとりを足した数字で選ぶと窮屈になりません。
ケージやキャリーは、立ったときの高さと伏せたときの長さで決まります。移動に使うものは、体重の表記より内寸を見るほうが失敗しません。
同じ店でも犬種名で決めている場合がある
体重ではなく犬種名で区分を決めているお店もあります。この場合は、軽い子でも犬種の一覧でどこに入っているかで料金が決まります。
犬種名で決めているお店は、問い合わせたときに「柴犬は中型の料金です」という答え方になります。体重を伝えても変わらないので、そこは割り切ってください。
どちらの決め方なのかは、聞けばその場で分かります。体重で決まるのか犬種で決まるのかを最初に確かめると、やりとりが1回で済みます。

小型か中型かで迷ったときは、体重と首回りの数字を控えておくと話が早く進みますよ。
柴犬で迷う「中型犬はどこから」の基準

中型犬がどこからかという問いには、全国共通の決まった答えがありません。体重で分ける考え方と体高で分ける考え方があり、どちらを使うかも場面によって違います。
2つのやり方と、答えが割れる理由を分けて並べます。ここが分かると、調べて出てきた数字が食い違っていても迷わなくなります。
体重で分けるやり方
体重で分けるやり方は、料金表や物件の条件でよく使われています。量るだけで決められるので、お店や管理会社にとって扱いやすい基準です。
この犬種は成犬で7kgから11kgの範囲に収まるので、どの数字を上限にするかで小型にも中型にもなります。雄と雌でも結果が変わることがあります。
太っている子は実際の体格より重く出ます。体重で線を引く場面では、適正体重かどうかが結果を左右することもあります。
体高で分けるやり方
体高で分けるやり方は、犬種の標準を扱う場面で使われています。足元から肩までの高さで比べるので、太っているかどうかの影響を受けません。
この犬種の標準は雄が38〜41cm、雌が35〜38cmです。40cmあたりを境にする考え方で見ると、雄は境目の上に出ることがあります。
家で測るときは、壁の前に立たせて肩のいちばん高いところに本を当てると取りやすいです。前あしをそろえて、まっすぐ立っているときに測ってください。
基準が複数あるから答えが割れる
答えが割れるのは、犬種の分類・体重の区分・体高の区分という3つの基準が同時に使われているからです。どれかが間違っているわけではありません。
この犬種はどの基準でも境目の近くに立つため、ほかの犬種より食い違いが目立ちます。小さすぎず大きすぎない体格が、かえって迷いの元になっています。
私は、どれが正しいかを決めようとするより、場面ごとにどの基準が使われているかを見るほうが早いと思っています。相手がどの物差しを使っているかで答えが決まります。
超小型という区分を使う場面もある
超小型・小型・中型・大型という4つに分けている場面もあります。年齢の換算表や保険の料金表では、この分け方が使われることがあります。
4つに分かれると、小型の枠が軽いほうへ寄ります。3つに分けたときより、中型の側へ入りやすくなるということです。
いくつに分けているのかも、場面ごとに違います。区分の数まで含めて、相手の表をそのまま見るのがいちばん確かです。
区分が書かれていないときの判断
区分が書かれていないときは、自分で決めずに相手に聞いてください。こちらが小型だと思って申し込んで、あとで違うと言われるのがいちばん困る形です。
聞き方は「体重◯kg・肩までの高さ◯cmですが、どちらの扱いになりますか」で十分です。数字を先に出すと、相手もすぐ答えられます。
答えが返ってきたら、その内容をメールやメッセージに残しておいてください。担当者が変わっても、同じ条件で話を進められます。
聞かれたときに使える言い方
聞かれたときは「犬種では小型ですが体重は◯kgです」と両方を伝えてください。相手がどちらの基準を使っていても、この言い方なら1回で通ります。
小型とだけ答えると、実際に会ったときに大きいと言われることがあります。中型とだけ答えると、小型の枠に入れたはずの場面で断られます。
体高を聞かれる場面もあるので、肩までの高さも一緒に控えておくと安心です。数字を出せると、相手も判断しやすくなります。
柴犬の体重と体高の目安は成犬で7〜11kg

成犬の体格の目安は、体重7〜11kg・体高35〜41cmです。雄と雌で範囲が分かれているので、どちらの数字を見るかで印象が変わります。
標準に書かれているものと、書かれていないものを分けて並べます。ここを知っておくと、見つからない数字を探して時間を使わずに済みます。
雄と雌では2kgほど違う
雄と雌では、標準として示されている体重が2kgほど違います。雄が9〜11kg、雌が7〜9kgという範囲です。
体高でも3cmほどの差があり、雄のほうが大きく作られています。同じ犬種でも、雄の子と雌の子では見た目の印象がはっきり違います。
物件やお店の区分に当てはめるときは、自分の子の性別の範囲で見てください。平均の1つの数字で考えると、実際とずれます。
体高はどこからどこまでを測るのか
体高は、足元から肩までの高さを測ります。標準を定めているページにもそのとおりに書かれていて、頭の先までの高さではありません。
肩のいちばん高いところは、首の付け根の少し後ろにあります。手で触ると背骨が盛り上がっている場所が分かるので、そこに定規を当ててください。
測るときは、まっすぐ立って前を向いている状態にします。座っているときや伸びをしているときの数字は使えません。
体長の数値は標準に出ていない
体長の平均は、犬種の標準には数字として出ていません。標準に書かれているのは体高と体重だけです。
そのため、よそで見かける体長の平均は、だれかが測ったものを集めた数字ということになります。出どころが分からない数字は、グッズ選びの基準にしないほうが安全です。
服やキャリーを選ぶときは、首の付け根からしっぽの付け根までを自分で測ってください。この数字のほうが、平均より確実に役に立ちます。
標準の範囲から外れていても心配はいらない
標準の範囲から外れていても、健康であれば心配はいりません。この数値は展覧会で姿を比べるためのもので、家で暮らす子の合否を決めるものではありません。
標準より大きい子も小さい子もふつうにいます。血統書が付いていても、両親の体格や育ち方で範囲から外れることがあります。
気にするとしたら、太って重くなっている場合だけです。体つきの見方は次のH2でまとめているので、そちらで確かめてください。
柴犬の大きさが決まるのはいつごろか

大きさがだいたい決まるのは、高さが生後8か月から10か月ごろ、体重が1歳ごろまでとされています。ただし育ち方には個体差があります。
伸びる順番と、見当をつける方法を分けて並べます。子犬のうちに引っ越しを考えている場合は、ここが判断の材料になります。
高さは8か月から10か月ごろまでに伸びる
体の高さは、生後8か月から10か月ごろまでに伸びきるとされています。骨の成長が止まる時期なので、ここから先は高さがあまり変わりません。
この時期に標準の範囲に入っているかを測っておくと、先の見通しが立ちます。月に1回、同じやり方で測って残しておくのがおすすめです。
伸びが早い子と遅い子がいるので、途中の数字だけで決めつけないでください。半年の時点で小さくても、そのあと伸びることがあります。
体重はそのあと1歳ごろまで増える
体重は高さが止まったあとも増え続け、1歳ごろに落ち着くとされています。筋肉が付いて体つきががっしりしていく時期です。
この時期に増えすぎると、標準の上限を超えて物件の条件に引っかかることがあります。体重で線を引く場面では、適正を保つこと自体が効いてきます。
上から見てウエストのくびれがあるか、横から見ておなかが上がっているかで確かめられます。肋骨に軽く触れて分かるくらいが目安です。
親の体格から見当をつける
子犬のうちに先の大きさを知りたいときは、親の体格を聞くのがいちばん確かです。ブリーダーから迎える場合は、両親の体重と体高を教えてもらえます。
親がどちらも標準の上のほうなら、その子も大きめに育つ見込みがあります。小型犬可の物件を考えているなら、迎える前に聞いておきたいところです。
保護犬を迎える場合は、親の情報が分からないこともあります。その場合は、今の月齢と体重を病院で見てもらうと見当がつきます。
子犬のうちに引っ越しを決めるときの考え方
子犬のうちに住む場所を決めるなら、成犬の標準の上限で考えてください。今の体重で選ぶと、1歳になったときに条件から外れることがあります。
雄なら11kg、雌なら9kgを超えても困らない物件かどうかで見ると安全です。上限ぎりぎりの物件は、数百グラムの差で話が変わります。
引っ越しは何度もできるものではありません。最初から余裕のある条件を選ぶほうが、あとで悩まずに済みます。
豆柴は柴犬と同じ小型犬にあたるのか

豆柴については、犬種として独立した分類が与えられていません。小さく育つ見込みの子を指す呼び名として使われています。
分類の扱いと、迎えるときに確かめることを分けて並べます。呼び名と中身がずれやすいところです。
血統書に豆柴という記載は出ていない
標準を定めている団体は、豆柴と明記した血統書を発行していません。体を小さくする方向の繁殖は、日本犬を保存するという目的に反するという立場が示されています。
つまり豆柴という名前は、犬種の分類の外にある呼び方ということになります。小型犬か中型犬かという問い以前に、独立した犬種として扱われていません。
別の団体が独自の基準で登録している場合もあります。どの団体の書類なのかを見ないと、同じ呼び名でも中身が違います。
体重は4kgから6kgほどとされている
豆柴と呼ばれる子の体重は、4kgから6kgほどとされています。標準の7〜11kgより軽いので、体重で線を引く場面では小型の枠に収まりやすくなります。
ただし小さく育つ保証はありません。子犬のときに小さくても、成長して標準の範囲まで大きくなることがあります。
迎えてから困りやすい点は、豆柴を飼うのは大変かをまとめた記事で扱っています。大きさ以外にも見ておきたいところがあります。
迎えるときに確かめること
迎えるときは、両親の体重と、どの団体の血統書が付くのかを確かめてください。この2つで、呼び名と中身のずれがかなり防げます。
「必ず小さいままです」と言い切る説明があったら、そこは一度持ち帰って考えたほうがいいです。育ち方を約束できるものではありません。
小ささを条件に迎えると、大きく育ったときに行き場が無くなります。保護されている子の中には、この経緯で手放された例もあります。
小豆柴という呼び名も同じ扱いになる
小豆柴という呼び名も、犬種の分類の外にある呼び方です。豆柴よりさらに小さく育つ見込みの子を指して使われています。
標準を定めている団体は、小さくする方向の繁殖そのものに反対する立場を示しています。呼び名が増えても、分類の扱いは変わりません。
名前で選ぶより、両親の体格と健康状態を見るほうが確かです。小ささを売りにした説明は、根拠を聞いてから判断してください。
柴犬を小型犬可の物件で飼えるかの確かめ方

小型犬可の物件で飼えるかどうかは、契約書に書かれた体重と体高の条件で決まります。募集の文言ではなく、条件の数字を見てください。
確かめる順番を3つに分けました。この順で進めると、入居してから困る形になりにくいです。
契約書の体重と体高の条件を見る
最初に見るのは、契約書やペット飼育の細則にある体重と体高の上限です。募集ページの「小型犬可」という言葉だけでは、数字が分かりません。
条件に数字が無い物件もあります。その場合は、どの基準で判断するのかを文書で残してもらうほうが安全です。
口頭で大丈夫と言われただけだと、担当者が変わったときに話が戻ることがあります。やりとりはメールに残しておいてください。
内見のときに聞く3つのこと
内見では、上限の数字・成犬になったときの扱い・多頭飼いの可否の3つを聞いてください。子犬のうちは収まっていても、成長後に超えることがあります。
成犬になって上限を超えた場合にどうなるのかは、先に確かめておきたい点です。退去を求められる決まりになっている物件もあります。
あわせて、鳴き声の苦情が出たときの対応も聞いておくと安心です。この犬種は番犬の気質があり、来客に反応しやすい傾向があります。
中型犬可の物件にも条件がある
中型犬可の物件でも、頭数や犬種の制限が付いていることがあります。大きさの条件を満たしていても、別の条件で止まることがあるためです。
よくあるのは、頭数の上限と、共用部分での抱っこの決まりです。エレベーターや廊下でのルールは、住んでから毎日効いてきます。
条件が合わないときは、大きさを小さく申告するのではなく別の物件を探してください。後から分かると、退去の話になります。
分譲や持ち家でも管理規約を見る
分譲マンションでも、管理規約に大きさの条件が書かれていることがあります。買ったから自由に飼えるとは限りません。
規約は総会で変わることもあるので、入居後に条件が付くこともあります。ペットクラブのような組織がある物件では、そちらの決まりも関わってきます。
一戸建てでも、自治会の決まりや隣との距離が関わります。大きさそのものより、鳴き声とにおいへの配慮のほうが実際には効いてきます。

まずは今の体重と首回りをメモしておくところからで大丈夫ですよ。聞かれる数字はだいたいこの2つです。
柴犬の分類を知っておくと困らない場面

分類を知っておくと助かるのは、病院・移動・預け先の3つの場面です。どれも体重の数字をそのまま使う場面になります。
どんなときにどの数字が要るのかを並べました。先に控えておくと、そのたびに測らずに済みます。
病院では体重そのものが使われる
病院では、小型か中型かではなく体重そのものが使われます。薬の量やフィラリアの予防薬は、体重に合わせて決まるためです。
前回から体重が変わっていると、同じ薬でも量が変わることがあります。受診の前に家で量っておくと、話が早く進みます。
体重が急に減ったり増えたりしているときは、そのことも伝えてください。判断が必要なことは動物病院で聞くのがいちばん確かです。
移動のケージはサイズ表記で選ぶ
移動に使うケージは、小型用か中型用かではなく内寸で選んでください。立ったときに頭が当たらず、伏せたときに足が伸ばせる大きさが目安です。
電車やバスで運ぶ場合は、持ち込みの大きさと重さの条件が決まっています。合計の寸法で制限していることが多いので、外寸も控えておいてください。
車で移動するときも、体が動きすぎないほうが落ち着きます。広ければいいわけではないところが、ケージ選びの難しいところです。
預け先では先に体重を伝える
預け先には、予約のときに体重を伝えておいてください。料金区分だけでなく、部屋の大きさもそれで決まります。
人見知りや犬が苦手な性質があるなら、そこも先に伝えるほうがお互い楽です。この犬種は知らない相手に警戒する傾向があり、個体差もあります。
性格の傾向はあるあるとその背景をまとめた記事で扱っています。預け先に伝える言葉を考えるときの材料になります。
しつけ教室もクラスが分かれることがある
しつけ教室でも、大きさでクラスが分かれていることがあります。同じ場所で練習する相手の大きさをそろえるためです。
小型のクラスに入れるかどうかは、教室ごとの区分で決まります。申し込みのときに体重を伝えておけば、合うクラスを案内してもらえます。
教室選びで迷うところは、しつけ教室は意味ないのかを整理した記事でも扱っています。大きさ以外の見るところもそちらに書いています。
宿は犬種と体重の両方を聞かれる
旅行先の宿では、犬種と体重の両方を聞かれることが多いです。部屋の大きさと、同じ時間帯に過ごす犬の組み合わせを決めるためです。
小型のみ受け入れという宿では、体重が条件を超えると断られます。予約の前に数字を伝えておけば、現地で困る形になりません。
食事の場所に同席できるかも、大きさで分けている宿があります。申し込みの備考欄に体重を書いておくのがいちばん早いです。
柴犬は何型犬かに関するQ&A

柴犬は何型犬かで迷いやすいところを、8つの質問に分けました。数字を聞かれる場面が多いので、答えのそばに実際の値も入れています。
柴犬は大型犬ですか?中型犬ですか?
柴犬は大型犬ではありません。犬種の標準では小型犬で、日本犬の中で大型に分けられているのは秋田犬だけです。
中型として扱われるのは、賃貸やトリミングサロンのように事業者が体重で区分している場面です。犬種の分類とは別の線引きになります。
中型犬はどこからですか?
中型犬がどこからかという全国共通の決まりはありません。体重で分ける場面と体高で分ける場面があり、数字も事業者ごとに違います。
そのため、どの基準が使われているのかをその都度確かめるのがいちばん早いです。賃貸なら契約書、お店なら料金表を見てください。区分を3つに分けているか4つに分けているかでも、入る枠が変わります。
柴犬は小型犬ですか?
犬種の標準では小型犬です。日本犬保存会のページに「日本犬の中で唯一の小型犬種」と書かれています。
ただしこの区分は日本犬の中での相対的な分け方です。世界中の犬種を並べたときの小型とは出発点が違います。
柴犬は中型犬に分類されますか?
犬種の分類としては中型犬ではありません。中型に分けられているのは紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬の4犬種です。
一方で、体重9〜11kgという標準は小型の上限として使われる重さに近いため、暮らしの場面では中型の扱いになることが多くなります。
柴犬の大きさは何ヶ月で決まりますか?
柴犬の大きさが決まるのは、高さが生後8か月から10か月ごろ、体重は1歳ごろとされています。育ち方には個体差があります。
子犬のうちに見当をつけたいときは、両親の体重と体高を聞くのが確かです。途中の数字だけで決めつけないでください。
柴犬の体高は何cmですか?
標準として示されているのは、雄が39.5cm・雌が36.5cmです。幅があり、雄は38〜41cm、雌は35〜38cmの範囲とされています。
この数字は足元から肩までの高さで、頭の先までではありません。家で測るときは、前あしをそろえてまっすぐ立たせ、肩のいちばん高いところに定規を当ててください。座った姿勢では測れません。
豆柴は小型犬として登録できますか?
標準を定めている団体では、豆柴と明記した血統書そのものが発行されていません。小さくする方向の繁殖に反対する立場が示されています。
別の団体が独自の基準で登録していることもあります。書類を見るときは、どの団体が出したものかを必ず確かめてください。
柴犬の体長の平均はどれくらいですか?
体長の平均は、犬種の標準には数字として出ていません。標準に書かれているのは体高と体重だけです。
服やキャリーを選ぶときは、首の付け根からしっぽの付け根までを自分で測った数字を使ってください。平均より確実です。
まとめ:柴犬は何型犬かと場面ごとの扱い
柴犬は何型犬かというと、犬種の標準では日本犬で唯一の小型犬です。それでも賃貸やトリミングサロンでは中型犬として扱われるので、場面ごとに基準が違うと考えてください。要点は次の3つです。
- 犬種の標準では小型犬
- 暮らしの場面では中型扱い
- 見るのは契約書と料金表の数字
まずは今の体重と首回りを測って控えておいてください。あわせて読みたい記事です。

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