マルチーズを抱き上げたときに、ふっとにおいが気になる。シャンプーしたばかりなのにどこから出ているのか分からなくて、出どころを探しているところですよね。
マルチーズの臭いは、体ぜんたいからではなく顔のまわりと耳に集まりやすいと考えられます。この犬種の公式な紹介では体臭が少ないほうだと書かれていて、気をつけたい病気に涙の通り道のつまりが挙がっているからです。
においのしかたから出どころを絞れる表と、白い毛に出るしるしを並べました。涙やけと毛玉の手入れ、部屋がこもるかどうかの考え方も続けて書いています。
- においが顔と耳に集まりやすい理由
- におい方から出どころを絞る見方
- 家で手を打てる線と病院に渡す線
マルチーズの臭いは体ではなく顔と耳に集まる

マルチーズの臭いは、体ぜんたいからではなく顔のまわりと耳に集まりやすいと考えられます。体の毛そのものはにおいが少ないほうだと紹介されているのに気になるにおいが残るのは、この2か所が毛とは別の理由で動いているからです。
ペット保険を扱うアニコム損害保険の品種ページには、2026年10月13日に確認した時点で「比較的体臭が少ない犬でもあり、純白の絹のようなコートには下毛はありません」と書かれていました。下毛がないというのは、毛が二層になっていないという意味です。
同じページでは、気をつけたい病気として低血糖症・膝蓋骨脱臼・涙管閉塞・僧帽弁閉鎖不全症の4つが挙げられていました。このうち涙管閉塞は涙の通り道がつまるもので、目の下の皮膚に関わってきます。
一方で、ジャパンケネルクラブが公開している犬種標準には、においについての項目はありませんでした。つまり「この犬種だからにおう」と言える公式な根拠は無く、においが出ているなら体質ではなく場所の問題として見ていくことになります。
体のにおいが少ないとされるのは毛の作りによる
体のにおいが少ないとされているのは、下毛がなく毛が一層だからです。保険会社の品種ページに下毛がないと書かれていて、毛の間に湿気と皮脂がこもりにくい作りだと読み取れます。
においが少ないと言われる犬の特徴として、顔にしわやたるみがない、毛が一層、鼻先が長いという3点が挙げられることが多いです。この犬種は前の2つに当てはまります。
ただし、少ないのは「体の表面から出るにおい」だけです。耳の中と目の下と口のまわりは毛の作りとは別の話なので、ここが安心材料にはなりません。
耳の中は炎症が起きると強いにおいが出る
耳の中は、炎症が起きると強いにおいが出る場所です。外耳炎の症状として、耳の赤みや腫れと並んで悪臭と耳垢の増加が挙げられています。
同じ保険会社が公開している外耳炎のページには、この犬種のかかりやすさが年齢ごとに載っていました。数字は保険金の支払いデータをもとにしたもので、集計期間と母数の記載は見当たりませんでした。
| 年齢 | 外耳炎のかかりやすさ |
|---|---|
| 0歳 | 4.758% |
| 2歳 | 5.106% |
| 5歳 | 6.282% |
| 6歳 | 5.56% |
| 8歳 | 5.126% |
| 10歳以上 | 2.936% |
いちばん高いのは5歳で、そこから下がっていく並びです。平均の通院回数は年に2回ほど、通院1回あたりの金額は3,132円ほどと書かれていました。
数字そのものより、成犬になってからのほうが高いという形を覚えておくほうが使えます。子犬のうちは平気だったのに5歳を過ぎてにおうようになった、という流れがありえるということです。
目の下は涙があふれると細菌が増える
目の下は、涙があふれ続けると細菌が増える場所です。涙管閉塞のページには、あふれた涙が涙やけを起こして目の周りの皮膚を変色させると書かれていました。
さらに、涙やけのために目の下に細菌感染を起こして皮膚炎になることもあるとされています。においの話としてはここが入口で、毛の色が変わっているだけに見えても皮膚のほうが荒れていることがあります。
涙管閉塞はこの犬種とプードルなどに多く見られるとされていて、生まれつきのものは予防が難しいとも書かれていました。心配なときは動物病院へ相談してください。
口のまわりは毛が長いぶん汚れが残りやすい
口のまわりは、毛が長いぶん汚れが残りやすい場所です。犬種標準で「非常に長いホワイトの被毛で覆われ」と書かれているとおり、顔の毛も長く伸びます。
口の中の歯垢や歯石がにおいの元になるのは犬ぜんたいに言えることですが、毛が長いと食べたものや水が毛に残る分が足されます。においが口からなのか毛からなのかが分かりにくくなるのはこのためです。
切り分け方は簡単で、口を開けずに鼻先の毛だけをつまんでにおいを確かめます。毛のほうが強ければ拭き取りの話、口の中のほうが強ければ歯と歯ぐきの話になります。

どこからにおうのか分からない日は、鼻先の毛と耳のふちの毛を順番につまんで比べてみてください。
マルチーズのにおい方を知ると臭いの出どころが絞れる

マルチーズの臭いは、においのしかたを言葉にするだけで出どころが絞れます。すっぱいのか生ぐさいのかツンとするのかで、見る場所が変わってくるからです。
犬のにおいは体臭・口臭・排泄物の3つに分けて説明されるのが一般的です。ただこの3つでは「どこを触ればいいか」までは決まらないので、場所の単位まで割り直しました。
白い毛はにおいより先に色の変化で教えてくれることがあるので、毛のしるしも並べました。思い出せる行から読んでください。
| においのしかた | 考えられる出どころ | 白い毛に出るしるし |
|---|---|---|
| すっぱい・脂っぽい | 皮膚と毛の根元の脂 | 背中や脇の毛が束になって黄ばむ |
| 生ぐさい・ツンとする | 耳の中 | 耳のふちの毛がしっとりして汚れが付く |
| 魚のような強いにおい | 肛門のまわり | お尻の毛先に粘つきが残る |
| 発酵したようなにおい | 口の中と口まわりの毛 | 口ひげのあたりが茶色くなる |
| アンモニアのようなにおい | 毛に付いた排泄物 | お腹や後ろ足の毛が黄ばむ |
| 汗っぽい・蒸れたにおい | 足の指の間 | 足先の毛の色が変わる |
すっぱいにおいは皮膚の脂を先に疑う
すっぱいにおいがするときは、皮膚の脂を先に疑います。酸っぱいにおいを出す病気として脂漏性皮膚炎が挙げられていて、皮膚の脂が多くなる状態だと説明されています。
脂は毛先ではなく根元にたまります。毛の表面をなでただけでは手ににおいが付かないのに、根元をかき分けると付くときは皮膚の側の話だと考えられます。
汗っぽいにおいが足先からするときは指間炎が挙げられています。どちらも家で決めつけずに、皮膚が赤いときや毛が抜けているときは動物病院へ相談してください。
生ぐさいにおいは耳と口のどちらかを探す
生ぐさいにおいのときは、耳と口のどちらかを探します。耳の中の炎症と口の中の汚れは、どちらも近い表現で言われることが多い場所です。
見分け方は、顔を正面から抱えて左右の耳のふちを順番にかいでみることです。片側だけ強ければ耳、左右に差がなければ口のほうが疑わしくなります。
耳の奥を綿棒でさわるのはやめておいてください。耳垢を押し込んでしまうことがあり、間違った耳掃除が原因になる場合もあると書かれています。
魚のような強いにおいは肛門のまわりを見る
魚のような強いにおいのときは、肛門のまわりを見ます。肛門のまわりにある袋にたまる分泌物は、犬の臭いの原因として必ず挙げられている場所です。
特徴は、そのにおいが急に来ることと、座った場所や抱いた服に移ることです。床にお尻をこすりつける回数が増えていたら、合わせて見るしるしになります。
自分で絞るやり方も出回っていますが、力の入れ方を間違えると皮膚を傷めます。慣れていないうちは、トリミングのときか動物病院で頼むほうが安全です。
アンモニアのようなにおいは毛についた排泄物を疑う
アンモニアのようなにおいのときは、毛についた排泄物を疑います。体の毛が長いので、トイレのあとに毛の先が触れた分がそのまま残ります。
Yahoo!知恵袋に残っている相談でも、ブラッシングを怠って毛玉ができると排泄物の汚れがからんで体のにおいが強くなる、という答えが付いていました。毛が白いので、黄ばみという形で先に見えてきます。
お腹と後ろ足の内側を明るいところで見るのがいちばん早いです。色が変わっているなら、その日のうちに部分洗いか拭き取りで落とします。
マルチーズの涙やけは目の下の臭いにつながる

マルチーズの涙やけは、目の下の臭いにつながります。あふれた涙で皮膚が湿ったままになり、そこで細菌が増えて皮膚炎になることがあるとされているからです。
毛の色が茶色く変わるところだけを見て、見た目の問題として置いておくと手当てが遅れます。先に手を入れるのは毛の色ではなく、湿っている時間です。
毛の色の変化は犬種標準でも欠点の要因とされている
毛の色の変化は、犬種標準でも欠点の要因として扱われています。ジャパンケネルクラブの犬種紹介では毛色はピュア・ホワイトとされ、淡いアイボリーは許容、淡いオレンジは望ましくなく欠点の要因と書かれていました。
これは見た目の基準の話であって、においの基準ではありません。ただ、白い毛に色が付くこと自体がこの犬種では見られている変化だということは分かります。
目の下だけに色が付いているなら、涙の量か通り道のほうを見ます。目のまわりが赤くなったときに見るところも合わせて読んでみてください。
拭き取りは乾いた毛のまま始めない
拭き取りは、乾いた毛のまま始めないのが大事です。固まった涙の跡を乾いたまま拭くと、毛を引っぱって皮膚をこすることになります。
ぬるま湯で湿らせたやわらかい布をあてて、10秒ほど置いてからなでるように動かします。力ではなく置く時間でゆるめる、と考えておくと加減が決まります。
拭いたあとは必ず乾かしてください。湿ったままだと、拭く前よりにおいやすい状態になります。
毛を短くすると拭く回数そのものが減る
毛を短くすると、拭く回数そのものが減ります。顔の毛が目にかかる長さだと涙が増えやすく、毛が吸った分だけ湿っている時間も長くなります。
飼い主が書いているものを見ると、トリミングの周期とあわせて顔まわりだけ整えるという扱いが多いです。全身を短くしなくても、目のまわりと口のまわりだけ短くするやり方があります。
ただし短くしても、拭く作業そのものは残ります。短くするのは楽にするためではなく、湿っている時間を短くするためだと思っています。
マルチーズの白い毛は毛玉になると臭いを抱える

マルチーズの白い毛は、毛玉になると臭いを抱えます。抜けた毛が体に残る毛の作りなので、ブラッシングをしない日が続くと毛がからまって汚れを閉じ込めるからです。
手入れの目安は出回っていますが、公式の基準として決まっているものではありません。幅があることを先に断ってから並べます。
| 手入れ | 出回っている目安 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ブラッシング | 毎日 | 毛先だけで終わらせず根元まで通す |
| シャンプー | 月1〜2回 | 洗いすぎも皮膚の脂を乱す |
| 顔まわりの拭き取り | 食後と水を飲んだあと | 乾いた毛のまま強くこすらない |
| 耳のまわりの確認 | 週に1回見るだけ | 綿棒を奥へ入れない |
| 部分洗い | 汚れた日にその部分だけ | 洗ったあとは乾かし切る |
抜けた毛が体に残るのがこの犬種の毛
この犬種の毛は、抜けた毛が体に残る形です。抜け毛が少ないと言われますが、正しくは抜け落ちないだけで、古い毛は体についたままになります。
床に毛が落ちないので掃除は楽になりますが、そのぶんブラッシングの手間は残ります。毛が一層の犬と二層の犬では手入れの中身が変わるので、下毛のない毛と二層の毛の違いも参考になります。
抜け毛が少ないこととにおいが少ないことは、別の話です。残った毛がからまれば、においを抱える場所がむしろ増えます。
ブラッシングは毛先からではなく根元から
ブラッシングは、根元から通すのが基本です。においの元になる皮脂は根元にたまるので、毛先だけを整えても届きません。
片手で毛を分けて皮膚が見える状態を作り、そこへブラシを入れていきます。背中・脇・内股・お尻のまわりの4か所を決めておくと、毎日同じ場所を見られます。
毛玉になっているところは無理に引っぱらないでください。はさみで切るか、トリミングのときに相談するほうが皮膚を傷めません。
シャンプーの間隔は皮膚の様子で決める
シャンプーの間隔は、皮膚の様子で決めるのが現実的です。出回っている目安は月1〜2回ですが、これは犬ぜんたいに向けた書き方で、公式の基準ではありません。
洗った翌日からもう脂っぽいなら間隔を短く、2週間たってもさらっとしているなら長めに置けます。洗いすぎると皮膚の脂のバランスが乱れるとも言われているので、短くする方向にも上限があります。
シニアになると自分で体勢を保つのがつらくなるので、全身を洗う回数を減らして部分洗いに振り替える形もあります。どのやり方が合うかはその子によって違います。
人間用のシャンプーや石けんは使わない
人間用のシャンプーや石けんは、使わないでください。犬向けのケアを扱うページでも、人間用のものと石けんはそれぞれ項目を立てて注意されています。
皮膚の性質が人と犬で違うので、合わないものを使うとにおいの元になっている皮膚のほうを荒らすことになります。においを消す目的で強いものを選ぶのは、向きが逆です。
皮膚が荒れているときに何を使うかは、家で決めずに動物病院で相談してください。
洗ったあとは乾かし切るまでを1回分にする
洗ったあとは、乾かし切るまでを1回分と考えます。毛が長いので、表面が乾いても根元が湿っていることがよくあります。
タオルで水を吸わせてから、毛を分けながら根元に風をあてていきます。足の指の間とお腹の内側は残りやすいので、最後にもう一度さわって確かめます。
半乾きのまま寝かせると、洗う前よりにおう日になります。時間がない日は全身を洗わず、拭き取りだけに切り替えるほうが結果が良いです。
部屋にマルチーズの臭いがこもるかは片づけの回数で決まる

部屋にマルチーズの臭いがこもるかどうかは、片づけの回数で決まります。Yahoo!知恵袋に残っている相談でも、排泄物をこまめに片づけてトイレトレーを洗えば排泄のにおいはこもらない、という答えが付いていました。
部屋のにおいは犬の体から広がるのではなく、置いたものから移ります。順番に見ていく場所を決めておけば、広さの問題にはなりません。
排泄物は置いた時間だけにおいが移る
排泄物は、置いた時間だけにおいが移ります。シートの上に残っている時間が長いほど、床とトレーとまわりの空気に残ります。
片づけるタイミングを「見つけたとき」にせず、帰宅直後と寝る前の2回を固定にすると回数が安定します。トレーそのものも週に1回は洗ってください。
毛の長い子は、用を足したあとに毛先が触れている分もあります。おしりのまわりを拭く作業を、片づけとセットにしておくと楽です。
布のものは洗えるかどうかで分ける
布のものは、洗えるかどうかで分けます。においが残るのはクッション・ベッドの敷物・ソファのカバー・ラグで、どれも洗えるかどうかで扱いが変わります。
寝床の敷物は2枚用意して入れ替える形にすると、洗う日に寝る場所が無くなりません。洗えないものにはカバーをかけて、カバーだけ洗います。
自分の服からにおいがすると言われたときも、同じ考え方で見ます。抱っこするときに着る上着を1枚決めておけば、においが移る服を広げずに済みます。
換気はにおいの出どころを消すわけではない
換気は、においの出どころを消すわけではありません。空気を入れ替えればその場は軽くなりますが、出どころが残っていれば時間がたてば戻ります。
順番としては、出どころを片づけてから空気を動かします。逆にすると、どこを直せばよかったのかが分からなくなります。
窓を開けるのが難しい季節は、ドアを開けて空気の通り道を作るだけでも変わります。犬が風に直接あたらない置き方にしてください。
床と壁は低いところから拭く
床と壁は、低いところから拭きます。小型犬の体の高さに合わせて、においが付くのは床から30センチくらいまでの帯だからです。
トイレの周りの壁と、通り道になっているドアのきわを先に拭きます。部屋の真ん中を広く拭くより、この2か所を狙うほうが変わり方が早いです。
拭いたあとに同じ場所でまたにおうなら、床や壁ではなく出どころが残っています。その日はトイレのトレーとシートの置き方を見直してください。
においを消しすぎる方向には動かさない
においを消しすぎる方向には、動かさないほうがよいです。においを嗅ぐことは犬にとって大切なやりとりなので、過剰な消臭は控えるようにと書かれています。
香りで上から覆う形も、根本のケアにはなりません。犬の体に香りを足すのではなく、汚れを落とす側に手間を寄せるほうが続きます。
私なら、消臭のものを増やす前に拭き取りの回数を1日1回増やします。それで変わらないときに、はじめて別の原因を考えます。

全部やろうとしなくて大丈夫です。今日はまず、寝床の敷物を洗うところからで十分です。
マルチーズが臭くない犬に挙がる理由と臭いの順位の読み方

マルチーズが臭くない犬に挙がるのは、毛が一層で顔にしわが少ないという見た目の特徴によるものです。順位そのものは公的な機関が出しているものを確かめられず、作ったところの基準で決まっています。
飼い主への調査もいくつか公開されています。いぬのきもちWEB MAGAZINEが飼い主200名に聞いた調査では85%が愛犬のにおいが好きと答え、同時に3割がにおいに困っていると答えていました。
アニコム損害保険の読み物にも「犬の臭いは犬種によって違う?」という節がわざわざ設けられています。それだけ気にされている一方で、犬種名で強さを並べた公開データは見つかりませんでした。
においが少ないと言われる犬に共通して挙がる3つの特徴
においが少ないと言われる犬には、3つの特徴が共通して挙がります。顔にしわやたるみがないこと、毛が一層であること、鼻先が長いことの3つです。
逆に、においのお悩みが多い犬種として挙がるのは、皮膚が脂っぽい犬種・体の表面積が広い超大型犬・顔や体にしわが多い犬種・よだれの多い犬種です。この犬種はどれにも当てはまりません。
ただし、立ち耳であることを条件に挙げているところもあります。耳の形をどう数えるかで並びが変わるので、この3つに当てはまることを安心材料にしきらないほうがよいです。
順位は作ったところの基準で変わる
順位は、作ったところの基準で変わります。実際に並んでいるもので、この犬種は13種のランキングで3位、10選で3番目、6選では最後と扱いが分かれていました。
においが強い犬種の順位も同じで、公的な序列は確かめられませんでした。どちらの向きの順位も、読むときは「何を基準にしたか」を先に見るほうが使えます。
順位より、見える特徴で考えるほうが自分の子に当てはめられます。しわの深さ・毛の層・鼻先の長さは、家で見て確かめられるものです。
飼い主への調査では気にならない人のほうが多い
飼い主への調査では、気にならないと答える人のほうが多いです。みんなのブリーダーが載せている飼い主アンケートでは、7割以上が愛犬のにおいは気にならないと答えていました。
同じ調査では、いちばん気になるのは体臭で、主な対策はシャンプーと耳のお手入れだったとされています。ただし回答した人数と実施した時期は見出しからは分からなかったので、割合の形だけを受け取るのが安全です。
におい方の表現も記録されていて、香ばしい・ポップコーンのような・おひさまのようなという答えが並んでいました。弱くて毎日変わらないにおいなら、その子のにおいとして置いておける範囲だと考えられます。
同じ小型犬でも手入れをする場所が違う
同じ小型犬でも、手入れをする場所が違います。トイプードルも臭くない犬の上位に並びますが、毛の巻きが強いぶんもつれ方が違い、見る場所が同じにはなりません。
この犬種で特に見ておきたいのは、涙の通り道に関わる目の下と、長い毛が触れるお尻のまわりです。公式ページで涙管閉塞が挙がっているぶん、顔まわりの比重が上がります。
似た見た目の犬種と比べたいときは、ビションフリーゼとの違いも合わせて見てみてください。毛の作りが違えば、手入れの手間のかかり方も変わります。
マルチーズの欠点として言われることと臭い以外の手間

マルチーズの欠点として言われるのは、毎日の手入れの手間と気の強い面の2つです。においの話もこの手入れの手間の中に含まれていて、別の問題として立っているわけではありません。
迎えてから困るのは、においそのものより作業を誰がやるかが決まっていないときです。先に決めておける部分を書いておきます。
毎日の手入れが生活に入るかどうか
欠点として最初に挙がるのは、毎日の手入れが生活に入るかどうかです。ブラッシングは毎日、顔まわりの拭き取りは食後ごとという形で、作業の回数が多くなります。
そのうえトリミングの周期も続くので、お金と時間の置き場所を決めておく話になります。1日の中でどこに入れるかを決めておくと続きます。
どれかしかできない日は、拭き取りを残すほうを選びます。1日飛ばしても戻せるのはブラッシングで、湿ったまま放っておくと戻しにくいのが顔まわりです。
気が強い面があると紹介されている
性格の面では、気が強い面があると紹介されています。かしこく人懐っこいという紹介と並んで、神経質で気が強い、活動的だという書き方がされていました。
犬種標準では活発で愛情深く、非常に穏やかで大変知的だとされています。書かれ方が分かれるのは、どれも傾向の話でその子によって違うからです。
手入れを嫌がる子だと、においの対策そのものが続きません。嫌がる理由のほうが気になるときは、性格が悪いと言われる理由も読んでみてください。
耐えられないと感じる前に決めておくこと
耐えられないと感じる前に、決めておけることが2つあります。手入れを誰がやるかと、犬が入る部屋をどこまでにするかです。
後悔として語られるものは、この2つが決まっていない家に集まります。においが強くなったから後悔するのではなく、作業が積み上がって回らなくなるという順番です。
すでに一緒に暮らしていてつらいときは、まず出どころを1つに絞ってください。全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になります。
マルチーズの臭いで家で手を打てる線と病院に渡す線

マルチーズの臭いは、家で手を打てるものと家では決められないものに分かれます。分け方は部位と日数で、どちらにあたるかで次の行動が変わります。
| 家で手を打てること | 動物病院に渡すこと |
|---|---|
| 拭き取りとブラッシングの回数を変える | 片側の耳だけから強く出ている |
| シャンプーの間隔を2週間単位で動かす | 皮膚が赤い・かさぶたがある・毛が抜けている |
| 寝床と布のものを洗う回数を増やす | 3日たっても同じ場所から強くなっていく |
| 食後に口のまわりを拭く習慣をつける | 食べ物を変えるべきかどうかの判断 |
3日続けて同じにおいなら手入れの中身を変える
3日続けて同じにおいがするなら、手入れの中身を変えます。1日だけの変化は食べたものや散歩の天気で起きるので、3日を区切りにすると判断がぶれません。
変えるのは回数を1つだけです。拭き取りを1日1回増やすか、シャンプーを1週間早めるかのどちらかにして、また3日見ます。
2つ以上を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。記録は手帳でもスマホのメモでも構いません。
片側だけ・急に強い・皮膚が赤いは家では決められない
片側だけ強い、急に強くなった、皮膚が赤いという3つは、家では決められません。外耳炎は発症がとても多く、慢性化や再発をくり返す場合が多いとされている病気です。
食べ物を変えるかどうかも、家で決める話ではありません。体の中の状態でにおいが変わることもあるとされているので、手入れの回数だけで押し切らないようにします。
この3つのどれかが当てはまったら、手入れを変える前に動物病院へ相談してください。何日からどんなにおいなのかをメモして持っていくと話が早く進みます。
マルチーズの臭いに関するQ&A

一番臭くない犬はどの犬種ですか?
一番臭くない犬を決めている公的な順位は確かめられませんでした。並んでいるランキングは作ったところの基準で決まっていて、1位に挙がる犬種も一定していません。
順位より、しわの少なさ・毛が一層かどうか・鼻先の長さの3点で見るほうが使えます。同じ犬種でもその子によって違います。
臭いが強い犬種のランキングはありますか?
臭いが強い犬種のランキングも、公的なものは確かめられませんでした。5選という形で並べているところはありますが、基準は書いたところのものです。
強いと言われる犬種に共通して挙がるのは、顔のしわが深い、毛が重なっている、よだれが多いという特徴です。この犬種はこの共通点からは離れています。
犬のおならが臭いのはなぜですか?
犬のおならのにおいは、食べたものと飲み込んだ空気で変わります。犬種ごとの強さを比べた、出どころのはっきりした順位は確かめられませんでした。
急に回数が増えたときや、便のゆるさが続くときは体の中の話になります。心配なときは動物病院へ相談してください。
マルチーズの欠点は何ですか?
挙がる欠点は、毎日の手入れの手間と気の強い面の2つです。ブラッシングは毎日、顔まわりの拭き取りは食後ごとで、トリミングの周期も続きます。
迎える前に、手入れを誰がやるかとトリミングの費用の置き場所を決めておくと後から困りません。そこが決まっていれば、においの対策もそのまま続きます。
毛が抜けない犬はにおいも少ないのですか?
毛が抜けないこととにおいが少ないことは別の話です。抜けないというのは床に落ちないという意味で、古い毛は体に残ります。
残った毛がからまると、そこに汚れが閉じ込められます。掃除は楽になりますが、ブラッシングの手間は減りません。
トイプードルとマルチーズでは臭いに差がありますか?
トイプードルとマルチーズは、どちらも臭いが少ない側に挙げられています。並べて比べた公開データは確かめられませんでしたが、臭くない犬種の一覧には両方とも上位で入っています。
違うのは手入れをする場所です。巻きの強い毛はもつれ方が違い、白くて長い毛は汚れの色が見えやすいという差があります。
自分から犬のにおいがすると言われたときはどうしますか?
自分からにおいがすると言われたときは、抱っこするときの服を1枚に決めます。においは犬の体から飛んでくるのではなく、触れた布に移っていきます。
上着を1枚決めておけば、洗う対象がはっきりします。ソファやラグも、カバーをかけてカバーだけ洗う形にすると回ります。
犬のにおいが耐えられないと感じるときはどうすればいいですか?
耐えられないと感じるときは、出どころを1つに絞るところから始めます。全部を一度に直そうとすると、どの手入れも続かなくなります。
におい方の表で行をひとつ選んで、そこだけ3日やってみてください。それでも強くなっていくときや皮膚が赤いときは、動物病院へ相談してください。
シャンプーの間隔はどのくらいが目安ですか?
出回っている目安は月1〜2回で、公式に決まった基準はありませんでした。犬ぜんたいに向けた書き方なので、幅として受け取るほうが安全です。
洗った翌日からもう脂っぽいなら短く、2週間たってもさらっとしているなら長めに置けます。顔まわりを洗うときは耳を倒して、液が耳に入らないようにしてください。
子犬のうちからにおいますか?
子犬のうちににおう原因として挙げられているのは、口・目の周り・耳・体・糞尿の5つです。場所ごとに分けて見るところは成犬と同じです。
この時期にやっておきたいのは、顔と足先を毎日さわって慣れさせることです。さわられるのが平気になっていれば、あとの手入れがずっと楽になります。
まとめ:マルチーズの臭いは顔と耳から見ていく
マルチーズの臭いは、体ぜんたいではなく顔と耳から見ていくと手が絞られます。要点を並べておきます。
- 体の毛はにおいが少ないほうとされている
- 公式に挙がる病気は涙管閉塞と外耳炎
- におい方から出どころを絞れる
- 毛玉になると汚れを抱える
- 部屋は片づけの回数で決まる
- 片側だけ強いときは病院へ
今日できるのは、鼻先と耳のふちをつまんで比べることだけで十分です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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