よく食べるからつい続けて出してしまって、これは体に悪くないのかと手が止まったところかもしれません。添加物が心配という話も、塩分で腎臓に悪いという話も出てきて、どれを信じればいいのか決まりません。
犬にチュールは、量と使い方を守るなら体に悪いものではありません。メーカーは原材料も1本のカロリーも公開していて、確かめられる数字がそろっています。
この記事では、原材料の中身、塩分と腎臓の話、1日の本数、食べすぎで出ること、偏食の防ぎ方、猫用の扱い、袋の事故を順番にまとめました。
- 量を守れば体に悪いものではない
- 本数はパッケージの記載で決まる
- 持病がある子は獣医師に相談する
犬にチュールは体に悪いものではなく量と使い方で決まる

犬にチュールを与えること自体は体に悪くなく、悪くなるかどうかは量と使い方で決まります。心配されている中身を1つずつ見ていくと、公開されている記述で答えが出るものと、出ないものに分かれます。
どの不安がどこまで分かるのかを並べると、次のようになります。
| 心配されていること | 公開されている記述で分かること | 家でやること |
|---|---|---|
| 添加物が入っている | 原材料欄に全部書かれている | ラベルを1行目から読む |
| 塩分が多い | 数値は公開されていない | 持病があれば獣医師に相談 |
| 腎臓に悪い | 疾患のある子には控えるとある | 療法食の代わりにしない |
| 与えすぎると太る | 1本8kcalから13kcal | 本数を決めて体重を量る |
| これしか食べなくなる | 与え続けるのは控えるとある | おやつを先に出さない |
この5つのうち、数字で確かめられないのは塩分だけです。残りの4つは、ラベルとメーカーの記述を見れば答えが出ます。
総合栄養食とおやつで中身が違う
同じ名前でも、総合栄養食タイプとおやつタイプで中身の数字が違います。どちらを使っているかで、1日に出せる本数も役割も変わります。
2026年10月23日時点で、いなばペットフードの商品ページには、総合栄養食タイプの保証成分値として脂質4.0%以上・水分86.0%以下・1本あたり約13kcalと書かれています。
同じメーカーのおやつタイプは、脂質1.0%以上・水分91.0%以下・1本あたり約8kcalです。たんぱく質はどちらも7.0%以上で、水分とカロリーに差が出ています。
| 保証成分値 | 総合栄養食タイプ | おやつタイプ |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 7.0%以上 | 7.0%以上 |
| 脂質 | 4.0%以上 | 1.0%以上 |
| 水分 | 86.0%以下 | 91.0%以下 |
| 1本のカロリー | 約13kcal | 約8kcal |
1本14gの小分けで賞味期限は2年
1本の内容量は14gで、未開封の賞味期限は2年とされています。確認した総合栄養食タイプは14g入りが4本、おやつタイプは14g入りが20本という構成です。
どちらも国産品として紹介されています。作られている場所と期限が分かると、保存の不安は減ります。
1本ずつ小分けになっているのは、1回で使い切る形を前提にしているからです。この点は後半の保存の章でもう一度ふれます。
体に悪いと言われる理由は3つに分かれる
体に悪いと言われる理由は、添加物、塩分、夢中になりすぎることの3つに分かれます。それぞれ出どころが違うので、まとめて心配すると答えが出ません。
添加物はラベルを見れば確かめられる話で、塩分は数値が公開されていないので確かめられない話です。夢中になりすぎることは成分ではなく、与える順番の話になります。
だから分け方を変えるだけで、心配の半分は手元で片づきます。残るのは持病がある子の扱いと、与え方の工夫です。
おやつの位置づけはメーカーもはっきり書いている
おやつタイプは、必要な栄養バランスを満たした製品ではないとメーカーが書いています。主食の代わりにならないことが、作っている側から明記されています。
一方で総合栄養食タイプについては、給与限度量の目安を守れば必要な栄養を摂取できるとされています。同じ名前でも扱いが違うということです。
手元の箱がどちらなのかは、パッケージの表示で分かります。まずそこを見てから本数を考えてください。

箱の表示が総合栄養食かおやつかで、1日に出せる本数の考え方が変わりますよ。
チュールの原材料は増粘多糖類と紅麹色素まで公開されている

チュールの原材料は、増粘多糖類や紅麹色素まで商品ページに書き出されています。何が入っているか分からない、という状態ではありません。
総合栄養食タイプの原材料は、鶏肉(ささみ)、鶏脂、チキンエキス、酵母エキス、タンパク加水分解物、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類、ビタミン類、キトサン、紅麹色素、緑茶エキスの順に並んでいます。
原材料は多い順に並んでいる
原材料は使われている量の多い順に並ぶので、1行目がその製品の主な材料です。総合栄養食タイプなら鶏肉(ささみ)が先頭に来ています。
添加物にあたるものは後半にまとまっています。並び順を知っていると、ラベルを見るだけで中身の見当がつきます。
総合栄養食タイプと書かれたフードの読み方は、市販のドッグフードの原材料と成分を公式で確かめた記事と同じ手順です。ラベルの見る順番は商品が変わっても変わりません。
増粘安定剤はとろみを作るための成分
増粘安定剤は、あのとろみを作るために入っている成分です。表示は加工でん粉と増粘多糖類の2つに分けて書かれています。
とろみがあるから舐めて食べられて、水分も一緒に入ります。粒のフードとは別の形になっているのは、この成分の働きによるものです。
とろみは歯に残りやすい性質ともつながります。あとの章で、歯の汚れとあわせて扱います。
紅麹色素は使用基準の範囲で使われている
紅麹色素については、使用基準が定められた食品添加物で、必要最小量で使っているとメーカーが答えています。これまでに健康被害が発生したことはない、とも書かれています。
この答えは、いなばペットフードのよくあるご質問に載っています。同じページには保存や与え方の回答もまとまっています。
名前だけを見て判断せず、どういう扱いの成分なのかまで読むと落ち着きます。気になるときは、原材料欄にその名前があるかを先に見てください。
ミネラル類とビタミン類は括弧の中まで書かれている
ミネラル類とビタミン類は、括弧の中に成分の記号まで書き出されています。何がまとめて入っているのか分かる形の表示です。
総合栄養食タイプのミネラル類はカルシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、カリウムの7つです。ビタミン類はA、D3、E、B1、葉酸、B12、コリンが並んでいます。
この並びがあるのは、総合栄養食として栄養の基準を満たすためです。おやつタイプの表示はもっと短く、ビタミンEだけが書かれています。
つまり表示の長さの差が、そのまま役割の差になっています。箱の裏を見比べると違いがすぐ分かります。
緑茶エキスとキトサンも原材料に並んでいる
緑茶エキスとキトサンも、原材料の後半に並んでいます。どちらも両方のタイプに共通して書かれている材料です。
緑茶エキスについては、商品ページで緑茶消臭成分という扱いで紹介されています。においに関わる材料として入っているということです。
キトサンはカニやエビの殻に含まれる成分として知られています。原材料欄では、緑茶エキスと並んで後半に書かれています。
おやつタイプは味ごとに原材料が変わる
おやつタイプは味ごとに材料が変わるので、箱に入っている4種類の表示を別々に見てください。確認した20本入りの製品は、ビーフ味、チーズ味、軟骨入り、緑黄色野菜入りの4種が入っています。
同じ箱でも、合わない材料が特定の味だけに入っていることがあります。アレルギーを気にしている場合は、味ごとの表示を見る必要があります。
箱の表示は4種まとめて書かれていることもあります。1本ずつの袋の裏にも表示があるので、そちらで確かめてください。
プロピレングリコールは原材料欄に入っていない
プロピレングリコールは、今回確認した犬用2商品の原材料欄に入っていません。名前が心配の種として挙がりやすい成分ですが、この製品のラベルには出てきません。
法令の上での位置づけもはっきりしています。農林水産省と環境省の省令では、この成分を猫を対象とする製品に使ってはいけないと定められていて、犬用には同じ禁止がありません。
つまり猫用の製品で問題になる成分で、犬用では禁止されていないという関係です。そのうえで、確認した犬用2商品には入っていませんでした。
チュールの塩分と腎臓の心配は情報が割れている

塩分と腎臓については、同じ検索面で答えが割れています。塩分が多いから腎臓に悪いというのは勘違いだとする側と、腎臓の病気がある子には与えないとする側の両方が並んでいます。
割れている理由は、判断のもとになる数値が表に出ていないことです。まずそこを押さえてから、持病がある子の扱いを決めます。
塩分の数値はメーカーが公開していない
塩分にあたるナトリウムの数値は、商品ページでは公開されていません。保証成分値に並んでいるのは、たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分、エネルギーです。
数値が出ていないので、多いとも少ないとも言い切れません。塩分が高いという話と、制限されているという話が両方残るのはこのためです。
ここは数字で決着しない論点として受け取ってください。代わりに効くのが、次に書く持病の有無での線引きです。
公開されているのは灰分までなので、ナトリウムだけを取り出した数字にはたどり着きません。塩分が高いという話も低いという話も、どちらも数字の裏づけを持っていない状態です。
持病がある子は獣医師に相談してから決める
腎臓や尿の通り道に疾患がある子は、かかりつけの獣医師に相談してから決めてください。メーカーも、療法食についてはかかりつけに相談のうえと書いています。
持病がないのであれば、塩分を理由にやめる必要はありません。やめるかどうかではなく、本数を決めることが先になります。
相談に行くときは、箱の表示を写真に撮って持っていくと話が早くなります。総合栄養食タイプかおやつタイプかで答えが変わるからです。
相談の結果でやめることになっても、ほかのおやつへ替える形は残ります。やめるかどうかではなく、何に替えるかを一緒に聞いてください。
灰分の数字はタイプによって違う
塩分の代わりに手がかりになるのが、灰分の数字です。灰分はミネラル分の総量にあたる項目で、保証成分値に書かれています。
総合栄養食タイプは2.5%以下、おやつタイプは1.3%以下と書き分けられています。ミネラルの合計で見ると、おやつタイプのほうが低い表示です。
ただし灰分はナトリウムだけの数字ではないので、塩分の代わりにはなりません。同じ製品の中で比べるときの手がかりとして使ってください。
配慮と書かれた製品でも療法食の代わりにはならない
腎臓の健康維持に配慮と書かれた製品でも、疾患のある子に与えるのは控えるようメーカーが書いています。配慮をうたう表示と、療法食は別のものだという区別です。
私は、この区別がいちばん取り違えられやすいところだと思っています。配慮という言葉があると、病気の子にも向いているように読めてしまいます。
療法食は獣医師が決めるものです。パッケージの文字で判断を置き換えないでください。
チュールを1日何本まで与えるかはパッケージの記載で決まる

1日何本までかは、パッケージの給与方法に書かれた本数で決まります。メーカーは本数を1つの数字で言い切っておらず、製品ごとの記載を目安にするよう案内しています。
目安の出どころと数字を並べると、次のようになります。
| 目安の出どころ | 数字 | 条件 |
|---|---|---|
| メーカーの案内 | パッケージ記載の本数 | 主食を十分に与えたうえで |
| メーカーの上限の考え方 | 総エネルギーの約20%以内 | 主食の栄養バランスを崩さない |
| 獣医師が挙げる目安 | 1日2本まで | おやつとして与える場合 |
| 体重から考える方法 | 1本のカロリーで割る | 8kcalか13kcalかで変わる |
4つのうち、作っている側の答えは上の2行です。残りの2つは、それを家で使える形にしたものと受け取ってください。
本数を決めているのはパッケージの給与方法
本数の答えは、手元の箱の給与方法の欄にあります。総合栄養食を十分に与えたうえで、記載の本数を目安に様子を見ながら与えるという案内です。
目安量以上は控えるように、とも書かれています。本数の上限は製品ごとに置かれているということです。
検索で出てくる本数より、箱に書かれた本数のほうが手元の答えに近くなります。まず箱を見てください。
主食を十分に与えたうえでという条件が先にある
本数の案内には、主食を十分に与えたうえでという条件が先に付いています。順番として、主食が足りていることが前提になっているということです。
だから主食が残っている日は、本数の目安をそのまま当てはめられません。残した日は、おやつも減らす形になります。
主食が入らない日が続くときは、本数の調整ではなく原因を見るほうが先です。食べない日が重なるようなら動物病院へ相談してください。
メーカーはおやつを総エネルギーの20%以内に置いている
おやつの上限は、1日に必要な総エネルギー量の約20%以内という考え方で目安量が決められています。主食の栄養バランスを損なわないための線引きです。
この20%という数字が分かると、本数の意味が変わります。本数の制限は量の話ではなく、カロリーの割合の話だということです。
だから同じ2本でも、総合栄養食タイプとおやつタイプでは積み上がるカロリーが違います。箱の表示とセットで考えてください。
1本のカロリーは8kcalから13kcal
1本のカロリーは、おやつタイプが約8kcal、総合栄養食タイプが約13kcalです。どちらも内容量は14gで、形は同じでも中身が違います。
この数字があると、20%という上限を自分の子に当てはめられます。1日に必要なカロリーが分かれば、その2割を1本のカロリーで割るだけです。
必要なカロリーは体重と年齢で変わるので、かかりつけで聞いておくと確かです。主食の袋に書かれた給与量も手がかりになります。
毎日与えてよいかは本数を守れるかどうか
毎日与えること自体は止められていませんが、本数を守れるかどうかが分かれ目になります。メーカーが控えるよう書いているのは、目安量を超えることと、これだけしか食べない状態です。
毎日出すなら、1日の本数を家の中で決めておいてください。人によって出す本数が違うと、合計が見えなくなります。
私だったら、箱に書かれた本数を冷蔵庫に貼っておきます。あげる人が複数いる家では、それだけで本数がそろいます。

本数が守れているかは、1週間で何本減ったかを数えると分かりやすいですよ。
チュールの食べすぎで出てくるのは下痢と肥満と歯の汚れ

食べすぎで出てくるのは、下痢、体重の増え方、歯の汚れの3つです。どれも成分そのものではなく、量が増えたときに出てくる形です。
そのうえで、合わない材料が入っていたときの反応も分けて見ておきます。順番に書きます。
下痢が続くときは止めて動物病院へ
下痢が出たときは、まず与えるのを止めて様子を見てください。2〜3日続くようなら動物病院へ相談する、という順番が目安として挙げられています。
止めて落ち着いたあと、再開すると繰り返す場合もあります。そのときは量ではなく材料が合っていない可能性があるので、相談の材料になります。
相談のときは、いつから、1日何本だったか、便の様子の3点を伝えてください。お腹の音が気になるときの見方はお腹がギュルギュル鳴る原因をまとめた記事にも書いています。
便の様子は、写真を撮っておくと言葉で説明するより早く伝わります。出た時間と回数もあわせて記録しておいてください。
体の小さい子ほどカロリーが積み上がる
体が小さい子ほど、同じ本数でもカロリーの割合が大きくなります。1日に必要なカロリーが少ないので、2割という上限にすぐ届きます。
つまり本数の答えは体重で変わります。大きい子と同じ本数を出していると、小さい子のほうが先に増えていきます。
体重は2週間に1回くらい量っておくと変化が見えます。体型の見方は肥満を体型でチェックする方法をまとめた記事で詳しく書いています。
水分が多いぶん量の感覚がずれる
水分が多い形なので、見た目の量と中身の量がずれます。保証成分値では水分が86.0%以下と91.0%以下で、1本14gの多くが水分です。
だから見た目のかさに対して、栄養として入る量は少なくなります。これが主食の代わりにならない理由の1つです。
一方でカロリーは1本ずつ積み上がります。かさが小さく見えても、本数を数えるほうが確かです。
とろみのあるものは歯に残りやすい
とろみのあるものは歯の表面に残りやすく、歯垢がたまりやすくなります。水分が多いのに残るのは、増粘安定剤でとろみが付いているためです。
残ったままの状態が続くと、歯石や歯ぐきの状態につながると指摘されています。本数が増えるほど、口の中に残る回数も増えます。
与えたあとに水を飲める形にしておくと、少しは流れます。歯みがきをしている子なら、おやつのあとに回すのも手です。
アレルギーは原材料の1行目で見る
合わない材料があるかどうかは、原材料の先頭に書かれているものから見ます。総合栄養食タイプなら鶏肉(ささみ)が主な材料です。
鶏が合わない子なら、味の違う製品を選ぶという考え方になります。味ごとに主な材料が変わるので、ラベルを見比べてください。
かゆみや赤み、便の変化が続くときは動物病院へ相談してください。家で原因を決めるのは難しいところです。
チュールしか食べない偏食は与え方で防ぐ

これしか食べなくなる状態は、与える順番と量で防げます。同じ検索でよく出てくる相談にも、始めてからドライフードを食べなくなったというものが残っています。
メーカーも、おやつタイプだけしか食べない場合は与え続けるのを控えるよう書いています。放っておく話ではないということです。
夢中になるのは嗜好性が高いから
夢中になるのは、味と香りの好まれ方が強いからです。食いつきがよいという言い方で、どの製品の説明にも出てきます。
好きなものが先に出てくると、主食を待つという順番が崩れます。これは性格ではなく、出す順番の問題です。
だから直す手も順番にあります。病気のように扱わなくて大丈夫です。
おやつだけ食べ続けるのはメーカーも控えるよう書いている
おやつタイプだけを食べ続けるのは控えるように、と案内されています。理由は、おやつが必要な栄養バランスを満たした製品ではないからです。
これは作っている側の言葉なので、はっきりした線になります。食べているから大丈夫、とは言えない部分です。
食が落ちていて主食が入らない日が続くときは、動物病院へ相談してください。原因が別にあることもあります。
出す順番を主食からに戻す
順番を戻すときは、主食を先に出して、食べ終わってからおやつにします。待っていれば好きなものが出てくる形をやめるのが先です。
器を下げる時間を決めておくと、だらだら待つ形になりません。置きっぱなしにすると、どちらを食べたのかも分からなくなります。
すぐには変わらないので、数日単位で見てください。1食抜いただけで判断すると、こちらが先に折れてしまいます。
ドライフードに混ぜるときは量を減らしていく
混ぜて使うなら、混ぜる量を少しずつ減らしていく形にします。急にやめるより、同じ器で量を変えていくほうが続きます。
混ぜたぶんも1日の本数に数えてください。トッピングは別枠と考えると、合計が合わなくなります。
おやつだけ食べて主食を残す状態が続いているなら、ご飯を食べないのにおやつは食べるときの対処をまとめた記事も参考にしてください。
投薬と水分補給に使うときの条件
薬を飲ませるときや水分を足したいときに使うなら、本数を数えたうえで使ってください。おやつタイプは水分91.0%以下で、水分の多い形になっています。
ただし水の代わりにはなりません。器の水はいつも飲める状態にしておいてください。
薬に混ぜてよいかは、処方した獣医師に確認してください。薬の種類によっては食べ物と一緒にできないものもあります。
猫用チュールを犬に与えてよいかはメーカーが答えている

猫用を犬に与えてよいかについては、メーカーの回答があります。害のある成分は含んでいないので問題ないが、続けて使うのはすすめられないという答えです。
この論点は競合の答えが大丈夫と危険に割れていますが、作っている側の回答は中間にあります。1回と毎日を分けて考えてください。
害のある成分は入っていないが続けるのはすすめられていない
害のある成分は入っていないので1回なら問題ないが、継続して使うのはすすめられないとされています。理由は栄養バランスと嗜好性に影響するからです。
犬と猫で必要な栄養が違うため、同じものを続けると偏ります。落ちたものを舐めてしまったという場面なら、慌てなくて大丈夫です。
逆に猫へ犬用を与える場合も同じ扱いになります。ただしこちらは、次に書く成分の注意が加わります。
猫へ与えるときは他社製品の成分に注意がある
猫へ犬用の製品を与えるときは、成分の確認が必要だと案内されています。他社の製品では、猫用に使えない成分が入っている場合があるためです。
その成分が、省令で猫を対象とする製品に使えないと定められているプロピレングリコールです。犬用には同じ禁止がないので、犬用の表示だけでは分かりません。
猫と犬が一緒に暮らしている家では、置き場所を分けておくほうが安心です。間違えて出す回数が減ります。
犬と猫で必要な栄養が違う
続けて使うのがすすめられない理由は、犬と猫で必要な栄養が違うからです。猫用は猫の必要量に合わせて作られています。
そのため猫用を続けると、犬にとっては偏った入り方になります。味の好みが猫用に寄ってしまう点も、理由として挙げられています。
総合栄養食と書かれていても、どちらの動物向けかで中身が変わります。表示は犬用か猫用かまで見てください。
犬用が売り場に無いときに考えること
犬用が売り場に無いときは、猫用で代えるより別の犬用おやつを探すほうが向きます。1回なら問題ないという回答は、続けることを認めたものではありません。
犬用は総合栄養食タイプとおやつタイプの両方があり、置いている棚が分かれていることもあります。棚を変えて探してみてください。
私だったら、続けて使う分は犬用で用意します。猫用は、たまたま舐めてしまったときの安心材料として覚えておく形にします。
チュールの袋と切り口は誤飲とけがに気をつける

袋と切り口は、誤飲とけがにつながる場所です。お皿に出してから与える形にすると、この2つをまとめて避けられます。
手から直接与える場面でよく指摘されている点なので、順番に書きます。
袋ごと飲み込む事故を防ぐ
袋ごと飲み込んでしまう事故を避けるため、手に持ったまま与えないでください。勢いよく食べる子は、袋まで口に入ってしまうことがあります。
お皿に出すと、食べた量も目で見えます。何本出したかが分かるので、本数の管理にもつながります。
飲み込んだかもしれないときは、様子を見ずに動物病院へ連絡してください。中身より袋のほうが問題になります。
与える前に1本ずつ切って器に出しておくと、急いでいる日も形が崩れません。出した本数もそのまま数えられます。
切り口は口を切ることがある
開けたあとの切り口は、口や舌を切ることがあると指摘されています。開け口の縁が細かくとがる形になるためです。
これもお皿に出せば触れません。手から与える習慣をやめるだけで、2つの心配が同時になくなります。
空になった袋は、床に置かずにすぐ片づけてください。においが残るので拾いに来ます。
開封したぶんはその日に使い切る
開けたぶんは、その日のうちに使い切ってください。1本14gという小分けの形そのものが、1回で使い切ることを前提にしています。
残した分を次の日に回す使い方は向きません。半分だけ出したいときは、その日に2回に分けてください。
未開封の賞味期限は、商品ページでは2年とされています。開けてからの扱いとは別の数字です。
箱で買うときは、1日の本数から何日ぶんになるかを先に数えてください。本数を決めてから買う形にすると、残りが増えて焦ることがなくなります。
犬のチュールが体に悪いかに関するQ&A

検索でよく並んでいる疑問に、順番に答えます。
チュールがやばい理由は何ですか
チュールがやばいと言われる中身は、添加物、塩分、夢中になりすぎることの3つです。このうち添加物は原材料欄で確かめられ、塩分は数値が公開されていません。
夢中になりすぎることは成分の話ではなく、与える順番の話です。3つを分けると、怖い言葉の中身は見えてきます。
犬に毎日チュールを与えてもいいですか
毎日でも、パッケージに書かれた本数を守れるなら止められていません。控えるよう書かれているのは、目安量を超えることとこれだけしか食べない状態です。
家族で出す人が複数いる場合は、合計が増えやすくなります。1日の本数を家の中で決めておいてください。
チュールは膵炎になりやすいですか
膵炎との関係は、今回は確かめられませんでした。書けるのは脂質の数字で、総合栄養食タイプが4.0%以上、おやつタイプが1.0%以上です。
持病や体質で脂質を気にするよう言われている子は、かかりつけの獣医師に相談してから決めてください。家で判断しないほうが確かです。
無添加のチュールのほうがいいですか
無添加と書かれていても、栄養バランスが整うわけではありません。選ぶ基準は添加物の有無だけでなく、総合栄養食かおやつかという区別です。
添加物が気になるなら、原材料欄に並んでいる名前を見比べてください。表示されている順番が、中身の多い順です。
子犬はいつからチュールを食べられますか
おやつタイプで「1歳まで」と書かれていない製品なら、子犬に与えても問題ないとされています。パッケージの表示を見て確かめる形です。
ただし子犬は1日に必要なカロリーが小さいので、本数はより少なくなります。主食が入っていることを先に確かめてください。
チュールのカロリーは1本何キロカロリーですか
チュールのカロリーは1本あたり、おやつタイプが約8kcal、総合栄養食タイプが約13kcalです。どちらも内容量は14gです。
この数字で、おやつの上限(総エネルギーの約20%以内)を本数に置き換えられます。必要なカロリーはかかりつけで聞いてください。
犬用チュールを猫にあげても大丈夫ですか
犬用チュールを猫にあげるのは、1回なら問題ないが継続はすすめられないという扱いです。あわせて、他社の製品には猫用に使えない成分が入っている場合があると案内されています。
その成分は、省令で猫を対象とする製品に使ってはいけないと定められているものです。猫と一緒に暮らしているなら、置き場所を分けておいてください。
ドライフードに混ぜてもいいですか
混ぜて使うのは問題ありませんが、混ぜたぶんも1日の本数に数えてください。トッピングを別枠にすると、合計が目安を超えます。
混ぜないと食べない状態が続いているなら、混ぜる量を少しずつ減らしていく形にしてください。急にやめるより続きます。
老犬がチュールしか食べないときはどうしますか
老犬がチュールしか食べないときは、おやつタイプを続けるのを控えて総合栄養食タイプへ切り替えるのが先です。おやつは必要な栄養バランスを満たした製品ではないとメーカーが書いています。
そのうえで、食が落ちている原因は別にあることもあります。食べない日が続くときは動物病院へ相談してください。
チュールを与えると歯が汚れますか
とろみがあるぶん歯の表面に残りやすく、歯垢がたまりやすくなると指摘されています。水分が多いのに残るのは、とろみを作る成分が入っているためです。
与えたあとに水を飲める形にしておくと、少しは流れます。歯みがきの習慣がある子なら、おやつのあとに回してください。
まとめ:犬にチュールは体に悪いのかの答え
犬にチュールは、量と使い方を守るなら体に悪いものではありません。分かったことを並べます。
- 原材料は全部公開されている
- 塩分の数値は公開されていない
- 持病がある子は獣医師に相談
- 本数はパッケージの記載が答え
- おやつは総エネルギーの20%以内
- 1本は8kcalから13kcal
- 袋ごと与えずお皿に出す
まずは手元の箱が総合栄養食かおやつかを見て、1日の本数を家の中で決めてください。下痢が続くときや食が落ちているときは、動物病院へ相談してください。
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