フードの袋を持ったまま、何グラム出せばいいのか決めかねているところかもしれません。同じ月齢でも人によって言うことが違い、増やすべきか減らすべきか迷うところです。
フレンチブルドッグのご飯の量は、いま使っているフードの袋に載っている給与量表が出発点になります。そこから体型を見て増減させるのが、いちばん遠回りの少ない決め方です。
この記事では、量の決め方、月齢別の動き、成犬と体重の関係、回数、体型の確かめ方、足りないサイン、手作りご飯の順番にまとめました。
- 量は袋の給与量表から決める
- 子犬の量は5か月前後が山になる
- 合っているかは体型と体重で見る
フレンチブルドッグのご飯の量は袋の給与量表から決める

フレンチブルドッグのご飯の量は、いま使っているフードの袋に載っている給与量表の数字が基準になります。犬種で一律に決まる数字はなく、フードごとのカロリーと犬の体重で変わるためです。
この犬種向けのフードで給与量表を公開しているものに、ロイヤルカナンの「フレンチブルドッグ 子犬用」があります。2026年10月25日時点の公式サイトでは、成犬になったときの体重を8キロ・10キロ・14キロの3通りに分け、月齢ごとの1日量が示されています。
| 月齢 | 成犬時8キロ | 成犬時10キロ | 成犬時14キロ |
|---|---|---|---|
| 2か月 | 122g | 144g | 182g |
| 3か月 | 143g | 169g | 215g |
| 4か月 | 152g | 180g | 230g |
| 5か月 | 154g | 183g | 235g |
| 6か月 | 153g | 182g | 234g |
| 7か月 | 138g | 165g | 217g |
| 9か月 | 110g | 131g | 185g |
| 11か月 | 成犬用へ切り替え | 129g | 166g |
| 12か月 | 成犬用へ切り替え | 成犬用へ切り替え | 成犬用へ切り替え |
出典はロイヤルカナン公式「フレンチブルドッグ(子犬用 ドライ)」の製品ページです。このフードのカロリーは100gあたり414kcalで、公式には「使用開始時の目安」と書かれています。
つまり表の数字はゴールではなく、ここから体型を見て動かしていく出発点という位置づけです。個体差や活動量に応じて調整するように、と公式側も添えています。
給与量表は成犬時の体重で列を選ぶ
表の列は、いまの体重ではなく「大きくなったときの体重」で選びます。4か月で5キロの子に5キロの列を当てはめると、必要量を大きく下回ってしまいます。
成犬時の体重が読めないときは、両親の体重が手がかりになります。ブリーダーやペットショップから迎えた場合は、母犬と父犬の体重を聞いておくと列が決めやすくなります。
分からないまま始めるなら、真ん中の10キロの列から入るのが無難です。1か月ごとの体重の増え方を見て、増えすぎ・足りなさすぎなら隣の列へずらしてください。
同じ体重でもフードのカロリーで量が変わる
グラム数はフードが変われば必ず変わります。先ほどの表は100gあたり414kcalのフードの数字で、同じ体重でもカロリーの低いフードなら必要なグラム数は増えます。
そのため、よそで見かけた「4か月なら何グラム」という数字を、そのまま自分のフードに当てはめることはできません。グラム数は必ずセットで、どのフードの話なのかを見てください。
フードを変えるときは、新しい袋の表でグラム数を引き直します。ここを忘れたまま同じグラム数を続けると、量が合わないまま数か月が過ぎてしまいます。
計算式を使うのは袋に表が無いときだけ
計算式は、袋に給与量表が載っていないときの代わりの手段です。体重から必要カロリーを割り出す式が広く紹介されていますが、メーカーの表はそのフードの成分を踏まえて作られています。
式で出した数字と袋の表がずれたときは、袋の表を優先してください。式はあくまで一般的なもので、そのフードの消化率や脂質の設計までは織り込めません。
手作りご飯や、表の無い輸入フードを使っている場合だけ、式が出番になります。その場合も数字を固定せず、体型の変化で修正していくことになります。
計量カップより1グラム単位の計りを使う
毎回の計量は、付属のカップではなくキッチンスケールのほうが正確です。ロイヤルカナンの公式ページには1カップ240mlがおよそ98gと書かれていますが、これは詰まり方で前後します。
すり切り1杯のつもりが10g多い日が続くと、1か月では300g分の差になります。小型犬サイズの体にとって、この差は体重に出てくる大きさです。
器ごとスケールに乗せて、風袋引きでグラムを合わせるやり方がいちばん手早いです。家族で分担している場合ほど、計り方をそろえておくと差が出にくくなります。

袋を開けた日に、表の該当する行へ付箋を貼っておくと毎回迷わずに済みますよ。
子犬のご飯の量は5か月前後を山にして減っていく

子犬のご飯の量は右肩上がりで増え続けるものではなく、5か月前後を山にしてそのあと減っていきます。先ほどの給与量表を縦に読むと、この動きがはっきり見えます。
月齢ごとの数字を1つずつ覚えるより、量がどちらへ動く時期なのかをつかむほうが実用的です。表の数字を動きの向きで並べ替えると、次のようになります。
| 時期 | 量の動き | 見ておくところ |
|---|---|---|
| 2〜4か月 | 増え続ける | 体重が毎週増えているか |
| 5〜6か月 | 山になる(最大) | 食べ残しが出ていないか |
| 7〜9か月 | はっきり減る | 腰のくびれが消えていないか |
| 11〜12か月 | 成犬用へ切り替え | 切り替え中の便のゆるさ |
成犬時10キロの列でいうと、5か月の183gが山で、9か月には131gまで下がります。量が減ること自体は想定どおりの動きで、心配する場面ではありません。
月齢で量を決める考え方そのものは犬種が変わっても同じで、トイプードル3ヶ月のご飯の量は何グラム?回数と食べないときもでも同じ手順で整理しています。
2か月から4か月は量が増え続ける
迎えてすぐの時期は、ひと月ごとに量が増えていきます。成犬時10キロの列では2か月144g、3か月169g、4か月180gと、1か月で20g前後ずつ上がります。
この時期にグラム数を据え置くと、体の成長に対して足りなくなります。月が変わったら表を見直す、という習慣にしておくと取りこぼしません。
増やすときは一度に切り替えず、2〜3日かけて近づけるほうが便が安定します。胃腸がまだ弱い時期なので、急な変化は下痢につながることがあります。
5か月前後で1日の量が最大になる
1日の量がいちばん多くなるのは5か月前後です。成犬時8キロの列では5か月154g、成犬時14キロの列では5か月235gが、それぞれ表の中の最大値になります。
この時期に「こんなに食べさせていいのか」と不安になる方が多いのですが、体を作る時期なので表の量で問題ありません。むしろ減らしすぎるほうが影響が残りやすい時期です。
ただし毎回食べ残しが出るなら、1回分を減らして回数を増やすほうが入りやすくなります。残したぶんを次の回に足すのではなく、1日の合計で見てください。
7か月を過ぎると量が減りはじめる
7か月を過ぎると、1日の量は下がっていきます。成犬時10キロの列では6か月182g、7か月165g、9か月131gと、2か月ほどで50g近く減る計算です。
体が大きくなり続けているのに量が減るので、感覚と合わずに据え置いてしまいがちな時期です。ここで減らさないまま進むと、体重の増え方が急になりやすくなります。
減らしたあとに食べ終わりが早くなったとしても、量が足りない合図とは限りません。体型が保てているなら、表の動きに沿って進めて大丈夫です。
1歳を区切りに成犬用へ切り替える
切り替えの時期は12か月が目安で、小柄な子はもう少し早くなります。公式の表では、成犬時8キロの列だけが11か月の行で成犬用へ移る形になっています。
成犬時10キロと14キロの列は11か月まで子犬用が続き、12か月で全部が成犬用へ移ります。仕上がりの体格が小さいほど、切り替えが早く来るという並びです。
切り替えは1週間ほどかけて、古いフードに新しいフードを少しずつ混ぜていきます。便がゆるむようなら混ぜる割合を戻して、日数を長めに取ってください。
成犬のご飯の量は体重10キロを目安に考える

成犬のご飯の量は、10キロ前後を真ん中に置いて考えると見当がつけやすくなります。ジャパンケネルクラブの犬種標準では、体重はオスが9〜14キロ、メスが8〜13キロとされているためです。
ただし成犬用フードの給与量は、今回のまとめでは公式の表を確かめられていません。メーカーが公開している数字として引けるのは子犬用の表までで、成犬の量はお使いのフードの袋で確認してください。
| 項目 | 犬種標準の数字 | 量を決めるときの使い方 |
|---|---|---|
| オスの体重 | 9〜14キロ | この幅の中なら体格差の範囲 |
| メスの体重 | 8〜13キロ | 10キロでも標準の中に入る |
| 体高 | オス27〜35cm/メス24〜32cm | 同じ体重でも背の高さで見え方が違う |
| 体つき | 筋肉質でがっちり | 重さだけで太りすぎと決めない |
この数字はジャパンケネルクラブの犬種紹介「フレンチ・ブルドッグ」で公開されているものです。同じ団体の2025年の犬籍登録頭数では、この犬種は7位で9,578頭でした。
標準とされる体重は8キロから14キロ
10キロという数字は、標準の幅のちょうど真ん中あたりに入ります。犬種標準では典型的な個体なら500g重くても許容されるとあり、幅そのものが広く取られています。
つまり10キロだから多い・少ないという判断は、それだけではできません。同じ10キロでも、背の高い子と低い子では見た目の印象がかなり変わります。
数字が幅の外へ出ているときだけ、量の見直しを先に考えてください。幅の中にいるなら、次の見出しで扱う体型の確かめ方のほうが役に立ちます。
体重が同じでも散歩の量で必要量が変わる
同じ体重でも、動く量が多い子ほど必要な量は増えます。公式の給与量表にも、個体差や活動量に応じて調整するようにと添えられています。
この犬種は鼻が短く、夏場は散歩の時間を短く切り上げる日が増えます。季節によって運動量が変わるぶん、同じグラム数を一年中続けると差が出やすくなります。
夏に体重が増えやすいなら、暑い時期だけ少し減らすという調整もあります。涼しくなって散歩が戻ったら、元のグラム数へ戻してください。
避妊去勢のあとは量を見直す
手術のあとは、同じ量のままだと体重が増えやすくなります。必要なカロリーが下がるとされているため、量を据え置くと差が出てくる時期です。
どれくらい減らすかは、手術を受けた動物病院で聞くのがいちばん確かです。体重と体型を見たうえでの数字になるので、一律の割合では決められません。
術後から1〜2か月は、体重を測る間隔をいつもより短くしておくと気づきやすくなります。増え方が急なときは早めに相談してください。
シニア期は体重の変化を先に見る
年齢が上がってきたら、量より先に体重の変化を見てください。動く量が減って増えていく子と、食べる量が落ちて減っていく子の両方があります。
増えている場合は、量を少し減らすか、低カロリーのフードへ移すことが選択肢になります。減っている場合は、量の問題ではないこともあります。
食べているのに減っていく、食べる量そのものが落ちた、というときは動物病院へ相談してください。量の調整だけで様子を見る期間を長く取らないほうが安心です。
フレンチブルドッグのご飯の回数は子犬3〜4回・成犬2回

ご飯の回数は、子犬で1日3〜4回、成犬で2回に落ち着くという分け方が広く挙げられています。公式の表に書かれているのは「1日の給与量を1〜数回に分けて与える」までで、回数そのものの指定はありません。
大事なのは1日の合計量で、回数はその合計をどう割るかという話です。時期ごとの目安を並べると、次のような形になります。
| 時期 | 1日の回数の目安 | 1回あたりの考え方 |
|---|---|---|
| 2〜4か月 | 3〜4回 | 1日量を等分して胃の負担を下げる |
| 5〜11か月 | 3回 | 朝・昼・夜に分ける |
| 1歳〜 | 2回 | 朝と夜で12時間ほど空ける |
| シニア | 2〜3回 | 食べきれる量まで小分けにする |
回数を増やしても1日の合計が変わらなければ、太る方向には働きません。逆に、回数を増やしたぶん1回の量を据え置くと合計が増えてしまいます。
子犬は3回から4回に分ける
子犬は1日3回から4回に分けて出します。月齢が低いほど胃が小さく一度に入る量が限られるため、同じ合計でも分けたほうが食べきれます。
4か月を過ぎたあたりから3回へ、半年を過ぎたあたりから2回へ、と段階的に減らしていく形が一般的です。急に回数を落とすと、1回の量が増えて吐き戻しにつながることがあります。
仕事の都合で昼に出せない日があっても、朝と夜で合計を守れば問題ありません。回数は生活に合わせて決めて大丈夫です。
成犬は朝と夜の2回に落ち着く
1歳を過ぎたら、朝と夜の2回が扱いやすい形です。間を12時間ほど空けると、空腹の時間が長くなりすぎず、生活のリズムにも合わせやすくなります。
1歳半ごろまで3回を続けている方もいますが、合計が守れているなら急いで変える必要はありません。食べきれているか、体型が保てているかのほうが大事です。
2回に減らすときは、昼の分を朝と夜へ半分ずつ足します。1回の量が増えるので、食べる速さが上がっていないか様子を見てください。
1回にまとめると早食いにつながる
1日1回にまとめると、1回の量が増えて食べる速さが上がります。鼻が短い犬種は口と鼻で同時に息を扱うのが苦手で、勢いよく食べると空気を一緒に飲み込みやすくなります。
公式の注意書きにも、急いで食べる傾向の犬はのどにつまらせないよう気をつけるように、と書かれています。回数を分けるのは、量の調整だけでなくこの面でも効きます。
食べる速さが気になるなら、底に凹凸のある器にすると一口が小さくなります。食後に苦しそうな様子が続くときは、動物病院へ相談してください。
置き餌にせず時間を決めて下げる
置き餌にせず、時間を決めて器を下げてください。出しっぱなしにすると、1日に食べた量が分からなくなります。
15〜20分で下げる、という区切りを決めておくと記録が取りやすくなります。残したグラム数まで書いておくと、翌週に見返したときに動きが見えます。
ドライフードでも、夏場は出したままにすると傷みが早くなります。下げる時間を決めておくのは、その面でも理にかなっています。
ご飯の量が合っているかは体型と体重で確かめる

ご飯の量が合っているかどうかは、グラム数の正しさではなく体型と体重の動きで判断します。表の数字どおりでも、その子にとって多い場合と少ない場合の両方があるためです。
犬種標準には「大変筋肉質で、骨格のしっかりしたコンパクトな体躯」とあります。もともと重さが出やすい体つきなので、数字だけで太りすぎと決めないほうが実情に合います。
肋骨は軽くふれて分かる状態を保つ
手のひらを横腹に当てて、強く押さずに肋骨の形が分かるのがちょうどいい状態です。押し込まないと分からないなら多すぎ、見ただけで浮いているなら少なすぎと見ます。
この確かめ方は、体重計の数字より先に変化が出ます。100g単位の増減が体重に出る前に、手ざわりのほうが先に変わってくるためです。
週に1回、同じ姿勢で同じ場所をさわる習慣にしておくと比べやすくなります。抱き上げたときのついでで構いません。
上から見た腰のくびれで判断する
真上から見て、肋骨の後ろが少し細くなっていれば保てています。胴が同じ幅のまま尻尾まで続いているようなら、量が多い方向へ寄っています。
この犬種はもともと胴が太く見えるので、他の犬種の基準をそのまま当てはめると判断を誤ります。比べるのは他の子ではなく、1か月前の自分の子です。
同じ高さから写真を撮っておくと、目で見た印象に引きずられずに比べられます。撮る位置と明るさをそろえておくのがこつです。
体重は週に1回同じ条件で量る
体重は週1回、ご飯の前の同じ時間帯に量ると比べられます。食後や散歩の直後は数字がぶれるので、条件をそろえるほうが動きが読めます。
家庭では、抱いて体重計に乗り、自分の体重を引く方法が手軽です。10キロ前後の子なら、100g単位で表示される体重計で十分に動きが追えます。
記録はカレンダーの端に書く程度で構いません。数字が並ぶと、増えているのか横ばいなのかがひと目で分かります。
増減が1か月で1割を超えたら相談する
1か月で体重が1割以上動いたら、量の調整だけで進めないほうが安心です。10キロの子なら1キロの増減にあたり、食事の量だけでは説明がつきにくい幅になります。
私だったら、この幅が出た時点で動物病院へ連れていきます。量を自己流で動かして数か月様子を見るより、先に原因を確かめたほうが遠回りにならないと思っているからです。
ご飯を変えていないのに増減が大きい、水を飲む量も変わった、というときは特に早めに相談してください。心配なときは動物病院へ、が確実です。

今日はまず、器ごとスケールに乗せて1回分を量るところから始めてみてください。
ご飯の量が足りていないサインは器と体重に出る

ご飯の量が足りていないかどうかは、食べ終わったあとの様子だけでなく体重の動きと合わせて見ます。欲しがる様子は、足りていても出ることがあるためです。
食べることが好きな子が多い犬種なので、器を見つめる姿を足りない合図と受け取りやすいところがあります。判断の材料を分けて考えると迷いにくくなります。
器をなめ続けるだけでは判断できない
食べ終わって器をなめる行動は、足りているときにも出ます。味が残っているうちは続けるので、この様子だけを根拠に量を増やすと行きすぎやすくなります。
同じように、食べる速さが早いことも量とは結びつきません。もともと早い子は、量を増やしても早いままです。
増やすかどうかは、次に挙げる体重の動きとあわせて決めてください。行動だけで決めない、というのがここでの線引きです。
体重が増えない時期が続いていないか
成長期なのに体重が2週間以上横ばいなら、量が足りていない可能性があります。子犬の時期は毎週増えるのが普通なので、止まっていること自体が手がかりになります。
成犬の場合は横ばいが正常なので、この見方は当てはまりません。減っていく場合だけ、量と体調の両方を見てください。
増やすときは1日量の1割ずつ、1週間ごとに様子を見ながら進めます。一度に大きく増やすと、便がゆるんで判断が難しくなります。
便がゆるい・量が多いときは別の原因もある
便がゆるい、量が多いというときは、足りないのではなく消化が追いついていないこともあります。この場合に量を増やすと、かえって負担が重なります。
フードを変えた直後や、切り替えを急いだあとに起こりやすい変化です。思い当たることがあるなら、まず元の形へ戻してください。
戻しても続く、血が混じる、元気がない、というときは動物病院へ相談してください。家で判断して量を動かし続ける時期ではありません。
足りないと決める前に計り直す
増やす前に、いま出しているグラム数を一度計り直してください。カップで量っていると、思っているより少ない日が続いていることがあります。
おやつの分を1日量から引いているかも確認したいところです。引かずに足していると、合計では足りているのに主食だけが少ない形になります。
私は、増やす判断の前にこの2つを見るだけで片付くことが多いと思っています。量を動かすのは、計り直して体重も止まっていた場合からで十分です。
手作りご飯の量は総合栄養食と同じ重さでは測れない

手作りご飯の量は、ドライフードのグラム数をそのまま当てはめることができません。水分の量がまったく違うため、同じ重さでも入っている栄養が変わるからです。
この犬種は皮膚やおなかの調子を気にして手作りへ移る方がいますが、量の決め方は別の考え方になります。始めるなら、置き換える範囲を小さくするところからです。
水分が多いぶん重さでは比べられない
手作りご飯は水分が多く、同じ100gでもカロリーがかなり低くなります。ドライフードの150gと同じつもりで150gを出すと、必要量に届きません。
野菜やスープの割合が多いほど差が広がります。見た目の量が増えるので、たくさん食べているように見えるのも注意したいところです。
量の見当をつけるには、重さではなくカロリーで考える必要があります。この手間がかかる点が、手作りを全部に広げにくい理由です。
栄養の偏りは体に遅れて出る
栄養の偏りは、その日の様子ではなく数か月後の体に出ます。食いつきがよく便も問題ない状態が続いても、足りていない成分があるかどうかは見た目では分かりません。
総合栄養食と書かれたフードは、それだけで必要な栄養がそろう設計になっています。手作りに全部置き換えると、その設計から外れることになります。
全部を手作りにしたい場合は、獣医師に相談して組み立てるのが確実です。自己流で長く続ける形は避けてください。
全体の2割までの置き換えから始める
始めるなら、1日量の2割までを手作りに置き換える形が扱いやすいです。8割を総合栄養食で残しておけば、栄養の土台は大きく崩れません。
私だったら、この割合から始めて便と体重を2週間見ます。問題がなければそのまま続け、便がゆるむようなら割合を下げる、という進め方です。
置き換えたぶんのドライフードは、必ず減らしてください。足すだけにすると1日の合計が増えて、体重の変化として返ってきます。
フレンチブルドッグのご飯の量に関するQ&A

犬がご飯を足りていないサインは何ですか
成長期に体重が2週間以上横ばい、または成犬で体重が減っていくことが手がかりになります。器をなめる、早く食べ終わるといった行動は、足りているときにも出ます。
増やす前に、出しているグラム数とおやつの分を計り直してください。体重も止まっていたら、1日量の1割ずつ増やして様子を見ます。
10キロのフレンチブルドッグの1日の餌の量はどのくらいですか
成犬の量は、お使いのフードの袋に載っている給与量表で確かめてください。今回のまとめで公式の数字として引けたのは子犬用の表までで、成犬用の表は確認できていません。
子犬用の表では、成犬時10キロの列が11か月で129gでした。体重10キロは犬種標準の幅の真ん中あたりで、重すぎる数字ではありません。
フレンチブルドッグの4ヶ月のご飯の量はどのくらいですか
4か月のご飯の量は、ロイヤルカナンの子犬用の表では152g・180g・230gでした。左から成犬時8キロ、10キロ、14キロの列の数字です。
これは100gあたり414kcalのフードの数字なので、別のフードならグラム数は変わります。3〜4回に分けて与える時期にあたります。
フレブルの7ヶ月のご飯の量はどのくらいですか
7か月のご飯の量は、同じ表では138g・165g・217gで、5か月より減ります。成犬時10キロの列でいうと、5か月の183gから165gへ下がる並びです。
体が大きくなる途中で量が減るので、据え置きたくなる時期です。体型が保てているなら、表の動きに沿って減らして大丈夫です。
3ヶ月と5ヶ月で餌の量は違いますか
違います。成犬時10キロの列では3か月169g、5か月183gで、5か月のほうが多くなります。5か月前後が1日の量の山にあたるためです。
月が変わったら表を引き直す、という形にしておくと取りこぼしません。増やすときは2〜3日かけて近づけてください。
子犬の餌の量はいつから減らしますか
表の上では、6か月を過ぎたあたりから減りはじめます。成犬時10キロの列では6か月182gが7か月165gになり、9か月で131gまで下がります。
減らす判断は月齢だけでなく、腰のくびれが残っているかもあわせて見てください。くびれが消えているなら、表どおりに進めるほうが安心です。
イングリッシュブルドッグと餌の量は同じですか
同じではありません。体格がひとまわり大きいので、必要な量も変わります。犬種が違えばフードの設計も分かれているため、表を共用することはできません。
どちらの犬種も、お使いのフードの袋に載っている給与量表を基準にしてください。犬種名ではなく、体重とフードのカロリーで決まります。
まとめ:フレンチブルドッグのご飯の量の決め方
フレンチブルドッグのご飯の量は、袋の給与量表を出発点にして体型で調整します。分かったことを並べます。
- 基準は袋の給与量表の数字
- 列は成犬時の体重で選ぶ
- 子犬は5か月前後が量の山
- 回数は子犬3〜4回・成犬2回
- 合っているかは体型と体重で見る
まずは今日の1回分をスケールで量って、袋の表と見比べてみてください。体重が1か月で1割以上動くときは動物病院へ相談してください。
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